再試験の対策方法
みなさんこんにちは。医学生道場です。
期末試験が終わった今、再試験に向けて臨んでいる人もいるはず。
再試験になってしまったら、まずは落ち込む気持ちを抑えて、できるだけ効率よく準備を進めることが重要です。
再試験は本試験よりも対策が立てやすい場合が多いので、しっかりと準備すれば合格の可能性は十分にあります！
ここでは、再試験に向けた具体的な対策方法を紹介します。
必ず再試験で合格をして、一緒に進級しましょう！
🖊 著者紹介
竹田美穂 （都内私立医学部医学科4年生）
3浪を経て医学部入学、1年次に留年を経験。2年次に心電図検定3級合格。3年次には大学祭実行委員長や所属部活の主将としての経験もあり、医学の勉強と課外活動を両立。
留年・浪人経験者だからこそわかる、医学の勉強のつまずきポイントを紹介。単なる暗記に頼らない、理解を深める勉強法を模索し発信中。「やる気が出ないときでも勉強を進めるコツ」を実体験からアドバイス。医学部生活を充実させるためのヒントや、課外活動との両立術も共有しています！
留年のこわさ、勉強の挫折、精神的なリカバリーの方法などを身をもって経験しています。実体験に基づき、「医学の勉強がしんどい…」と思っている人に寄り添った、役立つ情報を発信していきます！
【過去に著したブログ】
【失敗談】孤独な医学生のデメリットとリスク【私が留年した理由】【医学生道場】
【失敗談】「一人で判断してしまう」医学生がやりがちな勉強法【私が留年した理由】【医学生道場】
① まずは科目責任者に連絡を取る
再試験対象者のうち代表の人が、まずは科目責任者に連絡を取りましょう。
確認すべきポイント
- ①本試験で全体的にどの分野の得点率が低かったのか？
- ②再試験対策として何をすべきか？
- ③再試験の出題形式（択一式か記述式か、問題数、試験範囲など）
もし集団面談などがある場合
- ①先生と直接話す機会がある場合は、自分の得点状況を確認する。
- ②先生から再試験のヒントが得られることもあるので、積極的に質問する。
再試験に向けた勉強の優先順位を立てるためにも、これらの情報収集はとっても重要です。
ただ、再試験にかかった人それぞれが先生に連絡を取ってしまうと、先生も多忙の為困ってしまいます。再試験にかかった人同士で話し合い、だれが代表して連絡を取るか必ず決めましょう。
また、代表者決めもそうですが、情報交換の為にも再試者同士は繋がっていた方が良いです。
再試験にかかった人同士での情報交換ができる場をつくるため、著者である私が経験したり聞いたことがあるのは、「再試者グループ」や「再試者用オープンチャット」の作成、また、「Googleドライブで再試情報の共有」などです。できるだけ得られる情報はすべて得るように心がけましょう。
なお、自分の得点状況の把握も大事で、あと少し頑張ればいいのか、根底から勉強し直さなきゃいけないのかを知るために、回答があるなら必ず自己採点を、回答や問題が無い場合は必ず先生に確認を取っておくことが大事です。
科目責任者に連絡する際は、失礼のないよう簡潔かつ丁寧に伝えることを心がけましょう。
例えば、このようなフォーマットを参考にしてみてください。
件名: ○○（科目名）再試験についてのご相談
本文:
○○先生
お世話になっております。医学部○年の○○です。
今回は私の勉強不足で再試験にかかってしまい、再試験対象者を代表してメールをさせていただきました。
お忙しいところ恐縮ですが、学生一同、再試験で必ず合格するためにも、○○（科目名）の試験について、どの分野の得点率が低かったのか、また再試験を受けるに当たり、学習すべきポイントをお教えいただけますと幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。
○○（氏名）
また、直接面談ができる場合には、以下のような質問を準備すると効果的です。
- ①どの単元が特に重要か？
- ②本試験で出題された内容は再試験でもカバーされるか？
- ③おすすめの参考書や補助教材はあるか？
- ④自分の得点率について。
② 本試験の復習をする
本試験で解いた問題は、再試験にも出題される可能性が高いです。特に、過去問と違い本試験では問題の出題者が全く同一ですので、出題傾向が似通っていることが多いです。しっかり復習しましょう。
復習のポイント
- ①本試験の問題が手元にあれば、もう一度解き直してみる。
- ②解答解説をしっかり読み、間違えたところの理解を深める。
- ③レジュメや参考書を見直し、わからない部分を補強する。
- ④友達や先生、ネットなどを活用し、疑問点を必ず解決する。
本試験の復習を通じて、「どこが苦手だったのか」「何を重点的に勉強すべきか」を明確にしましょう。
また、知識の習慣化も重要です。再試験までの短期間でも、毎日一定時間勉強することで知識が定着しやすくなります。
他にも、再試だけでなく本試験の勉強でもいえることですが、「アクティブリコール」を積極的に取り入れるのが良いです。これは、単にレジュメを読むのではなく、自分で問題を作って解いたり、何も水に説明することで記憶を強化する方法です。
友達に再試にかかったことを言いづらい、先生に相談もできない…という状況なら、医学部進級試験対策予備校に頼るというのも一つの手です。
医学部の進級試験対策に特化した予備校では、
- ①専門的な指導を受けることで効率的に学習できる。
- ②短期間で集中対策が可能。
- ③講師が現役の医師であることが多く、実践的なアドバイスが得られる。
なんとなく怠けてしまう…という人も、予備校で専門的な指導を受けることで、自分の弱点を克服し、短い再試験までの期間でも効率的に集中対策をすることができます。また、プロの講師から直接指導を受けることで、理解が深まり、試験に対する自信もつけることができます。
医学生道場では、各大学の試験情報を独占入手しています。また、指導する先生は現役の医師で、指導経験も豊富です。
医学生道場では、公式LINEから２４時間相談を受け付けています。また、無料体験授業などお得な情報が届きます。再試験まで時間が無い方、複数科目落ちてしまって不安な方、頼れる人がいない方は、まずは公式LINEを登録してみてください！
③ 過去問を解く
過去問は、医学部の再試験対策において最も有効な学習方法の一つです。過去の本試験の内容がそのままリバイバルされることもありますから、可能な限り多くの年度の過去問を解いておきましょう。
目安
- ①最低3年分
- ②余裕があれば5年分
過去問を解く際のポイント
- ①ただ解くだけでなく、解答解説を確認し、理解する。
- ②間違えた問題や不安な部分は、教科書やレジュメを使って補強する。
- ③何度も出題されているテーマがあれば、重点的に学習する。
- ④再試験にかかった他の友達と問題を出し合ったり、分からないところは教え合うことで、より深く理解できる。
過去問を完璧にしておくだけでも、再試験の合格率はかなり高まります。また、過去問を解く際は本番を意識して、制限時間を設けて解くとより効果的です。
医学部の試験は、例えば100問を90分で解ききらないといけないというパターンもあります。このような場合は１問に１分もかけていると時間が足りなくなってしまいます。本試験対策にもつながる話ですが、難問に時間をかけすぎず、最後に見直しをすることができる時間を確保できるように心がけましょう。
何周も回して、完璧に解けるようにしておきましょう！
④ 先輩に再試験の情報を聞く
先輩から情報を収集することも、効率的な学習や精神の安定のためには非常に重要です。
先輩に聞くときは、先輩もお忙しいというのを念頭に置き、漠然とした質問ではなく具体的な質問をするとよいでしょう。
聞くべきポイント
- ①再試験は過去問や本試験と似たような問題が出たか？
- ②択一式か記述式か？
- ③本試験と比べて難易度はどうだったか？
- ④どの分野が出題されやすいか？
- ⑤どんな対策をしたか？
先輩からの情報は具体的で実践的な場合が多いので、積極的に活用しましょう！
部活の先輩だけでなく、留年して上の学年に友人がいる友達や、今の学年が2回目の友達からも情報は収集できますから、部活に入っていない人も普段から人脈を大事にしておいた方がよいです。
大学によっては、各学年をまたいだオープンチャットやDiscord、Slackがあるなんて話も。Xで匿名で繋がったりしている人もいるようです。
医学部の試験は情報戦なので、少しでも多く情報を集め、再試験受験者に共有し、みんなで進級しましょう！
まとめ
医学部の再試験に向けての準備は、効率的に行うことが大切です。以下のポイントを意識して対策を進めましょう。
- 科目責任者に確認する – 再試験の形式や重点分野を知る。
- 本試験の復習を徹底する – 間違えた問題を中心に見直し、理解を深める。
- 過去問を活用する – 傾向を把握し、再試験に備える。
- 先輩から情報を集める – 具体的な対策や出題傾向を知る。
複数の再試験にかかってしまうと、留年のリスクも高まり精神的にも大きな負担となります。しかし、しっかりと本試や過去問の復習をして挑めば合格できるので、焦らず計画的に勉強を進めていきましょう！
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