【著者紹介】
田邊まき 医学部在学
~過去ブログ~
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医学部の試験や実習の情報を実体験を交えてご紹介します!皆さんと医学生あるあるの悩みを共有しながら一緒に解決できたらいいなと思っています。親近感のあるブログになっているかと思いますのでお気軽にご覧下さい♪

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💡今回のブログのポイント
・目指すは好印象「医師との関わり方」
・意外と知らない「カルテの書き方」
・意外と見られている!?「身だしなみや持ち物」
目次
こんにちは、医学生道場です。
いよいよ始まる臨床実習。白衣を着て病棟に立つときの緊張感、みなさんも感じているのではないでしょうか?
私も4年の春に初めて実習に出たとき、「先生にどう話しかけたらいいの?」「カルテってどこまで書いていいの?」と不安だらけでした💦
今回は、そんな私が“実習初日に知っておきたかった!”と思うマナー5選をまとめて紹介します。
これを読めば、きっと初日から落ち着いて行動できるはずです。
忙しい臨床実習をこなしていると一年はあっという間…臨床実習を行いながら国試の勉強をする方法は以下の記事をご覧ください♪

実習で最初にぶつかる壁が、“先生への話しかけ方”です。
「今、声かけていいのかな…?」と迷っているうちにチャンスを逃してしまうこと、よくありますよね。
でも先生方も、学生が遠慮して何も聞けないより、
素直に質問してくれる方が嬉しいんです。
実習初日は病院の中にいるだけで緊張し、居場所なんてないという感覚でした…私が最初に行った実習先では朝夕カンファ以外日中の行動は自由とされていて、「検査あると思うから見たかったら来てね~」といったことを言われたくらいでした。検査の場所や時間、そして検査内容もわからない上に、誰にそれを聞けばいいかもわかりませんでした。
今思えばただ聞けばいいだけなのですが、この時はかなり不安で怖かったので、皆さんにはあらかじめ話しかけ方のコツをお伝えしたいと思います!
【方法】
この3つを意識するだけで、ずっと聞きやすくなります。
話しかけるタイミングはなかなかつかみにくいものですが、何度も話しかけているうちにだんだんわかってきます。それを信じて、恐れずに話しかけてみてください!
これからお伝えする質問のコツは、私が実習前に一番知っておきたかったことです!!
私は実習を始めたてのころ、「この症状の鑑別って何ですか?」とか、画像検査を見て「この画像ってどこに異常があるんですか?」と聞いてしまっていました。この聞き方ですと、たとえ頭の中に鑑別の候補や異常所見が思い浮かんでいたとしても、質問された先生からしたら、「この学生は自分で考えることもしないんだな」という印象になってしまいます。私は実習中この質問の仕方をしていたせいで、大変悔しい思いをしたことをよく覚えています。
そこで、どのようにしたら先生から「良い質問だね」と思ってもらえるかをしっかり伝授したいと思います!!!
【方法】
OK
「〇〇の鑑別はこれとこれだと考えたんですが、他にもありますか?」
「先生、〇〇の所見はこうだと思ったんですが、合っていますか?」
NG
「この症状の鑑別って何ですか?」
「この画像ってどこに異常があるんですか?」
上記のように、自分の考え+それで合っているかを質問に組み込みましょう。
この考え方は医師となってからも役立つはずです。研修医は上級医の指導の下、診療を行います。検査オーダーや処置オーダーを出す際には上級医に確認を取りますが、そこで「検査って何をすればいいですか?」と聞くのはNGです。つまり、「検査オーダーはこれを出して、治療はこれを考えているんですが、大丈夫ですか?」という聞き方がベストです!
ここまでコツをお伝えしてきましたが、最後は気にしすぎないことが大切です!
もちろん最初は先生に話しかけるのはとても緊張します … ですが学生は学ぶために実習をしているのであって、わからないことがあるのは当たり前です。ですので気にしすぎず、勇気をもって質問するのがいいと思います。
特に医局の中でも上の先生方は教えることが好きな先生が多いです。ただ先生によっては、質問を学生からしなくても説明してくれる先生もいますが、聞かれなければ特に話しかけないという先生も多くいます。そういった先生は第一印象ではとても怖く感じるかもしれません…しかし勇気をもって話しかけることをお勧めします!しっかりとやる気と根気を見せればきっと快く教えてくれるようになります。
「話しかけるタイミングのコツ」と「質問のコツ」を押さえて勇気をもって話しかけましょうー!

実習では、知識よりもまず態度で信頼を得ることが大切。
先生からの印象が良くなれば、質問もより快く答えてくださいますし、普段はさせてもらえないような手技をさせてもらえるかもしれません!
ひいてはこの好印象を与える態度は医学生の就職活動である、マッチングでも活用することができるんです!5.6年生になると病院見学や学外の実習で、どうしたら良い印象をもってもらえるのか大変悩みます。どの病院に言っても、好印象な人はコミュニケーション能力が高い人の一点張りでなかなかわかりません。
そこで、実習中に先生から好印象を受ける態度とはどういうものか実践し、その経験からマッチングに応用することがいいと思います。
以下に一例ですが、私が思う好印象な態度をお伝えします。
【方法】
周りを見て行動できることや、空気を読んで話しかけられるということは実習での先生とのコミュニケーションでとても大切です。忙しい時に話しかけてしまうと、好印象を与えるどころか煩わしい印象を与えてしまうことも…心地よいコミュニケーションには必須です。
心地よいコミュニケーションといえばとても大切なのが挨拶です。ぼそぼそと挨拶しても先生には聞こえていないこともしばしば。はきはきとさわやかに挨拶してみましょう!
あとは積極性です。実習でたくさん学びたいという態度を示せば先生もそれにきっと応えてくれます。

実習で多くの学生がつまずくのがカルテ記載。書き方自体は座学で習うとは思いますが、実際病棟に出てみると何を書けばいいのかわからなくなってしまいがち…「先生の記録をそのまま写しておけば間違いないかな…」と思ってしまいますが、実はそれが一番NGなんです。
また学生はカンファレンスで発表することもあります。どんな順番に発表すればいいのか、何を質問されるのか分からないことだらけかと思います。
そこで、カルテの上手な書き方をお伝えします!
カルテの基本の書き方をお伝えします。
カルテはS(主観的情報)、O(客観的情報)、A(評価)、P(治療計画)の4つの項目に分けて記載します。
以下にカルテの例を示します。
S:
【主訴】
腹痛
【現病歴】
昨晩から心窩部痛を自覚していた。本日は一日中食欲がなく、嘔気があった。痛みは本日夕方には右下腹部に移動し、徐々に増悪したため来院した。
【既往歴】
なし
【家族歴】
なし
【アレルギー】
花粉症
【内服歴】
なし
【月経】※女性のみ
【嗜好歴】
機会飲酒
【生活歴】
一人暮らしのサラリーマン
O:
【身体所見】
右下腹部痛があり、反跳痛を認めた。
McBurney点:圧痛あり
Lanz点:圧痛あり
【血液検査所見】
白血球 12000
CRP 1.2
【画像所見】
腹部エコー:腫大した虫垂
腹部CT:腫大した虫垂、嵌頓した糞石
A:
#急性虫垂炎
右下腹部に圧痛があり、McBurney点・Lanz点に圧痛所見を認めることや、血液検査所見で炎症マーカーの上昇を認めること、また腹部エコー・CTで虫垂に炎症所見を認めることから、急性虫垂炎を疑う。
P:
虫垂切除手術予定
カルテの丸写しはめちゃめちゃ怒られます。
最初こそ何を書けばいいか分からず、すでに完成されてある担当の先生のカルテを写してしまいがち…また、患者さんを割り当てられる頃には先生のカルテがすでに仕上がっており、それを参考にして患者さんの情報を得るため、どうしても先生のカルテと似通ってしまうんです。
ですがカンファレンスでの発表準備の際、丸写しをしたカルテを先生に見られ、先生からの質問に答えられなかった時、人によりますがすごく怒られることがあります。
なぜ怒られるのか。おそらくカルテを自力書かなかったことに加え、カルテ内容を理解していなかったことが原因だと思います。
ではどのようにすればいいのでしょうか。
【方法】
①カルテを参考にするのは◯、丸写しするのは×
カルテは参考にする程度にとどめ、言い換えや書き換えをしてみましょう。多少似てしまうのは先生もわかっているため特に問われません。
②たとえ写したとしても、カルテの細部まで理解しておこう
ここだけの話ですが、全ての実習を全力で頑張れているわけではありません。たまには面倒になってカルテを写すことも…そんなとき必ず注意するのが、カルテを細部まで理解することです!
・鑑別疾患
・なぜその検査をし、その診断としたのか
・治療経過
・略語や専門用語の解読
上記のポイントに注意してしっかりと理解しましょう!
先ほども述べたように、学生もカンファレンスで発表することがあります。発表内容としては、年齢・性別・診断した疾患、現病歴、入院時現症、治療経過を主に発表します。大体は担当の先生にチェックしてもらいながら発表原稿を作成します。
そこで心配になるのは、「何を質問されるんだろう」「聞かれても答えられるかな」ということだと思います。
カンファレンス時の発表での質問準備の方法をお伝えします!
【方法】
①国試で出るポイントを確認
先生もそこまで難しいことは質問してきません。国試レベルで学生に知っておいてほしいことを問います。
②主訴から鑑別疾患を考えておく
学生に患者さんが割り当てられる頃にはその患者さんの診断がついていることがほとんどだと思います。すると、本来であれば鑑別するために様々な検査をし、診断するのに、診断がすでについてしまっているため、学生はその過程を考えることなく発表に挑んでしまいます。そこで質問攻めに合い、苦い思いをすることになります。
そのため必ず主訴から鑑別疾患をあげることにより、なぜ先生はその検査をしたのかの理解を深めることができるようになります。

どんなに真面目でも、見た目の印象が悪いとマイナス評価になってしまうのが臨床現場の厳しさ。
でも、逆に清潔感があるだけで信頼されやすいんです。
特に意外と見られているのが“手”。
清潔な爪と手洗い後のタオル使用など、細部に気を配ると印象アップです。

最近は電子カルテや資料閲覧にタブレットを使う病院も増えています。
でも、学生がスマホを触る姿はまだまだ印象が悪いのが現実です。
スマホで調べ物をするときも、「調べている姿」が周りにどう見えるかを意識しましょう。
私は最初、医師の説明をスマホでメモしていたら「遊んでる?」と誤解されたことがあります。
それ以来、実習中はノート派に切り替えました。
臨床実習の初日は、誰もが緊張して当然です。
最初から完璧に振る舞う必要なんてありません。
大切なのは、
この3つができれば、先生方はきっと温かく見守ってくれます。
私自身、最初は注意されてばかりでしたが、
そのたびに「次は気をつけよう」と思って少しずつ成長できました。
皆さんの実習が、学びの多い充実した時間になりますように。
FAQ①:先生に話しかける最適なタイミングが分からないときはどうすれば良いですか?
A:カンファレンスや診察が一段落した瞬間、医師がパソコン作業をしていないときが最も話しかけやすいタイミングです。最初に「今よろしいでしょうか」と一言添えることで、相手に配慮しつつ質問できます。最初は緊張しますが、回数を重ねるうちに感覚がつかめるので、遠慮しすぎず動いてみることが大切です。
FAQ②:カルテを自分で書くのが不安です。丸写しを避けるにはどうすれば良いですか?
A:参考にするのは問題ありませんが、文章を言い換えながら自分の言葉でまとめることを意識しましょう。仮に似通ってしまっても問題ありません。ただし、記載した内容の理解が伴っていないと発表時に困ります。鑑別、検査の意図、治療内容を自分で説明できる状態にしておくことが最も重要です。
FAQ③:実習中のスマホやタブレット使用はどこまで許されますか?
A:説明中や診察中にスマホを出す行為は、誤解されやすいため避けた方が無難です。調べる必要があるときは「少し調べてもよろしいでしょうか」と断るだけで印象が大きく変わります。メモは紙やノートを使う方が誤解されにくく安全です。特にSNS投稿は厳禁で、個人情報の観点からも慎重な取り扱いが必要です
日本で唯一の医学生のための個別指導塾
医学生道場は医学生だけが通う事の出来る特別な予備校です。当塾では、医学教育に強い医師が講師となって、マンツーマンの個別指導を行います。
医学部で進級する為に必要な進級試験やCBT試験、OSCEの対策は勿論の事、医学部6年生の卒業試験や医師国家試験対策など、医学部の勉強は是非医学生道場にお任せ下さい。
<医学生道場の強み>
①個別指導なので、自分の強みが分かるようになる。
②個別指導なので、自分に合った勉強戦略を立てられます。
③個別指導なので、興味が広がるようになります。
④個別指導なので、自分の弱点を丁寧に見つめ直すことができます。
⑤個別指導なので、自分の将来像がより明確になります。
⑥休学中の方や復学を目指す方もご相談可能です。
<コース紹介>
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