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こんにちは、医学生道場です!
最近暑くなってきましたね💦
医学生の皆様は、暑い中勉強に励んでおられることかと思います。
さて、この時期になるとM6の方は、マッチングについても意識し始めるころですよね!
(2023年度は、6月8日木曜日からマッチング登録参加開始)
医師としての将来を考えるにあたって、国試に向けた勉強を頑張ることはもちろんとても重要ですが、マッチング活動の重要性も侮ってはいけません。
今回は、「医学生の就職活動」ともよばれるマッチング活動に関しての記事です!
マッチングの意義や重要性をおさえつつ、マッチングの対策方法について一緒に考えていきましょう!
また、近年はマッチング活動が若年化してきているため、この記事は、本格的にマッチングを行うM6の方のみではなく、M1~M5の皆様も対象とした記事となっています。
みんながまだ大丈夫だと思っているころに、マッチングについて少しでも知っておくと、それだけでM6で行うマッチング活動をかなり有利に進めることができますので必見です!
マッチングとは、ズバリ「医学生の就職活動」であるとよく言われています。
研修医マッチングシステムで、医学生と初期研修先となる病院の組み合わせを決定し、
病院が医学生を指名、医学生が病院を指名してマッチングとなります。
マッチングの組合せ決定に関して気になる方は以下を参照
医師臨床研修マッチング協議会ホームページ
マッチングは、「医学生の就職活動」であり、初期研修先を決めるとても重要なイベントです。
医学生のなかには、医師として働けさえするのであれば、あとはどの病院で働いたっていいやと思って、マッチングにそれほど力を入れない人もいますが、この考えは絶対に捨て去ってください。
医師としての最初の2年間を過ごす初期研修の期間が、今後の医師人生を過ごすにあたって最も重要であるといっても過言ではありません。
マッチングに力を注ぐべき具体的な理由を説明していきたいと思います。
この記事を読んで下さっている学生さんの中には、既に将来医師として専門としたい診療科がある方もいらっしゃると思います。全国各地に存在する病院は、高度に専門性を有する診療科があるものが多く、病院独自の治療法や設備・施設を持っている、といった病院も存在します。そうした高い専門性、技術を有する病院で初めて医師としてのキャリアを重ねることで、より同期の医師よりも有利にスキルの向上を目指すことが出来るのです。
また、優秀な指導医の先生・メンターに出会えるか、尊敬できるような先輩、同期がいるか、病院の雰囲気はどんな感じなのかも今後の医師人生にとって重要です。
もしかしたら、同じ志を持った仲間がいる病院にあたるかもしれないし、あるいはその逆で考えが全く合わずストレスを抱えたまま日々を過ごしていかなければならない可能性もあります。
このように、院ごとの差異を予め確認し、ご自身が初期研修の際にどのような医師を目指したいかを明確にしておくことが重要です。
医学部入学定員増と海外医学部卒業生の増加により、マッチングの参加者は、増え続けています。
それに伴い、1次募集で研修先が決まらない学生も増加してきており、1次募集でマッチング先が決まらない人が10人に1人は出現するマッチング競争激化時代となってきております。
この割合は、国試不合格の割合と同じですよね。
だからこそ、国試と同様に手を抜いてはいけないんだということがわかるかと思います。
また、2次募集で活動することになると国試の勉強に割ける時間もさらに削られることになるので、国試勉強のためにマッチングで手を抜くことは逆効果であるといえるでしょう。
さらに、マッチングの難易度は都道府県で大きく異なる結果となっています。
マッチング充足率(マッチ者数÷募集定員)が高い都道府県では、それだけ競争率が高く、より万全な対策が必要となってくるので、事前の準備が重要となってきます。
このように、マッチングの重要性についてわかっていただけたところで、
マッチングの簡単な流れについて説明していきたいと思います。
まずは、マッチングの基本的な仕組み・スケジュールを調べて把握しておきましょう。
早い段階でマッチングの全体像を把握しておけば、適切なタイミングで、活動をおこなうことができます。
最近は、できる限り多くの病院見学をしたいと考えている医学生がほとんどのようです。
はやいうちに自分が行きたい病院に目星をつけておきましょう。
早い人だとM4になってすぐに病院見学を開始する人もいるみたいです。
そうだとすれば、みんなよりも早くスタートダッシュを切ってマッチングを有利に進めるためには、M3の段階で、志望する病院を考え始める必要があるのかもしれませんね。
病院を選んだら、実際に病院見学に行きましょう!
病院見学は、自分に合った病院研修先を見極め、他大学の学生と交流を図り情報交換をすることができる重要な機会です。
病院見学での立ち振る舞いも、今後のマッチング活動にとって重要となってきますので、病院見学をどのように乗り越えるかについてもしっかりとリサーチして病院見学に臨みましょう!
※病院見学に関しては以下の記事でかなり詳しく説明しています!
病院見学について調べているM3,M4の医学生はぜひ一度目を通してみてください!
M6の7、8月になるといよいよ採用試験を受けることになります。
筆記試験、小論文、面接を受けることになり、それぞれの対策をしていく必要があります。
国試や定期試験と同様に、過去問による対策が最も有効です!
病院ごとに形式が異なるため、病院見学の際に、研修医の先生にたずねてみるのがいいかもしれません。
もっとも、なかには非常に専門性が高い出題をする病院もあり、過去問による対策が、とても重荷になる病院もあるかもしれません。
しかし、そんな問題は、きっと他の医学生も解けないはずと割り切って、あくまで基本的知識をおさえることを重視して過去問に取り組むといいでしょう。
小論文を入念に対策しても、それほど大きい伸びは期待できないため、他の分野の対策に時間を使った方が、有効です。
基本的な構成さえきちんと押さえておけば、本番でも迷うことなく筆を動かせるでしょう。
病院側は、面接を最も重視しているので、対策を怠らないようにしましょう。
面接は、慣れが重要ですので、緊張しやすい人は、繰り返し事前練習をしましょう。
能力的な部分も評価の対象とはなりますが、どれだけその病院にあっているという印象を与えることができるかが最も重要です。
マナーなどの点は一般的な就活生の異なることはなく、対策の本や、サイトも豊富に存在するため、どれか一つ選んでみて参考にしてみましょう。
10月の後半に、マッチングの結果が発表されます。
アンマッチとなった場合、2次募集に参加することになりますが、精神的なダメージによる国試勉強のモチベーションの低下も想定されるので、万全の対策をして、1次募集に臨みましょう!
記事を最後までご覧いただきありがとうございました!
この記事を読んで、疑問に思った点や、不安な点が生じた方もいらっしゃる方もいらっしゃるかもしれません。
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医学生道場は、それぞれの医学生に適切なマッチング先をみつけられるよう応援しています!