こんにちは、医学生道場です!
6月に入り、前期の授業にも大分慣れてきた頃ではないでしょうか?
そして、夏休みも間近に見えてきてはいますが、気持ちよく夏休みに突入するためには、
定期試験を乗り越えなくてはいけませんよね!
定期試験を乗り越えることは、大変ですが、心置きなく夏休みを楽しむためにも、
そろそろ本腰を入れて前期試験に向けた対策を始めていってほしいと思います!
そこで、今回は、医学部に入学したてで今回が初めての定期試験となる1年生と、2年生以降の医学生に分けて、前期試験の臨み方について考えていきたいと思います!
それでは参ります!
1年生:高校までの定期試験の対策方法とは異なることをCHECK!
2年生以降:効率よく理解することの重要性をCHECK!
医学部に入学したてで、初めての定期試験を迎えることになる医学生の方にむけて
意識しておいてほしいことは、
ズバリ
①医学部は留年率が他の学部に比べるとかなり高いということ
②医学部の試験では「過去問」を用いた対策が中心になるということの二点です!
それでは順番に見ていくことにしましょう!
医学部は、他の学部に比べて留年率がかなり高くなっています。
なので、他学部のように「あまり試験勉強していないけどもしかしたら解けるかもしれない」「もし今回単位を落としてもまた来年度以降別の科目をとりなおせばいいや」といったような穏やかな気持ちで試験日を迎えるのではなく、しっかりと試験を突破できるような対策をして、試験日を迎えないと、次の学年には進めないといったような自体が生じてきてしまいます。
学校によっては、単位を落とした数により、前期の時点で留年が確定してしまうこともあるので、気を抜けません。
留年すると、学費がその分増したり、医師となる日が遠のくだけではなく、下手すると放校処分によって医学部を強制的に辞めさせられてしまう恐れもあるので、できれば避けたいところですよね。
まず最初に、医学部の試験では「過去問」を用いた対策が中心となることを押さえておいてください。
医学部の試験では、試験範囲が広く覚えることが膨大にあります。
これを試験前になって、教科書や参考書を用いて覚えていこうとしてもほとんどの人が
間に合わせることができません!!!
ですので、過去問を参照することで、過去に出題されたことのある知識を優先的に覚えていく必要があります。
ときには、国試やCBTにも出ずに、教科書でも記載が薄いような最先端の高度な知識を問うてくる意地悪な先生も存在します。
そのため、過去問で先生の出題傾向を把握しながら授業を担当する先生が作成したレジュメからも補完的に用いるといいでしょう
【定期試験における優先順位】
① 過去問
② レジュメ
③ 教科書
④ 参考書
そして、そのためには、本格的に試験モードに突入する前に、過去問を手に入れておく必要があります
(できれば、この時期には既に手に入れた状態であることが望ましいです)。
ここでいう、過去問を手に入れておくというのは、先輩や先生の準備した解答を合わせて手に入れておくことも意味します。
部活で先輩から入手したり、授業で先生が配ってくれたり、学年のグループLINEで入手したりするのが一般的みたいです。
もし、まだ手に入れていない人がいれば、周りの医学生にきいてみましょう!
※過去問の有効な使い方
過去問を数年分集めることができ、時間に余裕のある医学生は、
過去問を体系別に整理して解いていきましょう。
多くの方は、過去問を年度別に解いていることが多いと思いますが、体系的に解く方が年度別に解くよりも暗記の効率がいいからです。
(もっとも、体系別に整理しなおす際にも、どの年度の問題かをメモしておくことをおススメします。試験が直前に迫ってきたら、年度の近い箇所を重点的に勉強するようにしましょう)
2年生以降の方であれば、これまでの試験を乗り越えてこれたんだから、これまで通りにやっていれば大丈夫だと安心している人も多いかもしれません。
しかし、実は医学部では2年生の留年率が最も高いということをご存じでしょうか?
その原因は、本格的に医学の勉強が始まり、その膨大な範囲についてくいけなくなって単位を落としてしまう人が増加していることにあると考えられます。
1年生のころは、高校までの勉強方法でも、単位を取得できていた人が、本格的な医学の勉強が開始したことにより、ふるいに落とされてしまう可能性があります。
また、2年生を乗り越えても、学年が上がるにつれてさらに内容は難しく、範囲も広くなってきます。
そこで、より効率的かつ集中的な勉強を行わなければいけないことを意識して試験に臨むようにしてください!
効率的な試験対策としては、上述したような、過去問を用いて傾向を調べ、範囲を限定するという方法に加えて、
などの工夫をすることが考えられます。
また、医学部の試験には絶対評価の試験と相対試験の評価とが存在しており、そのいずれであるかもシラバスなどを参照してあらかじめ確認しておく必要があります。
もっとも、シラバス上では絶対評価となっていても、先生の求めるレベルの点数をとることはなかなか難しく、形式的に絶対評価を貫くと単位を落としてしまう人が続出するため、実質的には、相対評価となっていることが多く周りと同じペースを保って勉強することも重要です。
まわりの医学生のペースを掴むためにも、一緒に勉強会をする機会があれば積極的に参加するといいですね。
以上に加えて、試験日を万全な状態で迎えるためには、体調を整えて、残りの授業の出席も怠らないようにすることが大事です!
とくに相対評価の試験においては、出席率の低さや、出席不足は落とす理由にしやすいです!
逆に言えば、出席さえしていれば、最低限必要となる点数を獲得すれば、ふるい落とされる可能性は少ないとも考えられます。
また、試験対策に必要となるレジュメ等の資料を手に入れるためにも出席の必要性が高いです。
高校までと比べて自由に使える時間が多く、ついつい夜更かししたりしてしまうことあって、生活リズムを調えることがなかなか難しいかとも思いますが、どんなに遊んでも、授業だけは出席するというルールを自分の中で決意して後々後悔することのないようにしてほしいと思います。
記事を最後までご覧いただきありがとうございました!
医学部の留年率の高さや、留年を回避するためには対策を立てて前期試験に臨む必要があることについてご理解いただけたかと思います。
医学生道場は、医学生の皆さんが、前期試験で実力を発揮できるよう応援しています。