💻著者紹介
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東京私立医学部 6年生
医学生として、また、医学の勉強とバイトと部活を両立させてきた身として、医学を学ぶ皆さんに色々な情報をお届けしたいと思っております!
医学部高学年として、「基礎医学」や「臨床医学」などについて、勉強法や暗記法を分かりやすくご紹介することを目標としています!😊
【過去ブログ】
・【医学生道場】腎臓の解剖!腎動脈、腎静脈の位置は?【解剖学】【腎臓内科】
・【呼吸音・副雑音(ラ音)】Wheeze?断続性?連続性?副雑音の種類を完全解説!【医学生道場】
目次
夏も終わりに近づき、いよいよ医師国家試験まで残り半年となりました。☀️🥵💦
「まだ半年あるし、大丈夫でしょ」──そう思っていませんか?
この時期は、まだ時間があると感じてしまいがちですが、実はここからの過ごし方が合否を大きく左右します。
本記事では、医師国家試験までの残り半年での戦略的な準備について、
効率的な学習計画や、どう教材を活用していくかなどを解説します
『まだ間に合う! 国家試験の完全スケジュール』(☜をクリック)
も掲載しています。ぜひ最後までご覧ください🔥
「あと半年」というとかなり長く感じるかもしれません。
しかし、医師国家試験に向けた準備としては、この時期こそ“差がつく”重要な期間です。
夏を超えて秋に入るころには、もう直前期ですよね。ここでの夏の積み上げが後半の「伸びしろ」を決めます。
実際、1週間を1サイクルと考えると、残りは約25週。
これを、「主要科目の復習」「マイナー公衆衛生の復習」「過去問演習」「模試対策」「禁忌対策」などに分けていくと、1つのタスクに使える時間は想像以上に少ないのです。
だからこそ、今は「基礎固め」と「戦略立て」に最適な時期。
過去問をなるべく多く解いて、理解があいまいな分野や、何を問われているのか分からない問題を洗い出しましょう。
以下に、それぞれの状況の医学生さんごとのこれからの方針を示します!
自分がどこにいるのか、何をしたらよいのか大まかな方針を立てましょう。☟
ここで着実に土台を築いた人が、秋からの応用期に伸びていきます。🙌
⭐目的
出題形式や問題構成に慣れ、得点パターンの感覚をつかむことが第一です。
最初の目標は「国試の全体像」を把握すること。
⭐取り組み方
過去3〜5年分をQBオンラインなどで演習します。
(1週目問題の演習では、できるだけ8割以上の正答率を目指しましょう!感覚で解かないことを意識してください。)
★解きっぱなしにせず、間違えた問題はその場で復習
★解説やレジュメを確認してから、すぐに再回答する
★1周目は8割、2周目以降は100%の正答率を目標にしていく
⭐実践のコツ
過去問演習後は、科目別・ジャンル別にミスノートや知識まとめノートを作成しましょう。
★選択肢ごとに根拠や引っかけパターンを整理
★間違えた問題は理由をしっかり明確にして記載しておく!!
(☟筆者が実際に使用しているミスのタイプ別分類表記)
✖✖:知識不足(知らなかった)
△:うろ覚え(再確認必要)
⇒:思考ミス(知ってたのにミス)
R:読解ミス(設問・文脈ミス)
⭐目的
体系的に疾患や病態を理解するためのインプットツールとして活用します。
短時間で理解を深め、疑問点の解消まで効率よく行うのが狙いです。
⭐取り組み方
Q‑Assistは、1動画10〜15分とコンパクトで、通学中やスキマ時間の学習に最適かと思います。
講義は科目・疾患別に構成されていますので、ペースに合わせて選択しましょう。
★iPadやタブレットで視聴しながら電子テキストを併用し、要点をその場で書き込みながら学習
★疑問があればイヤーノート(電子)で即確認! リンク機能の活用が大事!
★わからなかった箇所は、赤マーカーやメモ機能を活用し、あとで見返せるようにする
⭐活用の流れ(例)
初期(〜半年前まで)
主要科目(内科、小児科、産婦人科、外科など)を中心に一通り講義を視聴し、全体の基礎を固める。
内容整理フェーズ
動画視聴後は、すぐにQBで同科目の関連問題を解く。
講義と問題演習をセットで行い、知識の定着率を上げていく。(リンク機能を活用するとスムーズ!)
応用・直前期
理解があいまいな分野や、必修範囲を重点的に再視聴。
★動画中でマークした部分を中心に振り返り、見逃しを防ぐのもあり。
⭐目的
模試は「現時点での弱点の見える化」と「時間配分・本番対応力の確認」のために使う。
点数よりも“伸ばすべきポイントを知る”ことが最大の価値。
⭐受験の推奨タイミング
一般的には、「夏・秋・冬・直前期」のそれぞれで1〜2回ずつ受験するのが理想的。
合計3〜5回の模試を受けることで、本番形式に慣れつつ、学習の進度も調整できるのがポイント。
⭐実践のコツ
模試後は点数や偏差値だけを見て満足しないことです。
以下のような観点で、しっかりと振り返りを行いましょう。
★科目ごとの正答率や初見問題の対応力を分析
★間違えた問題を「知識不足」「思考ミス」「読解ミス」などで分類
★模試の結果をもとに、翌週以降の学習計画やToDoリストを柔軟に修正する
項目 | 活用目的 | 実践にあたってのポイント |
---|---|---|
過去問演習 | 出題傾向把握+得点源確保 | 1周目8割, 2周目100% 解析→ 知識の復習 |
動画教材 | 疾患理解+知識の体系化 | 隙間時間視聴、テキスト書き込み、QBとの連携学習 |
模試 | 実力チェック+弱点発見 | 模試後の結果分析 → 弱点スケジュールに反映 |
この3つをバランス良く回していくことで、「インプット → アウトプット → 振り返り」までを一連の流れとして定着させられます。
特に、動画と過去問の連携は学習効率が非常に高く、さらに模試を使うとフィードバックループが完成し、戦略性と効率性を高められることは間違いなしです!
ここからは、月ごとのステップに分けてご紹介します。
実習や部活、マッチング準備に追われて、「国試のことなんて正直まだ…」という人も多い時期。
でも大丈夫。この時期は、短期集中型の人にとって“やりたいことに全振り”しておける貴重な時間でもあります。焦らなくてもOK。
むしろ、ここでしかできない経験や時間に集中しておくのも一つの戦略です。
ただし——
まったく国試に触れないまま夏に突入するのはちょっと危険!⚠
今現在の実力を客観的に知っておくためにも、模試だけでも必ず受験しておきましょう。
偏差値が「低体温症(35以下)」の場合には、かなり焦った方が良いかもしれません!🥶🥶
目標は、
主要科目(内科、小児、産婦)を1周終了、マイナー科目・公衆衛生の1周終了です。
具体的な勉強スタイルとしては、
朝はQB演習、昼は講義視聴、夜は復習と整理(アプリやノート)などとし、過去問の1周目と並行して、講義の見直しをしましょう。
★自作ノートやアプリ(AnkiやGoodNotesなど)を活用し、「知識を残す」工夫を必ず行ってください!
目標は、
過去問2~3周目終了、全科目でミス問題や苦手分野を重点的に強化演習できていることです。
勉強スタイルは、応用・演習モードに完全シフトし、
★過去問2~3周目を本格化
★模試の受験と復習を重視
★各科目の“よく間違える”ポイントをピックアップし、「間違えノート」や「暗記カード」を作成
してください!
目標は、
過去問5年分再挑戦、禁忌チェックを完璧に
過去問演習では正答率100%を目指していく です。
勉強スタイルは、
★模試の復習を軸に、“取れる問題を確実に取る”戦略
★自身で作成した「間違えノート」や「暗記カード」を何度も復習+知識を追加していく
ことを意識して行いましょう!
🔥国試は直前期の演習量で決まります。1日12時間勉強する覚悟で挑みましょう。
どうしても覚えられないものを暗記アプリやカードを使って毎日繰り返しチェックすることが大切です。
自信がない問題を完全になくせるように『国試の過去問』を徹底的に復習し、時間があれば1周目問題以外の問題も解きましょう。
睡眠・体調・メンタル管理もしっかりと意識し、ラストスパートを頑張りましょう!❤️🔥
医師国家試験についてのよくある質問について、いくつかまとめました!
その他にも疑問点や不安点がある方は、ぜひ【医学生道場】まで、お気軽にお問い合わせ・ご質問くださいね♪
いつでもお待ちしております(o^―^o)
Q1. 国試対策はいつから始めるのがベストですか?
理想は5年生の春〜夏ごろにゆるやかに始め、6年生の春には本格的に始動することです。
特に「動画インプット+QB演習」を並行できるようになると、6年の秋以降に演習に集中できるため、大変おすすめです!
Q2. 模試は何回くらい受ければいいですか?
最低でも3回(夏・秋・冬)をおすすめします。
模試は「弱点の発見」と「本番シミュレーション」が目的なので、
受けっぱなしではなく、「復習⇒対策」の流れを作ることが重要です。
Q3. QBは何周すれば安心ですか?
目安は2周+苦手分野の徹底復習です。
全問を3周する必要はありません。1周目は全体を網羅し、2周目は
ミス・曖昧な問題に絞って演習すると効率的です。
正答率よりも「理由を説明できるか」が大切です!🔥
「まだ半年ある」は、「あと半年しかない」に言い換えると、行動に変化が起きます。
毎日の積み重ねが、未来の安心につながります。今できることを、コツコツと、計画的に。そして、悩んだときはいつでも相談してください。
医学生道場は、あなたの味方です。
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★個人ひとりひとりに合わせたカリキュラム
それぞれの学生さんの理解度に合わせたカリキュラムを作成させていただき、効率的に学習が進められるよう、授業をメイキングいたします。
★豊富なアウトプットの機会
現役医師講師がマンツーマンでサポートすることで、質問や復習、アウトプットの機会が豊富にあります。
しっかりとしたアウトプットにより、知識の定着が図れることは間違いなしです。
★モチベーション、気持ちの維持
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月の受講回数や受講内容、テストの目標、最終的な目標など、ご自身で決定して頂けますので、自分のペースで学習していくことができます。無理せず、継続していくことが大切ですので、医学生道場ではその点を大切にしています。
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