父が歯科医として地域医療を支えている姿を身近で見て育ち、自分も医師として地域医療に貢献したいという思いを持つようになりました。医学生時代は勉強に悩むことも多く、支えてもらう立場を経験したことが、学ぶ環境の大切さを実感するきっかけとなりました。そうした経験から、同じように悩む医学生の力になりたいと考え、医学生道場で講師として活動するようになりました。

初期研修を修了後、現在は北海道大学に入局し、後期臨床研修医として研修を行っています。大学病院を中心に、専門分野の知識と臨床経験を深めながら、日々診療に携わっています。

自分を同じように苦労をした生徒を見て、あの時は苦しかったけど乗り越えて本当に良かったと思うので何とか頑張ってもらえるように励ましたり、丁寧に教えるように心掛けていました。

医学生として過ごす時間は、知識を増やすだけでなく、自分と向き合い続ける日々でもあります。思うようにいかないことや不安を感じることは、真剣に医師を目指している証です。医学生の皆さんには、周囲と比べすぎず、自分の歩みを大切にしてほしいと思います。親御さんには、その努力を信じ、温かく見守っていただきたいです。講師として関わる方には、知識だけでなく、学ぶ姿勢や考え方を支える存在であってほしいと願っています。