人の人生に長く寄り添える仕事に魅力を感じ、医師を志しました。一方で、医学生時代は勉強の進め方に悩むことも多く、何から手をつければよいか分からず苦労した経験があります。
その経験から、同じように悩む医学生の力になりたいと思い、医学生道場で講師として活動するようになりました。自分がつまずいた視点を生かし、学習の道筋を分かりやすく伝えることを大切にしています。

初期研修2年目です。

医学生道場で講師を務める中で、実際に学生一人ひとりと話してみると、「ここでつまずきやすいんだな」「この考え方が分からなくて不安になっているんだな」と感じる場面が多くありました。特に、知識量の多さに圧倒されて何から手をつければよいか分からなくなっている学生の姿は印象に残っています。そうした経験を思い出しながら、授業では自分自身が学生時代につまずいたポイントや、理解に時間がかかった部分を意識して説明するようにしています。

医学の勉強は決して簡単ではありませんが、つまずくポイントは多くの人が共通しています。大切なのは、何から学び、どう積み重ねていくかを知ることです。学生一人ひとりに寄り添い、学びの道筋を整理しながら前に進めるよう、私たちは全力でサポートしています。学生時代の経験や悩みは、支える側にとっても大きな力になります。共に学び、支え合いながら、次の一歩を踏み出していければ嬉しく思います。