更新日:2026年2月8日|医学生道場
第120回医師国家試験、2日間の長丁場、本当にお疲れ様でした。
この記事を読んでいるあなたは、自己採点や採点サービスの結果を見て「合格ラインに届いていないかもしれない」と感じているのではないでしょうか。あるいは、試験中の手応えから「落ちた」と確信に近い感覚を持っている方もいるかもしれません。
結論からお伝えします。医師国家試験に落ちても、あなたの人生は終わりではありません。そして、正しい戦略で1年間を過ごせば、次の国試で合格を勝ち取ることは十分に可能です。
この記事では、不合格の可能性がある方が「今、何をすべきか」「これからの1年間をどう過ごすべきか」を、国試浪人生を毎年サポートしてきた医学生道場が徹底的に解説します。
目次
◇まずは冷静に。合格発表までに知っておくべきこと
第120回医師国家試験の合格発表は、2026年3月16日(月)午後2時です。厚生労働省のホームページに受験番号が掲載される形で発表されます。
自己採点で合格ラインを下回っていたとしても、正式な結果が出るまでは確定ではありません。採点除外問題が出る可能性もあれば、合格基準が前年と変動する可能性もあります。前回の第119回では、一般・臨床問題の合格ラインが221点/300点でしたが、この基準は毎年変わります。
ただし、必修問題で明らかに160点/200点を下回っている場合や、禁忌肢を4問以上選択してしまった可能性がある場合は、残念ながら厳しい状況であることも事実です。
大切なのは、合格発表を待つ間に「もしも不合格だった場合」の準備を始めておくことです。合格していればそれに越したことはありませんし、万が一のときにスタートダッシュが切れるかどうかが、次の1年間の結果を大きく左右します。
◇医師国家試験に不合格になる人は毎年約800人いる
医師国家試験は合格率約90〜92%と高い水準を維持していますが、裏を返せば、毎年約800〜1,000人が不合格になっている試験です。第119回では受験者10,282人のうち、796人が不合格となりました。
「合格率9割の試験に落ちるなんて」と自分を責めてしまう方がいますが、この考え方は正確ではありません。受験者は全員が医学部の厳しいカリキュラムを乗り越えてきた優秀な学生ばかりです。その中での競争ですから、不合格になったからといって能力が低いということではまったくありません。
不合格の原因は人によって異なります。勉強量の不足、勉強方法のズレ、体調やメンタルの問題、禁忌肢への対策不足など、さまざまな要因が考えられます。重要なのは、原因を冷静に分析し、次の1年間で確実に修正することです。
◇国試に落ちたらまずやるべき5つのこと
1. まず休む。心身の回復を最優先にする
国試の2日間は極度の緊張と集中が続きます。さらに、不合格の可能性を抱えた状態は精神的にも大きな負担です。まずは数日〜1週間、しっかりと休んでください。この休息は「サボり」ではなく、次の戦いに向けた準備です。
同級生が合格の喜びに沸いている姿をSNSで目にするのは辛いものです。無理にSNSを見る必要はありません。自分のペースで気持ちを整理する時間を確保してください。
2. 不合格の原因を自己分析する
休息を取った後は、冷静に自己分析を行いましょう。
自己採点の結果を見ながら、どの分野が弱かったのかを把握します。必修で落としたのか、一般・臨床で足りなかったのか、あるいは禁忌肢に引っかかったのか。不合格のパターンによって、今後の対策は大きく変わります。
第119回の採点サービスのデータによれば、新卒者の不合格の内訳は必修落ち、一般臨床落ち、禁忌肢落ちなど複数のパターンに分かれています。自分がどのパターンに当てはまるのかを正確に把握することが、効率的な対策の第一歩です。
3. 国試浪人の選択肢を知る
国試浪人の勉強方法は大きく分けて3つあります。
①宅浪(自宅浪人)は、ビデオ講座や過去問を自分で進めるスタイルです。費用を抑えられる反面、スケジュール管理やモチベーション維持がすべて自己責任となります。
②大手予備校は、集団授業でカリキュラムに沿って進められます。周囲に同じ境遇の仲間がいることがモチベーション維持に繋がる一方で、自分のペースで弱点を重点的に対策することが難しい場合もあります。
③個別指導塾は、自分の弱点やペースに合わせたオーダーメイドの指導を受けられます。一人ひとりの不合格の原因に合わせた対策が可能で、精神面のサポートも受けやすいのが特徴です。
4. 家族に正直に伝える
不合格の可能性を家族に伝えるのは、非常に辛いことです。しかし、国試浪人の1年間は家族のサポートが不可欠です。経済面はもちろん、精神面でも家族の理解と応援は大きな力になります。
伝える際は、「不合格だった(可能性がある)こと」と「次の1年間の具体的な計画」をセットで話すのがポイントです。「落ちてしまったけれど、こういう計画で来年は必ず合格する」という姿勢を見せることで、家族も安心してサポートに回れます。
5. 早めに行動を起こす
国試浪人で最も大切なのは、スタートの早さです。
既卒者(国試浪人生)の合格率は約60%と、新卒の約95%に比べて大幅に低くなります。この数字の差には理由があります。大学を卒業した後は臨床実習もなく、生活リズムが崩れやすく、モチベーションの維持が格段に難しくなるのです。
だからこそ、合格発表を待たずに「不合格だった場合の準備」を始めておくことが重要です。予備校や個別指導の無料相談を受ける、勉強計画の大枠を立てるなど、できることから始めましょう。
◇国試浪人1年間のスケジュール戦略
3月〜4月:基盤固めの時期
合格発表後、不合格が確定したら、すぐに次のアクションに移ります。この時期にやるべきは、不合格の原因分析をさらに深掘りし、1年間の学習計画を策定することです。
勉強の方向性としては、まず弱点分野の洗い出しと基礎固めから入ります。メジャー科目(内科・外科)の土台がぐらついているなら、ここを徹底的に鍛え直す必要があります。
生活リズムの確立も極めて重要です。国試本番は朝9時30分からスタートするため、朝型の生活を維持することが望ましいでしょう。「大学もないし、夜型でもいいか」と思いがちですが、これが国試浪人生の成績伸び悩みの原因になることは少なくありません。
5月〜8月:メジャー科目の完成と模試活用
この時期はメジャー科目を中心に知識を固めつつ、マイナー科目にも着手していきます。参考書を「メジャー」→「マイナー」→「産科・小児科」→「救急・中毒・麻酔、公衆衛生」と進めていくのが王道のスケジュールです。
夏の模試は自分の立ち位置を把握する重要な指標です。模試で間違えた問題は必ず復習し、弱点の「穴」を着実に埋めていきましょう。
この時期に注意すべきは、中だるみです。合格発表直後のショックから立ち直り、モチベーションが一度上がった後、夏場になると気持ちが緩みやすくなります。同級生が初期研修医として忙しく働いている姿を目にして、焦りや悔しさを感じることもあるでしょう。
一人で戦い続けるのが辛くなったときこそ、外部のサポートを頼る判断が必要です。
9月〜11月:全分野の総復習と弱点補強
秋はすべての分野を横断的に復習する時期です。過去問を何周も回しながら、知識の抜け漏れを確認します。この時期になると、春から積み上げてきた知識が有機的に繋がり始め、「去年はわからなかった問題が解ける」という実感が得られるはずです。
公衆衛生の対策もこの時期から本格化させましょう。公衆衛生は暗記要素が強く、早くから始めすぎると忘れてしまうリスクがありますが、遅すぎると十分な定着が見込めません。
12月〜1月:直前期の仕上げ
直前期は新しいことに手を出さず、これまでの復習と過去問の最終確認に集中します。模試で間違えた問題の再復習、禁忌肢対策の最終チェック、必修問題の得点力確認を行いましょう。
体調管理も合否に直結します。無理な勉強で体調を崩しては本末転倒です。睡眠時間を確保し、規則正しい生活を最後まで維持してください。
◇国試浪人で「やってはいけない」3つのこと
① 前年と同じ勉強法を繰り返す
不合格になったということは、前年の勉強法に何らかの問題があったということです。「量が足りなかっただけ」と考えて同じ方法を繰り返すだけでは、同じ結果になるリスクがあります。
特に注意すべきは、過去問の丸暗記に頼る勉強法です。近年の医師国家試験は、臨床実地問題の応用度が上がっており、病態生理から理解していなければ対応できない問題が増えています。
「答えを覚える」のではなく「なぜその答えになるのか」を理解する勉強にシフトすることが、合格への近道です。
② 一人で抱え込む
国試浪人の1年間は孤独との戦いです。大学に行く理由もなく、同級生は研修医として新生活を始めており、勉強の話をできる相手が極端に減ります。
孤独な環境で勉強を続けると、勉強方法が間違っていても軌道修正できず、モチベーションが低下しても立て直すきっかけがつかめません。定期的に誰かと勉強の進捗を共有する仕組みを、意識的に作ることが大切です。
③ スタートを先延ばしにする
「合格発表まで待とう」「4月になったら本気を出そう」と先延ばしにするのは危険です。既卒者の合格率が60%まで下がる最大の理由は、この「スタートの遅れ」にあるとも言えます。
合格発表前であっても、不合格の可能性が高いと感じているなら、今日から行動を始めてください。情報収集、予備校・塾の無料相談、大まかな学習計画の策定など、今できることは必ずあります。
◇既卒合格率60%の壁を突破するために必要なこと
新卒合格率が約95%であるのに対し、既卒の合格率は約60%。この35ポイントもの差はどこから生まれるのでしょうか。
第一に、環境の変化があります。大学に通わなくなることで、勉強の強制力がなくなります。講義も実習もない中で、自分だけの力で毎日10時間以上の勉強を続けるのは、想像以上に困難です。
第二に、精神的な負担です。「一度落ちた」という事実は重く、自信の喪失に繋がります。さらに、周囲が医師として働き始める中で取り残されているような感覚が、勉強へのモチベーションを蝕んでいきます。
第三に、勉強方法の問題です。不合格になった原因を正確に分析せず、前年と同じアプローチで勉強を続けてしまうケースが少なくありません。
これらの壁を突破するために有効なのが、プロの個別指導です。自分の弱点を客観的に分析してもらい、最適な学習計画を立て、定期的な進捗管理とモチベーションサポートを受けることで、合格率60%という数字を大きく超える結果を出すことが可能です。
◇医学生道場が国試浪人生を全力でサポートする理由
医学生道場は、医学生だけが通う個別指導塾として15年の実績を持っています。国試浪人生の指導にも豊富な経験があり、卒業試験・医師国家試験対策コースでは合格率90%以上を達成しています。
医学生道場が他の予備校と決定的に異なるのは、以下の点です。
講師は全員が現役の医師です。実際に医師国家試験を突破し、臨床の現場で活躍している医師が講師を務めます。試験のテクニックだけではなく、「なぜその知識が臨床で重要なのか」というリアリティのある指導が、深い理解と記憶の定着に繋がります。
完全個別指導で、一人ひとりに合わせたオーダーメイドの学習計画を作成します。国試浪人生の不合格の原因は人それぞれです。必修が弱い人、臨床問題の応用が苦手な人、禁忌肢への注意力が足りなかった人。それぞれの弱点に合わせた対策を、医師講師と教務スタッフが一緒に設計します。
勉強面だけでなく、メンタル面のサポートも充実しています。
国試浪人の1年間は精神的に厳しい時期が何度も訪れます。教室には教室長と常駐のスタッフが勤務しており、勉強の悩みや将来の不安について、いつでも相談できる環境が整っています。同じ国試浪人という境遇の生徒が在籍していることも、精神的な支えになります。
フルオーダーメイドプランにより、予算に合わせた受講が可能です。初回の面談で予算や希望する勉強方法を伝えていただければ、教務スタッフと一緒に最適な授業プランを作成します。通年で同じ医師講師にサポートしてもらうコースから、弱点分野に絞った集中対策コースまで、柔軟に対応可能です。
全国どこからでもオンラインで受講可能です。医学生道場は全国に8校の教室を展開していますが、近くに教室がない方でもオンライン個別指導を受けることができます。対面と変わらない質の授業を、自宅から受講可能です。
◇ご家族の方へ:今、ご子息・ご息女に必要なサポート
この記事をご子息・ご息女のために読んでくださっているご家族の方もいらっしゃるかもしれません。
国試に不合格となった場合、最も辛いのはご子息・ご息女本人です。6年間の医学部生活の集大成である試験に落ちた悔しさ、同級生に後れを取る焦り、家族への申し訳なさなど、さまざまな感情が入り混じっている状態です。
この時期に必要なのは、叱咤ではなく理解と支えです。「次は必ず大丈夫」と信じて寄り添いながら、具体的なサポートとして専門家の力を借りることを提案してみてください。
医学生道場では、ご家族の方からのご相談も受け付けております。勉強の進捗状況をご家族にご報告することも可能ですので、安心してお任せください。
◇「落ちた」その先に、必ず道はある
医師国家試験に落ちることは、確かに辛い経験です。しかし、ここで諦める必要はまったくありません。
毎年、国試浪人を経て合格を勝ち取り、立派に医師として活躍している方が大勢います。浪人の1年間で得た「自分と向き合う力」「困難を乗り越える力」は、医師として働き始めた後にも必ず活きてきます。
大切なのは、一人で抱え込まないことです。正しい方向性で、適切なサポートを受けながら1年間を過ごせば、次の国試で合格することは十分に可能です。
◇今すぐ医学生道場に無料相談してみませんか?
医学生道場では、国試浪人を検討されている方・そのご家族を対象に無料相談を実施しています。
「自分に合った勉強法がわからない」「宅浪と予備校、どちらがいいか迷っている」「まず何から始めればいいのか教えてほしい」——どんな小さな不安でも、お気軽にご相談ください。
実際に医師国家試験を突破した医師講師と、経験豊富な教務スタッフが、あなたの状況に合わせて最適なプランをご提案いたします。
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FAQ(よくある質問)
Q1. 医師国家試験に落ちたら、まず何をすべきですか? まず数日〜1週間しっかり休息を取り、その後自己採点をもとに不合格の原因(必修落ち・一般臨床不足・禁忌肢など)を分析しましょう。合格発表前でも、予備校や個別指導の無料相談を受けるなど早めの行動がカギです。
Q2. 国試浪人の合格率はどのくらいですか? 既卒(国試浪人)の合格率は約60%で、新卒の約95%と比べ大きく下がります。生活リズムの乱れ、孤独な環境、勉強法の未修正が主な原因です。個別指導などプロのサポートを活用することで、この壁を突破する確率を大幅に高められます。
Q3. 宅浪と予備校、どちらを選ぶべきですか? 費用を抑えたいなら宅浪、カリキュラム管理や仲間が欲しいなら大手予備校、自分の弱点に合わせた対策とメンタルサポートを重視するなら個別指導塾が向いています。医学生道場では無料相談で最適なプランをご提案しています。