医学部合格者数が多い高校であれば、最初からそれに特化した授業を展開してくれるので、最初から浪人を見据えた人生設計をする必要が無く、現役合格へと導いてくれます。保護者としても子供の苦労している時間はなるべく少ないに越したことはないと誰もが思います。ライバルが非常に手ごわい医学部受験では毎日の授業が肝になります。
高校に入学してからの1年間
まずは10位から7位ですが、10位は豊島岡女子学園、海城、灘、愛光となっています。特徴としては、入学してからすでに文系理系のクラス分けをすることです。通常の高校は、1年生に一通り文系理系にかかわらずまんべんなく教科を勉強してからどの道に進みたいのか生徒自身に委ねます。一見長い時間考えられるので生徒に優しい選択期間と思いがちですが、みんなが考えているよりも圧倒的に受験期間は短く、はっきり言って医学部を狙うのであれば高校に入学してから休まずずっと勉強していても驚かないくらい最難関の受験です。このため、狭き門を少しでも入りやすくするために、文系理系の区別を夏休み前から決定してクラス分けすることで、医学部に合格するために必要な教科だけを日々の授業で勉強することができる体制が整うのです。わかっていても学校全体で方針を打ち出さなければ一体感は生まれません。上記にあげた高校はそれが出来ているのです。
正念場の2年生の過ごし方
6位から4位ですが、桜蔭、ラ・サール、久留米大附設になります。文系理系の区別がついたらあとはひたすら反復練習になります。いきなり受験問題を解いても無駄に時間を浪費するだけです。結局基礎がいかにできているかによってその後の学力の定着率が変わってきます。ただ漫然と勉強するのではなく、予習復習を毎日しっかりしてその日に覚えることはその日のうちに習得することをしかと頭の中に刻み込みます。このような高校は基本的な授業の質もさることながら、勉強に対する心構えを教えてくれます。なぜ勉強するのかというところまで踏み込んで教えてくれるので、医学部に合格するだけでなく、医学部に入ってからいずれ病院で働くときの具体的なイメージを持たせてくれるのです。これが医学部受験の大きなモチベーションにつながります。いずれ迎える遠くない未来に対して真正面からぶつかっていけるよう、気持ちの面で医学部合格への支援をします。
勝負の年となる3年生の動向
3位から1位ですが、開成、洛南、東海になっています。どこも東大や京大など最難関大学現役合格者を多数輩出している高校で、授業面・メンタル面でのバックアップは万全です。普通に勉強していれば医学部合格はまず可能ですが、志望大学の医学部現役合格となるとライバルを蹴落とさなければならないので、かなり難しくなります。これらの高校はマンツーマン指導が充実しているので、3年生の最初に1年間の間で超えるべき目標をカリキュラムにして提示してくれます。マンツーマン指導でできるだけ早く生徒に合う苦手克服の授業をしてくれるのです。通常の高校は資金力も実績もないので、個別指導などはもってのほかですが、上記で挙げた上位3校はそのどちらも兼ね備えているので、希望の医学部に合格する可能性が高まるといえるでしょう。
医学部に現役合格するためには、そのための高校選びも重視することが必要になってきます。医学部に合格してからも立派な医師になるため、テストテストの毎日です。医師になるというのは、いくつもの難関を突破してこそ開かれる狭き門なのです。
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