こんにちは。医学生道場の橋本です。
医学生さんのご家族さんから頂く、留年に関してのご相談のお話をご紹介したいと思います。
医学生の親御さん
「うちの子が留年してしまいました。もう頭が真っ白です。どうしたらいいのでしょうか。」
橋本
「どういう風に留年になったことを知ったのですか?」
医学生の親御さん
「落ちるかもしれないとは、時々言われていたんですが、まさか現実になるなんて思いませんでした。」
橋本
「なるほど。」
医学生の親御さん
「もっと早く相談していれば、何とかなっていたかもしれませんよね。うちの子、自分でやるから大丈夫ってずっと言ってたので、、、。」
橋本
「下を向いていても仕方ありませんね。これからどのように動いていくか、ご相談に乗りましょう。」
医学生の親御さん
「よろしくお願い致します。」
このコラムでは、留年が決定した時に、実際に忘れてはいけない、そして目を背けたくなるけど、向き合わなければならないポイントを三つ、紹介したいと思います。
まずは、日本の医学部の留年について、認識を深めましょう。
調べれば調べるほどお分かり頂けるかと思いますが、医学部と言う特殊な環境での問題なので、情報がすごく少ないと思います。
ちなみに、当医学生道場のホームページでは、医学部についてのコラムをたくさん書いています。
理由としては、医学部の留年に関して正しい情報を書くことが出来るのは、日本で私だけだと思った事と、問い合わせをいただいた時に、すでに読んでいてくれていると、話が楽だからです(*´▽`*)
医学部はすごく特殊な環境で、イメージがわきにくいかもしれませんが、まずは情報収集から始めてください。
留年した時に、一番きちんと話し合わなければならないのは、今後の方向性について話し合うという事です。
医学部に残って勉強を続けるにしても、医学部を辞めて再受験をするにしても、どちらも大きな動きになります。その選択をした後に、努力を継続するためには、何よりも本人の気持ちが必要だからです。
大学(特に医学部)は、すごくお金のかかる事ですし、本人の弱い意志で再挑戦しても、痛い目を見てしまう可能性があります。
医師になる、医師免許をもつ、と言う方向性で本当に大丈夫なのか、意思の強さも含めて、きちんと確認しておくことが重要です。
たとえ、もし本人が「悪かったよ、うるせえな」という態度をとったとしても、これだけははっきりさせておきたい所です。
これは恐らく、医学生の先輩や、経験のある医師に聞かなければ難しいかもしれませんが、結果的に試験を落として留年をしてしまっていたのであれば、昨年度と同じ方法で再挑戦するのは危険です。
お父さんやお母さんが医師をしていて、医学部の経験がある事もありますが、この数年間でさえ医学部事情は大きく変わってしまっていて、やはり対策は難しいかもしれません。
当ホームページでは、医学部での勉強の仕方についてのコラムをたくさん書いていますので、是非情報収集してみてください。
もし難しそうだなと感じた場合には、遠慮なくお問い合わせください。
最後まで読んで頂きありがとうございました。引き続き医学生道場のホームページをお楽しみください。
医学生道場 代表医師 橋本将吉