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こんにちは、医学生道場です!
新年度が始まり医学生の皆様は、忙しない日々を過ごしている頃合いでしょうか?
なかでも最終学年である6年生は目の前の実習などに加えて、先に待ち構えている
卒業試験や第118回医師国家試験に向けた勉強もぼちぼち本腰を入れてやりはじめなければなあ。。
と、頭がいっぱい、体はいくつあっても足りないと不安に感じているのではないでしょうか?
しかも、せっかくここまで頑張ってきたのに、卒業試験で留年する卒試留年や、医師国家試験で留年する国試留年はそんなに珍しいことではない。
うかうかしていたら卒業すらさせてもらえないといった事態に陥るといった情報を耳にすることが多いかと思います。
そこで、今回は、そんなM6の皆様を悩ませる原因の一つである「卒業試験」の対策について考えていきたいと思います!
国試の対策だけやっていれば大丈夫だ!と思っている医学生の方もいらっしゃるかもしれませんが実際はそうではないかもしれませんよ。。。?
医学生の皆様は難関な医学部受験を乗り越えたと思ったら、毎日難しい医学の授業が始まり、さらに定期試験の勉強も大変で、留年を避けるため忙しい日々を過ごしてきたかと思います。
もっとも、M6になると学校によっては研究室配属や病院実習、夏休みになると休む間もなくマッチング、そして、卒業試験に国家試験とやることが山のようにあり、目の前のことだけに集中していると、先にある卒業試験や国家試験の勉強ができなくて、スタートダッシュが他の医学生と比べて遅れてしまいます。
それを避けるために、M6がはじまるとすぐに、この一年間をどのように過ごすか、卒試や国試の勉強をどのようにして行っていくかを決めておく必要があるのです!
病院実習で毎日大変だとは思いますが、それと並行して勉強を進めていく必要があることを次に説明していきましょう!
多くの大学では、第118回医師国家試験を受験するための条件として卒業試験に突破していることが課せられています。
一発の試験である場合や、大学によっては複数回に分けられて長期的に行われる場合もあります。
出題範囲は、「全範囲」であり、6年間で勉強してきたこと全てが問われる可能性があります。
このような膨大な範囲の対策には言うまでもなく膨大な時間が必要であり、直前の詰め込みでは間に合う人はほとんどいません!!!
だからこそ、病院実習と並行して少しづつでも計画的に勉強を進めていく必要があるのです!
学校別の国試合格率は毎年発表されており、それぞれの大学が高い合格率を維持したいと考えているであろうことは想像に容易いかと思います。
そこで、国試合格率を高く保っているように見せるために、学校は医師国家試験に確実に受かりそうな人だけを受験させるという方法を取ろうとします。
そのために行われるのが卒業試験です!!!
(卒試が合格率が高いほど国試合格率が低い傾向がみられます)
そして、国試合格率を上げるため、国試よりも難しい内容を卒業試験で問い、国試に確実に受かりそうな人だけを国試の受験資格として認めようとします。
このように、卒業試験では国試よりも難しい内容が問われる可能性が高いです!
国試は毎年1割の人が不合格となる試験であり、それよりも卒業試験が難しい可能性があると、一刻も早く勉強を始めなくてはという気になりますよね!
以上が卒試対策には時間がかかる理由です!
それでは、実際にどのような卒試対策を行っていくことになるかを考えてみましょう!
このように、学校によっては、卒試は国試よりも難しい可能性があるとわかり、
それなら難しい卒試の対策を先にフォーカスして勉強しておけば、大は小を兼ねるというし、国試対策が簡単に思えて効率がいいのでは!?
また、卒試の方が国試よりも先にあるんだから当然に卒試対策を先に行い、国試対策は後回し!と思う方も多いかもしれません。
しかし、実際は国試対策をまずは行う方が効率的に勉強できると個人的には思います。
なぜなら、国家試験を解くために必要な知識がないと卒業試験も解けないからです。
卒業試験においてはより細かい知識を問う問題が多く、いきなりこのような細かい知識を覚えていくのでは一周するのに時間がかかり、2回目にその問題に出会うのにものすごく時間がかかります。知識を定着させるにはいかにしてその知識に多く触れる機会を増やすかが重要であり、このように広く浅い勉強をまず行うのは非常に効率が悪いです。
そこで、まずは国試対策にフォーカスして、勉強に取り組むことをおススメします。
対策としては、ビデオ講座やQB、加えて卒業試験においては、過去問を用いて勉強していくのが一般的なやり方で間違いないかと思います。
ただ、一点注意点がございます。
それは、厚生労働省医道審議会より、3月31日付けで「令和6年版医師国家試験出題基準」が発表され、118回医師国家試験から適用されることが決まり、従来の過去問では対応できない問題が出題される可能性があるかもしれないということです。
この出題基準の改定により、国試において各論部分の出題内容の難化が予想され、
卒業試験においても第118回医師国家試験と同様の範囲に合わせてくるだろうと推測できます。
そうすると、従来のビデオ講座や過去問で万全の対策ができるかどうかは必ずしもわからなくなり、よりタイムリーな情報を入手していく必要があります。
勉強スケジュールの立案も同様に困難となり、より細かくその都度修正していく必要があり、マネジメントしてくれるような予備校や講師の必要性の高さもより高くなってきます。
※医学生道場では、卒業試験対策コースや医師国家試験対策コースもご用意しております。
授業内容は、生徒の皆様ごとに応じたフルオーダーメイドプランで、
それぞれに合ったカリキュラムを組むことができます。
気になることがあればLINEにてご気軽にご問い合わせください。
記事を最後までご覧いただきありがとうございました。
卒試は医学部生活の集大成です。
いままで頑張った全てを出し切る一年にして、万全の態勢で国試に臨みましょう!
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