名古屋大学医学部附属病院 循環器内科の教授にご登場いただき、医学生が在学中に培うべき学問的基盤と学びの姿勢についてお話しいただきました。

「基礎を軽んじない」「なぜを問う学習」「患者を理解する視点」など、臨床・研究いずれの道にも通じる医学教育の核心を提示しています。

奈良県立医科大学 理事長・学長 細井先生にご登壇いただき、自身の研究テーマである「軟骨伝導（第3の聴覚）」を例に、医師の専門性を社会・産業・テクノロジーへと拡張する視点を共有していただきました。

また、「医師免許は最強の免許」「挑戦者であれ」という言葉を通じ、医学生に向けて自律的にキャリアを切り拓くための知的態度を示されています。

広島大学病院 漢方医療センターの教授にお話を伺い、小児外科医としての経験から漢方医学に転じた経緯、そして臨床現場で得た気づきを学術的研究へ昇華していった歩みを紹介しました。

「現代医療における東洋医学の意義」「理不尽との向き合い方」「信念を貫く強さ」など、医学を“人間学”として捉える視点を若い世代へ伝えています。

医学生道場の卒業生を、北海道の八雲総合病院へ初期研修医として紹介しました。

地域医療の最前線に立つ同院と連携することで、学生が自らの学びを現場で実践し、医師としての責任と成長を実感する機会を得ています。

この取り組みは、医学生一人ひとりが自分の未来に主体的に向き合い、社会で求められる医師として歩み出すという、医学生道場の理念を具体的に体現するものです。