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2024.04.28
藤本あすな

【後悔したくない医学生必見】マッチングの全体像と対策について解説します!

この記事は約7分で読めます

はじめに

こんにちは!医学生道場です!
最近日中がとても暑くなってきましたね🥵

体調管理には十分に気をつけてお過ごしくださいね。

だんだん暑さが増してきたということは、M6の方はマッチングについて意識し始めているころではないでしょうか??

2024年度は、6月6日(木)14時から参加登録の開始です!

将来医師として活躍していくにあたり、マッチング活動は重要な取り組みの1つです!

そこで今回は、医学生バージョンの就職活動とも呼ばれている、「マッチング」についてお話ししていこうと思います!

マッチングとは何かという基礎的な部分から説明していくので、本格的にマッチングを行うM6の方のみではなく、M1~M5の方々もぜひ最後までご覧ください。

周りが活動を始める前に、少しでもマッチングについての知識を深めておくと、本格的にマッチングを行う前にスムーズに進めることができますよ!✨

そもそもマッチングとは??

マッチングとは、“医学生バージョンの就職活動”のことです!

マッチングは、 医師臨床研修マッチング協議会 という公益財団法人が運営しているwebサイト(https://www.jrmp.jp/)上にて、決まったアルゴリズムにより、病院と医学生との組み合わせが決定します。

そのアルゴリズムがどのようなものか気になる方はこちらをチェック!↓↓
https://jrmp2.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/distribution/matching.html

引用:医師臨床研修マッチング協議会ホームページ

マッチングはそんなに重要??

マッチングは”医学生バージョンの就職活動”と言われているように、初期研修先を決めるとても重要なイベントです。

しかし「どこで研修しても同じだ」と思っている方もいるのではないでしょうか。果たして本当にそうなのでしょうか、、??

医師として最初の2年である初期研修の過ごし方が、その後の医師人生も大きく左右すると言っても過言ではありません。

実際に初期研修を始めてから後悔しても、もう手遅れなのです。
なので、「どこで研修しても同じだ」という考えはやめてください!

後悔しない選択のためにも、マッチングに力を入れるべき理由を具体的に説明していこうと思います。

①マッチング競争率の激化

マッチングは、医学生と病院との希望がマッチすることで決定します。そのため、病院からの評価も重要です。

年々、マッチング競争率が激化しています。

今から、マッチングの競争率が激化している原因についてお話ししていこうと思います。

医学部入学定員増と海外医学部卒業生の増加により、マッチングの参加者は、増え続けています。
(厚生労働省の資料(https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/000695877.pdf)からも、平成20年度以前は7,625人の定員だったのが、令和2年度は9,330人と約2,000人定員が増加していることが読み取れます。)

しかし、病院の受け入れ人数は簡単に増加できるわけではないので、医学生の数が増加すればするほど競争率は激化します。

それに伴い、1次募集で研修先が決まらない学生も増加してきています。

2次募集で活動することになると国試の勉強に割ける時間もさらに削られることになるので、国試勉強のためにマッチングで手を抜くことは逆効果であるといえるでしょう。

②都市部の定員の減少

東京都や大阪府を始めとして、都心部で研修できる定員が減ってきています。

大都市圏の定員を減らし、医師不足地域で研修する人を増やすことが目的です。

マッチングの難易度は都道府県で大きく異なる結果となっています。
マッチング充足率(マッチ者数÷募集定員)が高い都道府県では、それだけ競争率が高く、より万全な対策が必要となってくるので、事前の準備が重要となってきます。

マッチングまでの道のり

マッチングはなぜ侮ってはいけないか分かっていただけたでしょうか。

続いてマッチングまでの道のりについて説明していこうと思います。

①マッチングについて理解する(M1〜M3)

まずは、マッチングの基本的な仕組み・スケジュールを調べて把握しておきましょう。

早くからマッチングの全体像を把握しておけば、余裕を持って活動することができます。

また、説明会や病院が開催するイベントに参加してみるのもおすすめです!

M1〜M3の頃から活動を始めると、病院や先生との関係を早い段階で作ることができます。
(🔺本格的なマッチング活動までに、研修内容や先生、また制度自体が変更になる可能性もあるので、注意が必要です)

②病院の情報を収集する(M1〜M3)

まずは、情報収集をする中で、“知っている”病院の数を増やしましょう。その中で気になる病院に目星をつけていきましょう。

早い人はM4になってすぐに病院見学を開始する人もいるそうです。

みんなよりも早くスタートダッシュを切ってマッチングを有利に進めるためには、M3の段階で、志望する病院を考え始める必要があるのかもしれません。

③ 病院を見学する(M3〜M5)

病気の情報を収集したら、実際に病院見学に行ってみましょう!
病院見学は、自分に合った病院研修先を見極め、他大学の学生と交流を図り情報交換をすることができる重要な機会です。

いきなり見学するといっても、「自分に合いそうな病院」を探すのは難しいと思います。
ですので、とりあえず最初は現在のお住まいの近くにある病院、もしくは先輩がいる病院に見学に行くのがおすすめです!
 
見学の回数を重ね、研修医から話を聞く中で、自分は何を求めるのか、何を重要視したいのかが見えてきます。
このように試行錯誤を繰り返すことで、自分にあった病院を探し見学に行くことができるようになります✨

試行錯誤を重ねる回数が多いほど、自分に合う病院が明確に見えてくるので、やはり早めの準備がカギになります!

病院見学での立ち振る舞いも、今後のマッチング活動に影響するので、病院見学にどのような姿勢で挑めば良いのかなど、しっかりと情報収集した上で病院見学に臨みましょう!

※病院見学に関して詳しい内容を知りたい方は以下の記事をご覧ください。↓↓

④採用試験を受ける(M6の7.8月)

☞筆記試験

大学病院や大規模市中病院など受験者数が多い病院は、国試形式の試験を実施するケースが多いため、国試の過去問による対策が有効です!

問題の難易度や、筆記試験の結果が採用の合否にどの程度関わるかは病院ごとに大きく異なるので、必ず確認しておきましょう。
(病院見学の際に、研修医の先生にたずねてみるのがいいかもしれませんね。)

なかには非常に専門性が高い問題を出題をする病院もあるかもしれません。
しかし、そんな問題は、きっと他の医学生も解けないはずと割り切って、あくまで基本的知識をおさえることを重視して過去問に取り組むといいでしょう。

また大都市部では、英語関連の試験を導入している病院もあるので、しっかり情報収集しておきましょう。

☞小論文

小論文を入念に対策しても、それほど大きい伸びは期待できないため、他の分野の対策に時間を使った方が、有効です。

基本的な構成やルールさえきちんと押さえておけば、心配しすぎる必要はありません。

小論文の基本的なルールは、
①「序論」「本論」「結論」の3部構成を意識して文章を書くこと。
②文末を「〜だ。」「〜である。」で統一すること。
になります。

また、小論文のテーマは、医療に関するニュースやトピックスが出題されることが多いので、普段から意識してテレビやインターネットで、医療に関する時事ネタはチェックしておきましょう。

☞面接

面接はほぼ全ての病院で行われ、病院側は、面接を最も重視しているので、対策を怠らないようにしましょう。

面接が苦手な人は、練習への第一歩を踏み出す勇気がでないかもしれません。

しかし、面接は慣れが重要ですので、勇気を出して、まずは、基本的な質問から何度も練習してみましょう。

緊張していると、早口になりやすいので、ゆっくり落ち着いてはっきりと話すことを意識ましょう。

また、能力面はもちろんですが、どのような印象を与えられるかも重要です。
マナーなどは、一般的な就活生と異なる部分はないので、本やサイトを参考にして実践してみましょう!

⑤結果発表(M6の10月)

10月の後半に、オンライン上でマッチングの結果が発表されます。

もしもアンマッチとなった場合、2次募集に参加することになりますが、精神的なダメージによる国試勉強のモチベーションの低下も想定されるので、万全の対策をして、1次募集に臨みましょう!!

おわりに

記事を最後までご覧いただきありがとうございました。🙇🏽‍♀️

今回の記事を読んで少しでも疑問を抱いた方や、不安に感じた方はぜひお気軽に医学生道場にご連絡ください。

🌟以下に医学生道場について記載しておりますので、ご覧ください。

医学生道場は、一人ひとりの医学生に合ったマッチング先を見つけられるようにサポートしてまいります。

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