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こんにちは!
今年の夏も暑さが続きますが、皆さん元気に過ごされていますか?🌞
夏バテには気を付けて、しっかり水分補給を忘れずにお過ごしくださいね!
さて、もうすぐ前期試験の結果が返ってくる頃でしょうか?結果が気になってしまうかもしれませんが、ご家族としてはお子さんを支えることが大切です。
みなさんは試験後にお子さんとどのように接しているでしょうか?
今回は、定期試験後のお子さんとのかかわり方についてお伝えします!
試験期間中、あるいは試験直後にお子さんに「どうだった?」と聞くのはプレッシャーになることがあります。
試験の出来が良かった子は自分から話すでしょうが、そうでない場合は質問自体がストレスとなってしまいます。
もしお子さんに手ごたえを聞いているなら、それはお子さんからの「試験できたよ。自信ある。」という回答を求めて言っているのではないでしょうか?お子さんにとっては、手ごたえの確認をされることで、「あんまり自信ないかも……。」とは言いづらく、委縮してしまいます。
早く落ち着きたくて手ごたえを聞いてしまう気持ちも分かりますが、聞いたところで試験の合否は変わらないので、あまり聞かないほうが良いかもしれません。
それよりはむしろ、例えば試験が終わったら「お疲れ様、今日はゆっくり休んでね。」と声をかけてあげたほうが、お子さんに安心感を与えることができるかと思います。
試験の話題は後日、お子さんが自然と話し始めたときに耳を傾けるようにしましょう。
もしあまり試験の出来が良くなかった場合、「あまり出来が良くなかったな……。」ということは、本人が一番よくわかっていますし、一番辛く感じています。実際に試験結果があまり芳しくなかった場合、次はどうしたらいい成績が取れるだろうか、と自問自答したり先輩に相談したりしているかもしれません。
そんな中、「なんでこんなに成績悪いの?ちゃんと勉強したんでしょ?」「もっといい成績取らなきゃダメじゃないか。」「こんなに馬鹿だと思わなかった。」と苦言を呈したところで状況は改善しません。むしろお子さんの精神面でのサポートを心がけてあげてください。
子どもにとっては、試験の出来が悪かったことそれ自体が既に大きなストレスです。ここで怒られてしまうと、さらに精神的に追い詰められてしまいます。あまり落ち込みすぎると、「自分は医学部が向いてないのかも……。」と思ってしまい、次につなげる気力が湧かなくなってしまう可能性もあります。
親の立場としては、まずは子どもの気持ちを理解し、共感してあげることが大切です。
例えば、成績表を見て「どうしてこんな点数なの?」というのではなく、「今回は大変だった?」「今回の試験を踏まえて、次の期末ではどうやって対策するのがいいかな」と励ますしたり、一緒に考えてあげたりした方が、お子さんの自尊心を保つことができます。
試験の結果が芳しくなかったときこそ、お子さんの努力を認め、一緒に次のステップを考えることが重要です。
成績の良いお子さんをほめたくなる気持ちはわかりますが、兄弟姉妹の前で褒めるのは避けましょう。劣等感を抱かせる原因になってしまう可能性があります。
「お兄ちゃんは○○っていう方法で勉強してこんなにいい成績とってるんだって。あなたもそのやり方でやりなよ。」と勉強方法を押し付けたり、「妹はこんなに成績いいのに、なんでお前はそんなにできないんだ」と比較されることで、自信を喪失し、自己評価が低くなる可能性があります。
兄弟姉妹の出来がいいと、誰に何を言われなくても「どうして同じ血がつながっているのに自分はこんなに出来が悪いんだろう」と卑屈になってしまい得ます。そこに親御さんが追い打ちをかけてはいけません。
大切なのは、一人ひとりの個性や努力を認め、それぞれの成長を温かく見守ることです。ご兄弟のやっている勉強方法が他の兄弟に合っているとは限りませんし、もしご兄弟のやり方を参考にするのであれば、ご本人から直接勉強方法を相談するでしょう。
兄弟間での比較は避け、それぞれのいいところを見つけて褒めるようにしましょう。
医師のご家族だと、「自分は学生時代にこの科目が得意だったのに、なんでこの子はできないんだ」と思ってしまうこともあるかもしれません。しかし、先述した通り他者と比較することは子供にとってプレッシャーになるので、避けてください。
親の成功体験をもとにした期待は、子供にとって重荷になります。それよりも、子供の個々の能力や興味を尊重し、本人が自分のペースで成長できる環境を提供することが大切です。
ご自身の経験を共有する際も、「自分はこの科目はこういう風に勉強していたよ。」「この科目はこういう風に勉強すると良かったよ。」と、あくまで助言をするように子供の成長を応援する形で伝えると良いでしょう。
子供から試験の報告があった場合は、まずは試験の結果や頑張りを認め、褒めてあげてください。
怒りや呆れ、苦言に加え無関心も子供のモチベーションを下げる原因になります。
試験が終わった後、子どもが自分から報告してくれることはとても貴重なことです。本人の努力をしっかりと認めてあげましょう。親御さんからしたらあまりいい結果ではないな、と思ったとしても、ひとまずは頑張った過程を評価することが重要です。
お子さんが自分の成果を報告してくれた時は、真剣に聞いてあげてください。
試験が終了したら「お疲れ様」といたわってあげてください。医学部の試験期間は長期に及ぶことが多く、数週間単位でストレスフルな生活を送っていたはずです。試験後は自由に過ごさせ、ストレスを解消させてあげましょう。
基本的には余計に関わる必要はないとは思いますが、もし親御さんがお子さんに何かしてあげたいと思うのであれば、リラックスできる環境を提供し、休息を取らせてあげてください。
例えば映画をみたり、旅行や好きなアクティビティを楽しむ時間を作ってあげるなど、普段できない楽しみでリフレッシュすることはおすすめです。お子さんが本当に好きなことを自由にさせてあげましょう。
他にも、ランチやディナーなどでリラックスさせるのもいい方法です。
おいしい食事を楽しむことで、気分転換になり、心も体もリフレッシュできます。
普段は忙しくてなかなかゆっくり話す時間が取れないかもしれませんが、この機会にお子さんとのコミュニケーションを深めることもできます。
また、新しいレストランやカフェを一緒に探してみるのも楽しいですよ。
おしゃれなカフェでおいしいスイーツを楽しみながら、試験の疲れを癒してあげてください。
また一緒に料理をするのもいい方法かもしれません。簡単な料理を一緒に作って楽しむことで、リラックスした時間を過ごせます。
試験の手ごたえなどは結果が出るまではあてにならないことが多いです。気になるのはやまやまだと思いますが、子どもからの報告を待ちましょう。
過剰な干渉やプレッシャーは子どもの精神的疲労を増やすので、そっとしておいてあげてください。特に試験の結果が出ていない段階で、あれこれと詮索するのは避けた方が良いです。
結果が出た後に、子どもが自分から話してくれるのを待ちましょう。子どもが自分から報告してくれる時こそ、しっかりと耳を傾けることが大切です。
お子さんがいい成績だった場合、それは嬉しいことではありますが、プレッシャーはかけないように気を付けましょう。
成績は確かに大切ですが、それ以上に大切なのはお子さんの成長や学びのプロセスです。
親としては、子供の成長を見守り、その努力を尊重することが大切です。それが結果として、おこさんの成績向上につながっていきます。
例えば、「次の試験はもっといい成績が取れるように頑張ろう。」というより、「今回の試験、よく頑張ったね。お疲れ様。次も自分のペースで進めていこうね」と努力の過程を認めてあげることが重要です。
過程を認めてあげることが、最終的に結果につながるのです。
お子さんが試験に落ちたり成績が芳しくなかった場合、無理に親から聞き出そうとすると、子どもは「怒られるんじゃないか」「呆れられるんじゃないか」と思い、言い出しにくくなることがあります。
親としてできる限りのサポートを行ったうえで、なお悩みや不安が解消されない、あるいはお子さんの状況やかかわり方についてお悩みがあれば、医学生道場にぜひご相談ください。
第三者によるプロフェッショナルなサポートを受けることで、学生が心の安定を取り戻し、学業に専念できる環境が整います。
医学生道場の公式LINEは24時間受け付けています。まずはお気軽にご相談ください!
これからもご家族みんなで支え合い、楽しい夏を過ごしてくださいね!
また、夏の暑さには十分お気を付けください。
ご家族のサポートが、お子さんの学びと成長にとって大きな力となることを願っています。
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