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こんにちは🌻医学生道場です!
今回は2023年に公的化されたOSCE(オスキー)の対策方法をご紹介していきます!
公的化されてから何が変わったのかと不安になっている方もいるのではないでしょうか。
そんな方のためにこの記事ではOSCEが公的化される前と公的化された後の違いについても紹介しています。
OSCE対策のために少しでも参考にしていただければ幸いです😊
の3つに分けてご紹介しています。
ぜひ最後までご覧ください!
OSCE(オスキー)は、医療分野での臨床スキルを評価するための試験です。医学生や医療従事者の臨床能力を客観的かつ体系的に評価することを目的としています。
医学部の臨床実習に上がる前にCBT試験とOSCE試験の二つに合格することが、臨床実習に進むための条件となります。多くの大学で4年生の8月~3月に行うことが多いですが、大学によってさまざまです。
OSCEは実際の臨床場面を模した複数のステーションで構成されています。各ステーションでは、特定のスキルや知識が評価されるため、それぞれの対策をしておかなければいけません。
〔ステーションの形式〕 医療面接、頭頸部、腹部、神経、胸部、全体状態とバイタルサイン、基本的臨床手段、救急の8課題 で構成されています。カテゴリごとに部屋が分かれており、部屋に置かれている患者情報の書かれた紙を読んでから模擬患者さん相手に試験が始まります。
〔時間制限〕医療面接は10分、その他はそれぞれ5分の試験時間となっており、限られた時間内に必要なスキルを発揮する必要があります。
OSCEは公平かつ公正で厳格な試験実施体制を維持するために2023年8月に公的化されました。
公的化される前のOSCEと公的化されたあとのOSCEを比較していきたいと思います。
〔合格基準〕
公的化前:各大学が各自設定
公的化後:全大学共通の統一合格基準をCATO(医療系大学間共用試験実施評価機構)が設定
〔課題の数・種類〕
公的化前:各大学が各自で設定
公的化後:医療面接、頭頸部、腹部、神経、胸部、全体状態とバイタルサイン、基本的臨床手段、救急の8課題に統一。四股と脊柱、感染対策を加えた10課題を実施することについて25年度までに検討。
〔評価の体制〕
公的化前:各試験室2人以上の内部評価者で行うことが原則
公的化後:CATOの認定を受けた者が担当する。各試験室に外部評価者1人の配置を25年度までに検討。
〔模擬患者〕
公的化前:医療面接の模擬患者が所属する団体によって養成方法が異なる。身体診察の模擬患者の必要人数を集めるため医学生を活用。
公的化後:医療面接の模擬患者はCATOの認定を受けたものが面接する。身体診察の模擬患者として医学生の活用を認めるが、医学生が身体診察の模擬患者を担当することの是非を25年度までに検討。
医学部OSCEについて、再試験や留年はどの程度あるのか心配になられる方が多いと思います。
実は、合格率は90%と比較的高いんです。しかし、一部の学生は不合格となり、再試験が必要で場合によっては留年の可能性もあります。
不合格の原因としては
・時間管理の失敗
・手順の抜け
などがあげられます。
不合格になった場合は、該当する分野のみ再試験が可能となりますが、再受験料や準備の負担が大きくなります。
また、公的化により試験基準が統一されたことで評価の公平性は向上しましたが、その分厳しさも増した側面があります。
試験合格率は高いですが、油断は禁物です。対策を怠らずに行いましょう。
・精神的支援
OSCEは学生が不安を感じやすく、緊張する場面です。そんな学生さんに積極的な励ましをすると少し安心してもらえるかもしれません。「ミスしても次に生かせば大丈夫」など落ち着いてOSCEに取り組めるような前向きな声掛けを徹底しましょう。
・休息を促す
学生さんはOSCEと並行してCBTの準備も必要になるため、過労状態になりやすくなっています。長時間の準備や練習は大切ですが、健康を保つための休息も不可欠です。家族は、食事の管理やリラックスできる環境の提供するよう心がけましょう
・再試験の場合の準備
もちろん、合格するのが一番ですが、万が一不合格になってしまったときの準備もしておきましょう。
再試験となると受験料が必要となります。受験料の準備やスケージュール管理のサポート、励ましが大切になります。
医療面接では下記のスムーズな流れが求められます。
①導入
②良好なコミュニケーション
③医療的情報を聞く
④心理・社会的情報を聞く
⑤締めくくり
流れを覚えるだけではなく、当たり前のように体に慣らせておくぐらいに練習しておくことが重要になります。流れを完璧に覚え、OSCE本番でも落ち着いて行えるように準備しておきましょう!
〔言葉遣い〕普段、使わない言葉や言い回しがあるので、どの場面でどの言葉が適切か練習しておきましょう。丁寧な言葉遣いを心がけるとよいですが、丁寧すぎると不自然になるので気をつけましょう。また、専門用語が多くなりすぎないように注意しましょう。
下記のサイトでは医療面接の対策についてさらに詳しく記載されているのでぜひご覧ください!
診察技術はOSCEで非常に重要です。以下のポイントに注意して練習しましょう。
〔標準的な診察手順〕頭から足までの全身診察の流れを確実にマスターしましょう。特に、心音や呼吸音の聴診、腹部診察の手技は必須です。
〔症状の評価〕患者の主訴を正確に聞き取り、その情報に基づいて適切な診断を行う能力を身につけましょう。 また、各ステーションごとに注意点があるため気を付けましょう!
以下のブログでは各ステーションごとのポイントが書かれているので是非参考にしてみてください!
シミュレーションや模擬試験を利用して、実際の試験環境を体験しておきましょう!
〔シミュレーション〕本番と同じ形式の模擬試験を受けることで、試験の流れに慣れることができます。友人と練習しあってお互いに意見を言い合うのもおすすめです。
〔フィードバック〕 模擬試験後には、指導者や同僚からフィードバックをもらい、自分の強みと改善点を把握しましょう。
OSCEでは、患者とのコミュニケーションが重要です!患者さんに対して丁寧に説明し、信頼関係を築くこともOSCEでは評価対象になります。
〔患者の話をよく聞く〕 患者が話す内容をしっかりと聞き、その言葉を反復して確認することで、信頼関係を築くことができます。患者のプライバシーを尊重し、痛みがないかを常に確認しながら診察を進めましょう。
〔クリアで簡潔な説明〕 医療用語を使いすぎず、患者にわかりやすい言葉で説明するスキルを身につけましょう。
OSCEでは時間内に全てのタスクを完了する必要があります。時間を意識しながら練習しておきましょう!
〔事前の計画〕 各ステーションでの作業内容を事前に計画し、どの部分にどれくらい時間をかけるかを決めておきましょう。
〔時計の活用〕ステーション内で時計やタイマーを確認し、時間配分に注意を払いましょう。
試験前や試験中のストレスを管理することも大切です。リラクゼーション技術やメンタルの準備も忘れずに行いましょう🌿
〔リラックス法〕 深呼吸や簡単なストレッチなど、独自のリラックスできる方法を見つけておきましょう。リラックスの方法は人それぞれのため、ストレス解消のためにたくさんの方法を試してみましょう。
〔ポジティブな思考〕 自信を持ち、ポジティブなマインドセットで試験に臨むことが成功への鍵です。「自分はできる!」と自己暗示をかけておきましょう👍
試験後には、自分のパフォーマンスを振り返り、次回に活かせる点を考えましょう。
〔自己評価〕 試験中の自分の行動や反応を振り返り、改善点を見つけることで次回に向けた戦略を立てましょう。
〔継続的な学習〕OSCEでの経験を通じて、臨床スキルの向上に努め、常に学び続ける姿勢を保ちましょう📝
OSCEの対策をするにあたって注意点があります!
〔実践で覚える〕 参考書やまとめで勉強することも大切ですが、頭に入っているだけでは実際のOSCEで実力を発揮できず、不合格になってしまう可能性もあります。そうならないためにも、完璧に理解し、実践を積み、試験に望みましょう。
〔CBT試験との両立〕多くの大学でCBT試験とOSCEは同じ学年で行われるため、OSCEの対策をおろそかにしないよう心がけましょう。CBTの試験勉強に時間を使いすぎてOSCE対策ができなかったということがよく起こります。
CBTの勉強も大事ですが、OSCEの対策も効率よく行えるよう頑張っていきましょう!
さいごまでご覧いただきありがとうございました🙇♀️
今回はOSCE対策についてご紹介しました。
OSCEは今までやってきた試験と一味違っていて戸惑う方も多いと思いますが、しっかりと対策して落ち着いて試験を受けましょう!
また、CBTの試験勉強との両立も難しいと思いますが計画的に進めていきましょう!
どちらもおろそかにしないよう頑張ってください💪
こちらのブログではCBT対策についても書かれているので是非ご覧ください!
医学生道場にはOSCEについて悩んでいる方のために医学部OSCE対策コースがございます!
臨床現場で働いている現役の医師講師と共に、模擬テストや反復練習を行いながら、徹底的にOSCE対策を行います。
実際に医師講師が患者役となり、何度も繰り返し模擬テストを行います。
実際の臨床現場で活躍する医師が、診察方法や手技について何がどう違うのか、どのように改善したら良いのかを丁寧に詳しく指導します。
実際の手技だけではなく、時には参考書や大学で配布されたOSCE用の資料なども活用しながら、確実に理解を深めていく事ができます。
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