著者:荻野美咲(関西の心理学部在学)
医学部について学ぶうちに解剖学などの暗記の大変さやスケジュール管理の難しさを知ることができました。それをもとにOSCEなどの医学生に役立つブログやアルバイト事情、冬の勉強法などの大学生に役立つブログを書いています!
こんにちは🌸医学生道場です!
医学生にとって進級試験は大きな壁の一つです。試験範囲が広く、難易度も高いため、「落ちたらどうしよう」と不安になるのは当然のことです。しかし、不安に押しつぶされてしまうと勉強の効率が下がり、逆効果になってしまいます。
本記事では、進級試験に向けての不安の原因と対策、留年率や判定基準、試験当日の対策までを詳しく解説します。適切な準備をすれば、不安を軽減し、自信を持って試験に臨むことができます。
目次
進級試験は試験範囲が広く、膨大な知識量が求められます。そのため、「覚えきれていないのではないか」と不安になりますよね。特に、直前になってから「もっと前から勉強しておけばよかった」と思う方が多いのではないでしょうか
対策
・早めに勉強計画を立てておく
・今までやってきた勉強量を見て、自身を付ける
・試験の日が近い場合は、今できることだけを見る(新しい範囲に手を付けずに復習をする)
試験が近くなると「あれもこれもやらなきゃ」と焦ってしまいます。焦らずに自分を信じて、今できることに目を向けましょう。
進級試験は1年間学んだ内容が試験範囲になります。一度にすべてを完璧にしようとするとパニックになってしまうので、少しずつ落ち着いて勉強をしましょう。
対策
・重要度の高い範囲を優先して勉強する
・記憶の定着を意識して、何度も復習する
・「すべてを覚えようとしない。少しずつ覚える」ということを意識する
以前の試験で失敗した経験があると次の試験でも失敗するのではないかと大きな不安を抱きますよね。以前の失敗を次に活かしましょう!
対策
・以前の失敗の原因を分析し、具体的な改善策を考える
・できたことにも目を向け、自信をつける
まわりはもっと勉強しているのではないかと焦ってしまいますよね。まわりのことは気にせず、自分の勉強に集中しましょう!
対策
・他人と比較せず、自分の成長を重視する
・SNSなどで他人の勉強情報を目にしないようにする
そもそも進級試験の判定基準はどのようなものか気になりますよね。
進級判定には2つの評価基準があります。
・絶対評価→例えば、60点を基準とし、60点以上を超えていれば合格、超えていなければ不合格となる形です。医学部では、ほとんどの試験が60点を基準としています。60点を超えることができるかどうかが進級できるかの分かれ目となります。
・相対評価→例えば、「上位3分の2を進級、下位3分の1を不合格にする」という評価方法です。この場合は、合格者の人数を60点という基準に合わせて、点数調整を行います。
医学部や科目によって絶対評価と相対評価は変化するので注意しましょう。どちらの評価でも合格できるように出席率を確保し、試験勉強もしっかりしておきましょう。
医学部の進級はどのくらい厳しいのか気になりますよね。
以下にストレート卒業率の低い大学をまとめました。
国公立
島根大学:67.9%
徳島大学:72.8%
山梨大学:75.2%
滋賀医科大学:76.1%
高知大学:76.5%
私立大学
帝京大学:65.0%
川崎医科大学:65.8%
杏林大学:68.4%
日本大学:68.5%
福岡大学:74.5%
これらの大学は進級試験が厳しく、留年率が高めと言われています。
以下のブログでは留年が少ない大学の進級率も記載されているため、ぜひご覧ください。
また、留年しやすい学年は2年生です。2年生では、生理学、解剖学、生化学などの基礎医学で覚えなければいけない情報量が多すぎるため、留年しやすいと言われています。以下の記事では低学年の留年について詳しく記載されているので是非ご覧ください。
睡眠不足では記憶の定着が悪くなり、集中力も低下します。どれほど焦っていたとしても睡眠は必ずとりましょう!
対策
長時間勉強し続けると、逆に効率が落ちます。自分が好きなことをできる時間を必ず作りましょう。勉強へのモチベーションも上がり、勉強効率も良くなります。
対策
以下のブログでは勉強に集中するためのモチベーションの上げ方をまとめています。ぜひご覧ください。
試験直前にあれもできていないし、これもできていないと焦ってしまうと、余計に不安になってしまいます。「まだ足りないのでは?」と不安になりますが、最後までできることに集中しましょう。
考え方の切り替え
持ち物チェックリスト
試験中はほかのことは考えず、試験だけに集中しましょう!
ポイント
終わった試験について考えていても意味がありません。試験が終わったら、次のステップに気持ちを切り替えましょう。
考え方
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最後までご覧いただき、ありがとうございました。今回は、進級試験に対して不安を感じている方へ向けて、対策法から留年率、ストレス対策、試験当日の準備までまとめました。
真面目に取りくんでいると、不安を感じるのは自然なことです。しっかりと対策をすれば必ず乗り越えることができます。進級試験には効率的な勉強も必要となってきます。以下のブログでは進級試験の傾向や勉強法について解説しているので、ご覧ください。
息抜きも忘れずに、落ち着いて勉強をしていきましょう💪
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