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著者名:シマダ
所属:早慶三年生、医学生道場の学生アルバイト
資格・経歴:年間40本以上観劇、毎期多数ドラマ視聴
アピールポイント、自己紹介:年間様々な舞台を観劇したりドラマ、アニメ、映画などを視聴しており、皆さんの好みに合わせたおすすめ作品をご紹介することができます!
また、早慶に通う現役大学生として学習方法のアドバイスや大学生活の今をお届けします!
大学生の皆さん、6月も後半に差し掛かりそろそろ期末試験やレポートの準備を始める頃でしょうか?単位取得に関わる期末試験やレポートの準備、とても大変ですし終わった時の楽しみが欲しいですよね!そんなあなたにおすすめしたいのが、ネトフリで気軽に見れるアニメです!
アニメの世界には、心を熱くするバトル作品や、じっくりと物語に浸れるミステリー、キャラクターの魅力に引き込まれる作品など、夢中になれるさまざまなジャンルの素敵なアニメがあります。
今回は、Netflixで配信中の中でも、ジャンルは異なれど共に高い評価を得ているアニメ「ウィンドブレーカー」と「薬屋のひとりごと」をご紹介します。熱血青春×不良のバトルと、宮中を舞台にした本格推理ドラマ。試験やレポートを頑張るのがきっと楽しみになる、そんな素敵なアニメを2本ご紹介します!
最近、漫画ファンやアニメファンの間で口コミが広がり、じわじわと話題になっている作品があります。その名も『WIND BREAKER(ウィンドブレーカー)』。この作品は一見すると昔ながらの「ヤンキーもの」ですが、観れば観るほどその奥深さと熱さに引き込まれ、気がつけば次の話が待ち遠しくなること間違いなしの作品です!
物語の主人公は、超がつくほどの喧嘩っ早さを誇る高校生・桜遥(さくら はるか)。彼が転校してきた「風鈴高校」は、街の治安を守る“ボウフウリン”という不良集団が有名な学校でした。一見ヤンキー高校の不良学生という典型的な彼らですが、その正体は暴力で支配するのではなく、力をもって街を守るという、まさに現代のヒーロー!そんな「弱きを助け強きを挫く」なかっこいいヒーロー像と通じる「ボウフウリン」の姿勢に、桜は次第に共感し共鳴していきます。
ストーリーのあらすじだけ見ると一見、「よくある熱血系ヤンキー漫画?」と思われがちかもしれないこの作品。でもこの作品の魅力はなんといっても、キャラの心情描写や人間関係の描き方が非常に丁寧で、どのキャラにもしっかりとした背景とドラマがあるところです!最初は一匹狼だった桜の不器用な成長や、仲間との信頼の積み重ねがリアルで、見ていて思わず胸が熱くなるんです!
本作のアニメーション制作はCloverWorks。近年では『ぼっち・ざ・ろっく!』や『SPY×FAMILY』などの一度は聞いたことがあるであろうヒット作を手がけたスタジオというだけあって、作画のクオリティは圧巻です!特に、ヤンキーものには欠かせない喧嘩シーンのアクション描写はスピード感と迫力がすごく、みんなの拳の重さが画面越しに伝わってくるようなリアルさと迫力を感じ、一層のめり込んでしまうこと間違いなしです。
また、キャラの表情も細かく描かれていて、喜怒哀楽がしっかり伝わってくるのもポイントのひとつ。一見強面で近寄りがたいけど実は仲間思いで熱いキャラたちが、ふと見せる優しい表情や笑顔に「友達になりたい!」と叫んでしまうかも。
『ウィンドブレーカー』は、単なるケンカアニメではありません。過去にトラウマを抱えた者、仲間を信じられない者、自分の存在意義を探している者…。味方の「ボウフウリン」だけでなく「ボウフウリン」と対峙する敵たちも含めてさまざまな想いを抱えた若者たちが、己の信念を胸に、時にぶつかり合いながらも互いに支え合い、成長していく姿に心を動かされます。
友情・勇気・正義など、聞いていて少し照れ臭くなってしまうようなワードがこの作品のキーワード。そんな言葉がまっすぐに視聴者の心に響くのは、『ウィンドブレーカー』という作品自体が不器用な桜を主人公に据えながら、本気でそれらを描こうとしているからでしょう。だからこそ、アニメを観終わった後に「ちょっと明日も頑張ってみようかな」と小さな勇気をもらえる、そんな力があるんです。
・桜遥のターニングポイント
第3話では、主人公・桜遥が風鈴高校のボウフウリンの一員として、初めて本格的なバトルに身を投じるシーンが描かれます。これまで一匹狼で「強さ」に固執していた桜が、自分の鍛え抜かれた拳で何を守りたいのか、それを見つめ直す桜自身のターニングポイントとなる回です。
敵として登場するのは、街で暴れ回る不良たち。桜は、共に戦う仲間のため、優しくしてくれる町の住人のため、そして自分自身の「信じたもの」のためにその拳を振るいます。ここのバトルシーンは迫力満点で、CloverWorksによる作画の凄さが存分に発揮されていて、まさに息を呑む展開です。
・「孤独」を知るふたりの出会い
また、梅宮一(うめみや はじめ)と桜の出会いも重要なシーンです。ボウフウリンのトップであり、言葉少なな一匹狼の桜の真意を汲み取る梅宮の姿は、かっこいい兄貴分そのもの。「お前の拳は、ちゃんと届いてるぞ」という梅宮の一言で、桜の堅く閉ざされた心が少しずつ解けていく様子には、多くの視聴者が胸を熱くさせられたことでしょう!
まだ観ていない人は、ぜひ桜遥のターニングポイントとなる3話まで観てみてください。きっと、桜遥と風鈴高校の仲間たち「ボウフウリン」の熱くて心躍る闘いから目が話せなくなるはずです!
近年、異世界ファンタジーやバトル系のアニメが多く放送され話題を呼ぶ中、じっくりと謎解きと人間ドラマを楽しみたい方にぴったりの作品があります。それが『薬屋のひとりごと』です。
一見、地味に感じるタイトルですが、実際に観てみるとその緻密な脚本と魅力的なキャラクターたちに引き込まれ、展開が気になり気づけば次の話を再生している自分に驚くはずです。
物語の舞台は中華風の帝国。その後宮で下女として働く少女・猫猫(マオマオ)は、元々は花街で薬屋として働いていた変わり者でした。薬屋の義父に育てられ、薬に関しては超一流の知識を持ちながら、政治にも恋愛にも一切興味なし。
そんな彼女が後宮に身売りされたことをきっかけに、後宮で続発する不可解な事件の謎を解き明かしていきます。その際に使うのは薬学の知識と鋭い観察力。後宮の政治などが複雑に絡み合った迷宮入り事件を、「薬屋」という独特の視点から華麗に推理し解決していく、特殊な探偵ものです!
ポイントは、猫猫がただの「変人天才キャラ」ではないということ。彼女の飄々とした態度や、たまに見せる毒舌、そして何より“人間の愚かさ”や“制度の矛盾”、“政治的な思惑”にも臆せず冷静に切り込んでいく猫猫に、スカッとすること間違いなし!
『薬屋のひとりごと』は、1話完結の事件もあれば、数話かけてじっくりと描かれる政治的な陰謀や後宮のドロドロとした人間関係もあり、その構成がとても丁寧で面白いストーリーに仕上がっている点がおすすめポイントの一つ。
たとえばアニメ序盤のエピソードでは、後宮で生まれた皇帝の子が次々と体調を崩すという事件が起こります。そんな一大事に医官が調査をしますが原因は不明。しかし猫猫は、皇帝の子の乳母や使用人の行動、口に入れた食べ物、部屋の位置関係などから「誰も気がつくことができなかったある真実」に辿り着きます。
その解決までの流れが、とにかく見事で爽快!伏線がきっちりと回収されるのはもちろんのこと、ラストに訪れる「そういうことだったのか!」の爽快感は、まるで分厚い本格ミステリーを読み終わった後のよう。
さらに、後宮という閉鎖的で政治と女性の世界を舞台にしているからこそ、人間関係のドロドロがより濃く描かれます。政治的な陰謀や女同士の嫉妬、身分の差による愛憎、そして時には命を懸けた駆け引きまで、さまざまな問題が生まれます。薬や毒が絡むからこそ、緊張感も高めの謎解きにドキドキしっぱなし。
主人公である猫猫の知的で皮肉っぽいキャラクターもとても魅力ですが、もう一人忘れてはならないのが、ずば抜けた美貌の持ち主で猫猫に翻弄される宦官の壬氏(ジンシ)。
誰もが見惚れるような美貌を持ちながら、その正体にはとある大きな秘密が…?そしてその美貌で後宮の人々を虜にしてしまう壬氏ですが、猫猫だけは思い通りになりません。彼が猫猫に翻弄されながらも徐々に距離を詰めていく様子は、ラブコメ的な要素としても非常にドキドキして見応えがあります!
最初はビジネスライクだったふたりの関係性が少しずつ変化していくのもまた、謎解きだけでない本作の大きな見どころの一つ!恋愛描写が過剰でない分、逆にじれったく、微笑ましく見守りたい2人の関係性が素敵。
一見華やかに見えて愛憎渦巻く残酷な後宮、そこに生きる人々の人生模様、そして謎が謎を呼ぶ知的で複雑な事件の数々。
『薬屋のひとりごと』は、ド派手なバトルや魔法こそありませんが、その分ずっと深く、ずっと面白さが続く、一度見たら引き込まれてしまう魔性の作品です!ミステリー好きも、恋愛ドラマが好きな人も、そして少し変わった面白い主人公に惹かれる人も、そんな人たち全員に自信を持っておすすめしたい、とても素敵な作品です!ぜひ一度、その世界に足を踏み入れてみてください!
今回ご紹介した2本のアニメはいかがでしたでしょうか?ジャンルの違う2作品ですが、どちらも皆さんに自信を持ってお薦めできるとても面白い作品です!ぜひ期末試験やレポートを乗り越えた後のお楽しみに、期末の大変な時期を一緒に乗り越えましょうね!
このブログを執筆したスタッフが所属している医学生道場では、医学部に在学する医学生を対象とした個別指導を行っています。身近に医学部の学習や試験についてつまづいていたり、誰かに相談したいと悩んでいる方はいらっしゃいませんか?
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