著者名:原田
所属:株式会社リーフェホールディングス経営企画室部長
資格と経歴:法学部-政治学研究科<修士><博士>-政治学教員
自己紹介:幼少期より病気がちで、こんにち無事に生活できているのは、医療とそれに関わる人たちのお陰です。将来の医師として、社会に貢献できる医学生の方を積極的にサポートしていきます。
目次
詳しくはLINE、メール、電話にてお問い合わせください!
Post CC OSCEは医師への重要な一歩です。医学生道場では、単なる試験対策を超えて、将来の医療者として必要な総合的な能力を身につけられるよう全面的にサポートします。
Post CC OSCE(Objective Structured Clinical Examination)は、医学部6年生に対して実施される実技試験であり、医師国家試験の受験資格を得るために必要不可欠な評価ステップです。この試験は、客観的かつ構造化された形式で行われ、臨床現場における医学生の総合的な実力を測ることを目的としています。
OSCEで特に重視される評価ポイントは4つあります。第一にコミュニケーション能力であり、患者との対話や説明の明確さ、共感的態度が評価対象です。第二に基本的臨床技能として、問診・診察・処置などの手技の正確さと手順が求められます。第三は患者安全への配慮であり、感染対策や確認作業など安全管理への意識が問われます。最後に医療倫理・態度では、プロフェッショナリズムやチーム医療に対する姿勢が見られます。
Post CC OSCEは単なる知識確認ではなく、実際の診療場面で即戦力となるかを見極める重要な試験であり、医師としての最終関門とも言えます。
Post CC OSCEの突破には、単なる知識や手技だけでなく、実際の臨床現場で求められる総合的な能力が問われます。医学生道場では、これを体系的に身につけるための「CARE戦略」を提唱しています。CAREとは、Communication(コミュニケーション)、Assessment(評価・診察)、Reasoning(臨床推論)、Empathy(共感・配慮)の頭文字を取ったものです。
まず、Communicationでは、患者との信頼関係構築が最優先です。明瞭な説明と同意の取得、タイミングを見極めた声かけが求められます。Assessmentでは、診察手順を体系的に行い、得られた所見を正しく解釈しながら、安全確認も怠らない姿勢が必要です。
さらに、Reasoningでは、診察結果をもとに論理的に臨床推論を行い、鑑別診断を立て、次に取るべき行動を迅速かつ的確に判断する力が試されます。最後に、Empathyは患者中心の医療を実践する上で不可欠です。不安を和らげ、共感的かつ誠実な態度で接する姿勢が高く評価されます。
このCARE戦略を意識することで、Post CC OSCEにおいて総合的な臨床能力をアピールすることが可能になります。
重要手技
医学生道場チェックポイント
重要手技
医学生道場チェックポイント
重要手技
重要手技
Post CC OSCEでは、臨床現場での即戦力を問う出題が中心となり、特に循環器・呼吸器・神経系、および救急対応の手技が高頻度で出題されます。事前に頻出課題を把握し、手技の精度と安全性を高めておくことが合格への近道です。
循環器系では、心音聴診(S1、S2の識別)や血圧測定の正確さ、下肢浮腫の評価が重要です。聴診器の正しい使用、体位変換時の安全確認、異常所見の表現は基本としておさえましょう。呼吸器系では、全肺野を系統的に聴診する手技やSpO₂の正確な測定と解釈が問われます。体位調整や聴診部位の順序がスムーズにできるように練習が必要です。
神経系は出題頻度こそ中程度ですが、意識レベル評価(JCS・GCS)や反射・協調運動検査の正確な実施が求められます。救急対応は必須領域であり、BLSの正確な手順や意識消失時の初期対応は必修です。バイタル測定の確実な実施もあわせて確認しておくべきです。
Post CC OSCE当日は、限られた時間内で自分の力を最大限に発揮することが求められます。そのためには、タイムマネジメントとメンタルコントロール、そして手順の徹底が鍵を握ります。
まず時間配分は、課題の読解に30秒〜1分、患者対応準備に30秒、実技実施に4〜5分、最後のまとめと報告に30秒〜1分が理想です。これを事前に想定し、反復練習することで本番でも焦らず対応できます。
緊張を和らげる方法として医学生道場では「4-7-8呼吸法」を推奨しています。鼻から4秒吸い、7秒止め、8秒かけて口から吐くこの呼吸法を3回繰り返すことで、自律神経が整い集中力が高まります。
また、チェックリストの活用で一連の流れを可視化・定着させましょう。入室時のノックや挨拶、手指衛生、自己紹介。手技中の説明と同意、体位・安全確認、所見の記録。そして退室時には感謝の言葉や後片付けを忘れずに。
あなたの医師への夢を、医学生道場が全力で応援します。
Post CC OSCE(Objective Structured Clinical Examination)は、医学部6年次に実施される実技試験で、医師国家試験の受験資格を得るために必須の評価ステップです。臨床現場に即した状況設定のもと、コミュニケーション、診察技能、安全配慮、倫理的態度といった総合的な臨床能力が問われます。
医学生道場では「CARE戦略」を推奨しています。C(Communication)=信頼関係構築、A(Assessment)=診察手順と安全確認、R(Reasoning)=臨床推論、E(Empathy)=共感的態度の4要素をバランスよく鍛えることで、OSCEでの高評価につながります。
限られた時間内で最大限のパフォーマンスを発揮するためには、タイムマネジメント(読解30秒、準備30秒、実技4〜5分、まとめ1分)と、緊張を和らげる4-7-8呼吸法(4秒吸う、7秒止める、8秒吐く)が効果的です。さらに、チェックリストで入室〜退室までの流れを可視化・習慣化しておくことが重要です。