著者:おぎの(関西の心理学部在学)
医学部について学ぶうちに解剖学などの暗記の大変さやスケジュール管理の難しさを知ることができました。それをもとにOSCEなどの医学生に役立つブログやアルバイト事情、冬の勉強法などの大学生に役立つブログを書いています!
💡このブログで分かること💡
1.医学部生が休学を選ぶ主な理由と、その背景にある精神的・経済的な要因
2.休学期間を有意義に過ごすための具体的な方法と復学準備のポイント
3.復学以外に選べるキャリアの選択肢(転学・他分野への進路など)
目次
医学部の勉強は非常に負担が大きく、毎日を必死に乗り越えている学生が多いです。そんな中で、「休学」を選ぶ学生も決して少なくありません。
休学の理由は様々で、精神的や体力的な不調、家族の事情、経済的な問題など、多岐にわたります。
世間では「休学=挫折」というイメージを持たれがちですが、実は長い目で見るとプラスに働くことも多いのです。
医学部生が休学を決断する背景は多岐にわたりますが、特に以下のパターンが目立ちます。
例:仕送りだけで生活できる人もいれば、自分は学費や生活費をまかなうためにアルバイトを掛け持ち。奨学金を借りずに通う同級生と、自分の卒業後の返済額を思う自分との間に、見えない壁を感じることもある。
例:授業や実習に参加しても、なぜここのいるのか分からない感覚にとらわれる
例:試験前に深夜まで勉強する友人を見て、やる気よりも焦りが先に来る。
例:「何のためにこんなに頑張っているのか」と自問する夜が増える。
例:朝起きられず、授業どころか日常生活にも支障が出る。
例:海外の医療現場を経験するため1年間休学する。
休学に対してマイナスイメージを持つのは、次のような心理的な理由が影響しています。
しかし、医師として働く期間は何十年にも及びます。
その中での1年や2年のブランクは、キャリア全体から見ればほんの一瞬です。むしろ休学期間をうまく使い、心身を整えたり視野を広げたりすることは、長い医師人生において大きな財産になります。
休学は「止まってしまうこと」ではなく「立ち止まって整える時間」です。
むしろ、この時間をどう過ごすかで、その後の学生生活や医師としての人生が大きく変わります。
体調を崩したり、心が限界を迎えてしまったからこそ休学を選んだ人も多いはず。
休学中は「休むことそのものが仕事」だと割り切って大丈夫です。
これだけでも驚くほど心が軽くなることがあります。
授業や実習がなくなると、どうしても昼夜逆転しがちです。
「健康的な1日のリズム」を作ることが、復学後の大きな助けになります。
普段は忙しくて立ち止まる余裕がありません。休学中だからこそ、改めて考えるチャンスです。
ノートに思いを書き出すだけでも、気持ちが整理されて前に進むきっかけになります。
「完全に勉強から離れるのは不安…」という人も多いと思います。
そんなときは、無理なくできる範囲でOKです。
「学び続けている自分」を感じられると安心につながります。
医学部生活は、どうしても「勉強第一」になりがちです。休学は、自分の人生を豊かにする時間でもあります。
「医師としての自分」だけでなく「ひとりの人間としての自分」を育てることができます。
💡 大事なのは、「休学は後退ではなく準備期間」だと知ることです。
医師として働く時間は数十年。1年や2年のブランクはむしろ貴重な経験になり、焦る必要はまったくありません。
復学は「ただ学校に戻る」だけではなく、再スタートのための大事なステップです。休学中から少しずつ準備を進めることで、不安を減らしスムーズに復帰できます。
例:「休学明けの試験がすぐにある場合は、復学時期を少し後ろにずらしてもらう」など調整できることもあります。
例:「基礎科目の取りこぼしがあると臨床実習に進めない」など、早めに把握することで焦りを減らせます。
例:「復学1か月前から毎日30分だけ机に向かう」と決めるだけでも復帰後がとても楽です。
復学後は一人で抱え込みやすいため、あらかじめ「頼れる人」を作っておくのがおすすめです。
例:復学直後に試験や実習で大変になると、孤独感が強まります。サポートしてくれる人がいるだけで大きな安心につながります。
💡 ポイントは、「復学は孤独な戦いにしないこと」です。
準備をしておけば「休学したから不利になる」ではなく、「休学したからこそ整えられた」と思えるはずです。
休学を経て「やっぱり復学しない方がいいかもしれない」と思う人もいます。
実際に医学部を途中で離れる選択をする学生も一定数いて、それは決して「逃げ」ではありません。むしろ、自分に合った道を見つけ直す大切なステップです。
「今の大学の環境が合わない」「地元に戻りたい」と思う場合、他大学への編入を考える人もいます。カリキュラムや雰囲気が変わるだけで、学びやすくなるケースもあります。
医療に関わる仕事は医師だけではありません。
など、医学部で学んだ知識を活かせる道はたくさんあります。
大学を離れて社会人経験を積み、その後に再受験や別の形で医療に戻る人もいます。社会経験があるからこそ、再挑戦のときには強い動機や視野の広さを持てることもあります。
医学部での経験は無駄にはなりません。論理的思考力や粘り強さは、IT、教育、コンサル、研究など、あらゆる分野で活きます。
💡 大事なのは「復学しか選べない」と思い込まないこと。
休学の時間を使って、自分にとって本当に大切なことを見つめ直すのも一つの選択肢です。
医学部での休学は決して珍しいことではなく、多くの学生が経験しています。
大切なのは、休学を「挫折」ととらえるのではなく、心と体を立て直し、自分の将来を考えるための大切な時間と受け止めることです。
休学の先にはいくつもの選択肢があります。
どの道を選んでも、それはあなた自身の人生を豊かにする選択です。
医師として働く人生は何十年にも及びます。その中の1年や2年の休学は決して大きなマイナスにはなりません。むしろ、立ち止まって考えた時間があるからこそ、より納得して歩める道が見えてくるはずです。
焦らず、自分のペースで、自分に合った未来を築いていきましょう。
以下のブログでは限界を迎えた医学生に向けて、少しでも心を軽くするために知ってもらいことを書いています。ぜひご覧ください。
最後に医学生道場の紹介をさせていただきます。
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Q1. 医学部で休学するのは珍しいことですか?
A1. 決して珍しくありません。精神的・経済的な理由や体調不良、留学や研究など、さまざまな目的で休学する学生がいます。
Q2. 休学すると不利になりますか?
A2. 医師として働く人生は長いため、1〜2年のブランクは大きな影響にはなりません。むしろ視野を広げたり、心身を整える貴重な時間になります。
Q3. 休学中はどう過ごすのが良いですか?
A3. まずは心身の回復を優先し、生活リズムを整えること。その上で軽い学びや趣味を通して、復学後や将来につながる経験を積むのがおすすめです。
Q4. 復学せずに他の道を選んでも大丈夫ですか?
A4. 大丈夫です。編入学や他分野へのキャリア転換など、医学部の学びを活かせる道は多数あります。大切なのは「自分に合った選択」をすることです。