目次
☞医学部で留年してしまうとどうなるの?
☞留年から立ち直る方法とは👀
☞卒業試験、国家試験を見据えた勉強法📝
著者名:シマダ
所属:早慶三年生、医学生道場の学生アルバイト
資格・経歴:年間40本以上観劇、毎期多数ドラマ視聴、FP3級、証券外務員一種
アピールポイント、自己紹介:年間様々な舞台を観劇したりドラマ、アニメ、映画などを視聴しており、皆さんの好みに合わせたおすすめ作品をご紹介することができます💡
また、FPや証券外務員一種の資格取得の際に学んだ知識を生かして金融の豆知識をお伝えしたり、早慶に通う現役大学生として学習方法のアドバイスや大学生活の今をお届けします!
過去のブログ➡【医学生道場】忙しい日常やCBTの息抜きに! おすすめの2025年夏アニメ、【完全ガイド】FP3級の勉強法と対策まとめ 初心者でも合格できる効率的な方法とおすすめの理由、【医学生道場】医学生のための解剖学勉強ガイド:基礎から実践まで徹底解説!など
医学生の皆さん、日々の勉強や実習、本当にお疲れさまです!
「医学部に入学できたのだから、きっとこのまま医師になれる」――医療に携わることを夢に見て医学部に入学した当初は誰もがそう思うかもしれません。
しかし実際には、多くの学生が「進級試験の壁」に直面してしまいます💦
特に3年次や4年次は基礎医学から臨床医学へ移る大きな転換期。膨大な知識量に圧倒され、試験に落ちてしまう学生は少なくありません。
実際、この記事を読んでくれている方の中には進級試験に不合格となってしまった方や、1年間の留年を経験した方もいるかもしれません。
本記事では、進級失敗から立ち直り、卒業・国家試験合格に至るまでの具体的なプロセスを紹介します✨同じように壁にぶつかった学生にとって、少しでも光となれば幸いです。
私は医学部に所属しているわけではないですが、受験に落ちてしまった瞬間、目の前が真っ暗になったのを今でも鮮明に覚えています😿
医学部に合格し晴れて医者の卵に仲間入りできたとしても、同期が「実習が始まる!」「CBTに受かった!」と次のステージに進んでいく中、自分だけが取り残される感覚――それは想像するだけでもとても重たいものですよね…実際に味わったことのある人ならなおさらです。
「自分は本当に医師になれるのだろうか?」
「親にどう説明すればいいのか?」
「仲間たちと同じ景色はもう見られないのでは?」
頭の中でそのような不安がぐるぐると回り、布団に入っても眠れない夜が続いてしまうこともあるかもしれません。
さらに、留年を経験すると、ただ1年間やり直すだけではありません。
・年齢が1つ上がり、同級生は後輩になる
・学費・生活費の負担が増える
・家族や友人との間に微妙な距離が生まれる
こうした「苦しい現実」が一気に押し寄せてきます。特に精神的なダメージは大きく、「ここで諦めてしまおうか」と考えてしまう学生も少なくはないのではないでしょうか。
しかし冷静に振り返ると、医学部における留年は決して珍しいことではありません。多くの大学で一定割合の学生が進級できず、再履修を経験しています。つまり 「自分だけが経験する特別な失敗」ではない のです。
そして何より大切なのは、留年が「終わり」ではなく「もう一度学び直す時間を与えられた」ということ。1年間という時間は、確かに重く感じられるかもしれませんが、その間に基礎を固め、勉強法を見直し、精神的に成長できる貴重なチャンスでもあります。
留年が突きつけてくる現実はとても厳しいものです。けれど、その現実をどう受け止め、どう活かすかによって、その後の学生生活や医師人生は大きく変わっていくのです✨
ここから先では、留年などの事態に陥ってしまった際にどのようにして立て直していけばよいのかについて、段階ごとにご紹介していきます📝
留年が決まった瞬間、多くの学生は「どうして自分だけが…」とショックを受け、しばらく現実を直視できなくなってしまいます。自分の人生の一大事、誰だってそうなってしまいますよね💦
ですが、立ち直るための第一歩は、現実から目を逸らさずに「なぜ失敗したのか」を冷静に見つめ直すことです!
現状把握といっても、単に「勉強不足だった」で片づけてしまっては今後の対策や改善を行うことが難しくなってしまいます。より細かく、原因を掘り下げていくことが大切です👀
たとえば:
💡勉強時間:そもそも絶対量が足りていなかったのか?
💡勉強方法:ただ教科書を眺めていただけで、アウトプット(過去問演習や友人への説明)が不足していなかったか?
💡生活習慣:睡眠不足やスマホ依存、アルバイトなどで集中力が削がれていなかったか?
💡精神面:不安や焦りが強すぎて、かえって勉強が手につかなかったのではないか?
こうした点を一つひとつ書き出し、客観的に整理し可視化していくことが重要です。紙にリスト化するだけでも、頭の中のモヤモヤが整理され、次にするべき行動が見えやすくなります✨
現状把握は時に苦しく、自分の弱さと正面から向き合う作業です。しかし、ここを避けてしまえば同じ失敗を繰り返すリスクが高まります😿
逆に、正しく把握することができれば「今後の為にやるべきこと」が明確になり、留年という挫折をリベンジするためのチャンスに変えられるのです!
現状を把握したあとは、勉強法そのものを根本から見直す必要があります🔍
学習スタイルとして意識しておくことをお勧めしたいのはこの二つ!「量より質」 そして 「インプットよりアウトプット」 の重要性です!
ここでは、中学受験・大学受験・資格試験などを通じて私自身が実践して効果を感じた学習スタイルの改善ポイントを、医学部の皆さんの学習内容に併せてご紹介します✍
教科書や講義スライドをひたすら読んでノートにまとめる「自己満足型の勉強」ばかりを繰り返して、「今日もたくさん勉強したぞ!」と満足してしまっている人はいませんか?。しかし、それでは知識が定着しないまま試験日を迎えてしまうことに💦
改善策として、「問題演習 → 間違えた部分を復習 → 再度問題演習」 のサイクルに切り替えてみるのがおすすめです✨
具体的には:
💡過去問や『QB(クエスチョン・バンク)』を毎日解く
💡間違えた問題は理由を言葉にして説明できるまで確認
💡友人同士で「口頭試問形式」で出し合い、アウトプットを強制する
このサイクルを繰り返すことで、知識が「使える形」に変わり、本番でも自然に引き出せるようになるはず!
長時間ダラダラ勉強するのは非効率です!私は大学受験時代は「25分集中+5分休憩」のポモドーロ法を導入し、午前・午後・夜にそれぞれ2〜3セットずつ組み込むようにしました👀
この方法は学習をルーティン化することができるためおすすめです!
また、「朝は暗記科目」「午後は演習」「夜は振り返り」 と時間帯によってやる内容を固定にしてみるのもおすすめ📝ルーティン化することで、迷いなく勉強に入れるようになり、習慣が定着しました。
苦手分野をそのまま放置すると、試験直前に大きな不安になってしまいます💦私は模試や過去問の結果をスプレッドシートに入力し、分野ごとに正答率を色分けしてみました。
💡青:安定して得点できる分野
💡黄:理解はあるがミスが多い分野
💡赤:ほとんど解けない分野
こうして「赤ゾーン」を重点的に復習することで、効率的に弱点や穴を埋めることができます!
参考書や過去問だけでなく、動画解説やアプリを取り入れるのも効果的です。皆さんが普段使っているスマートフォンやPCなどを最大限活用しましょう👀
例えば:
✨YouTubeの医学系解説動画でイメージを掴む
✨スマホアプリの単語カードで移動時間に暗記
✨グループLINEで毎日1問ずつ出題し合う
1人で机に向かって集中することも大切ですが、それだけではどうしても集中が続かなかったり飽きが来てしまうもの😿
ただ机に向かうだけでなく、それ以外の学び方を取り入れると飽きにくく継続しやすくなります!
独学は孤独との戦いになりがちですが、定期的に友人や先輩と情報交換することが大切です!私は受験生時代、週1回同じく受験生仲間と「勉強会」を開き、互いの進捗や弱点を共有しました💡
お互いにアドバイスし合うことで、勉強のモチベーションが大きく上がりライバルたちと高めあえることができるため、いいこと尽くしですよね!
「ただ知識を詰め込む学生」から「知識を使いこなせる学生」へと成長することが試験突破の重要な鍵🔓
結果的に、この変化が 卒業試験・国家試験を突破する最大の武器 になること間違いなしです!
留年を経験したとき、多くの学生が最初に直面するのは 「勉強法の見直し」 よりもむしろ 心の傷のケア ではないでしょうか💦
留年が決まった瞬間は「自分には医師になる資格がないのではないか」「親や友人に顔向けできない」と強い無力感に襲われ、うつ状態になってしまう人もいるかもしれません。
勉強を再開しようにも、心が折れたままでは机に向かう気力すら湧きませんよね。
ここでは、留年してしまったことを想定した「精神的な立て直し」のステップを紹介します📝
留年=「自分のすべてが否定された」と感じる人は少なくありません。
ですが、留年は「結果として単位が足りなかった」ただそれだけの事実であって、人間的価値や将来性を全否定するものではないことは確実です!
私も大学受験の際、模試などで結果が悪かった際は「みんなは成績が上がっているのに自分だけ…」と比較して落ち込みました💦そこで意識したのは、「事実」と「自分の価値」を切り離すこと。
💡留年してしまった際を想定すると
・事実:4年次の科目で不合格をとり留年した
・自分の価値:まだ医師になる可能性は十分にある
「失敗はプロセスの一部であり、未来を閉ざすものではない」と考えることで、心の重荷が少しずつ軽くなるはずです!
留年直後は、どうしても一人で抱え込みがちです。しかし孤独は不安を増幅させます。思い切って、信頼できる友人と家族に「正直に」気持ちを話してみることがおすすめです☺
💡留年してしまった際を想定すると
・友人:「意外と他にも留年経験者がいる」と知って安心
・家族:「結果よりも健康が大事」と支えてくれた
・指導医の先生:「失敗経験がある方が臨床では強みになる」と言ってくれた
人に話すことで、初めて「自分は一人じゃない」と実感することができるはず。心の回復には、誰かとつながることが欠かせませんよ🚩
心が折れているときに「国家試験合格!」のような大目標を掲げても、遠すぎて現実味がありません。あえて「小さなゴール」を作ってみることが成功への近道!
💡留年してしまった際を想定すると
・今日はQBを20問だけ解く
・明日はその復習を完了させる
・1週間続いたら自分にご褒美をあげる
このように「達成できる小目標」を積み重ねると、自己効力感が少しずつ戻ってきます!気がつけば、「自分でもできる」という感覚が再び芽生えているはずです✨
同じ環境のままでは、失敗の記憶に引きずられやすいのが人間というもの。私は受験時代、以下のように生活環境を見直しました📝
💡留年してしまった際を想定すると
・自習室を変える(人間関係もリセットできる)
・朝に軽い運動を取り入れる(体を動かすと気分が上がる)
・睡眠と食事を整え、生活リズムを安定させる
「環境を変えること=心のリフレッシュ」につながり、再出発に弾みがつきます✨
ポイントを箇条書きでまとめておきました!これだけは意識しておいてほしい重要なポイントばかりなのでぜひおさらいしておきましょう。
・留年は「事実」であって「価値の否定」ではない
・信頼できる人に話すことで孤独から解放される
・小さな成功体験を積み重ねて自己効力感を回復する
・環境をリセットして前向きな習慣を作る
留年の痛みは簡単には癒えるものではありませんよね。ですが、立て直しの過程を経験することで、「将来の医師としての強さ」に絶対に繋がるはずです✨
留年を経て立て直しを図ったあと、最終的に待ち構えているのが 卒業試験 そして 国家試験 です。この2つを突破しなければ、医師としての第一歩を踏み出すことはできません。
特に一度失敗を経験した学生にとっては「もう二度と落ちられない」というプレッシャーが重くのしかかります💦
卒試直前の半年間は精神的にも肉体的にも最も大変な時期ですよね😿
しかし同時に、「留年を経て培った学習スタイル」や「精神的な粘り強さ」が最大限に活き期間でもあります!
ここでは、具体的な戦略と心構えを紹介します📝
卒試は大学ごとに形式が異なりますが、多くの場合「一定の点数を取れなければ国家試験すら受けられない」ため、国家試験への前哨戦 として経験を積んでおくためにも非常に重要です!
💡特に意識したいポイントは
・過去問演習を最優先:卒試は過去問からの出題率が高いことが多い
・出題傾向の分析:内科系、外科系、マイナー科で得点配分がどうかを把握
・「落とせない科目」を決める:全部を完璧にするのは不可能なので、得点源となる科目を決めて重点対策
留年経験者はどうしても「また落ちるのでは」という不安が強いですが、卒試では「合格ラインを超えれば十分」という意識が大切です!「7割を確実に取る」ことを目標にして、完璧を求めすぎず効率を重視した勉強をすることがポイントです💡
国家試験は3日間にわたり、膨大な問題数を解かなければなりません。知識量だけでなく、体力・集中力・精神力 が試される過酷な試験です。
💡特に意識したいポイントは
(1) 学習計画の逆算
・試験日から逆算して、6か月前から本格対策 をスタート
・「QB全範囲1周+模試2回」を3か月で終わらせ、残り3か月で2周目・3周目
・最後の1か月は「間違えた問題と必修分野」だけに集中
計画を立てると不安が整理され、「今日やるべきこと」に集中できます✨
模試はただの練習ではなく、体力と時間配分のシミュレーション の場です!私は大悪受験の際、模試を「本番と同じ時間に開始」「同じ休憩時間で過ごす」ように受け、本番の緊張を疑似体験しました📚
国家試験で最も怖いのは「必修落ち」です。必修対策は毎朝のルーティンとして、短時間で毎日コツコツ確認する習慣をつけておくことが肝心!
基礎医学や医療安全、禁忌肢チェックも重点的に見直しておきましょう📝
国家試験前になると、多くの学生が不安で眠れなくなります😿
特に留年経験があると「今度落ちたら終わりだ」という恐怖が倍増してしまい、余計に眠れない夜を過ごしている人も多いはず。
💡私が受験時代に実践して効果があったのは:
・試験直前は新しい知識を詰め込まない:焦りを避けるため「復習のみ」に集中
・1日1回は散歩や軽運動:体を動かすことで頭の疲労をリセット
・仲間との声かけ:「みんな不安なんだ」と共有するだけで安心感が増す
また、「合格=スタートライン」であり、「医師として学び続けるのはこの先も一生続く」と考えると、素敵な未来を思い描くことができるため試験の重圧が少し和らぐはずです✨
国家試験本番は、想像以上の緊張感に包まれます。私も大学受験の際に共通テストを受けたときは最初頭が真っ白になり、マークシートを埋める手が震えました💦
しかし、ここで救いになったのは「大学受験までに必死で積み重ねてきた日々の勉強」でした。模試での演習量や、毎日繰り返してきた習慣が「必ずどこかで役に立つ」と信じられたことで、次第に落ち着きを取り戻せました✨
最終日を終えたときの達成感と解放感は、言葉では言い表せないはず。留年から始まった挫折の物語が、ついに「国家試験合格」という結果で報われた瞬間の達成感は、何物にも代えがたいでしょう!
卒業試験・国家試験を突破する過程は、「留年経験はマイナスではなく、むしろより強くなれるチャンス」ということです🚩
💡大切にしたいポイントは
・留年で得た「勉強法の改善」
・挫折を経て培った「精神的な粘り強さ」
・仲間や家族の支えから学んだ「人とのつながり」
これらは全て、ただ順調に進級してきた人には得られない貴重な財産です!
合格の瞬間、「この経験があったからこそ、今の自分がある」と胸を張って言えるようになるでしょう✨
最後に、これから同じように壁にぶつかるかもしれない医学生に向けて、立て直しのヒントを整理します。一緒に確認していきましょう📝
🔍原因分析を徹底する
「なぜ落ちたのか」を正直に書き出す。
🔍勉強スタイルを変える
丸暗記よりも、過去問・アウトプット重視へ。
🔍生活習慣を整える
睡眠・運動を見直し、集中力を保つ。
🔍比較しない
同期との差ではなく、自分の成長に目を向ける。
🔍長期的な視点を持つ
1年の遠回りは、医師人生40年から見れば些細なこと。
A. もちろん可能です!留年はあくまで「一時的なつまずき」であり、多くの医学生がそこから立て直して国家試験に合格しています。大切なのは、原因を分析し、学習法と生活リズムを見直すこと。1年の遠回りは、長い医師人生から見れば決して大きな遅れではありません✨
A. まずは「現状把握」で自分の置かれている状況を客観的に見つめなおすことが大切。感情的になる前に、なぜ落ちたのかを客観的に分析しましょう!勉強量・方法・生活リズム・メンタルのどこに問題があったかを整理することで、次に取るべき行動が明確になります📋
A. 試験直前は「新しい知識を詰め込まない」「体調管理を最優先」が鉄則です。間違えた問題の見直しと必修分野の復習に集中し、十分な睡眠と食事を確保しましょう。本番は「これまでの積み重ねを信じる」ことが何よりの武器になります💪
進級失敗や留年は、誰にとってもショックな出来事ですし大きな試練です。ですが、それは 「終わり」ではなく「リスタートのチャンス」 と前向きに捉えてみましょう✨
医学の道は長く険しいですが、留年という経験はむしろあなたを強くし、成長させる力になります!どうか希望を捨てず、もう一度前を向いて進んでみてください!
立ち止まったりくじけそうになったらいつでもこの記事に戻ってきてくださいね。あなたが前を向くことができるヒントがぎっしり詰まっているはずです📝
このブログを執筆したスタッフが所属している医学生道場では、医学部に在学する医学生を対象とした個別指導を行っています。身近に医学部の学習や試験についてつまづいていたり、誰かに相談したいと悩んでいる方はいらっしゃいませんか?
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