著者:おぎの(関西の心理学部在学)
医学部について学ぶうちに解剖学などの暗記の大変さやスケジュール管理の難しさを知ることができました。それをもとにOSCEなどの医学生に役立つブログやアルバイト事情、冬の勉強法などの大学生に役立つブログを書いています!

💡このブログで分かること💡
1.医学部の友人関係が、自己肯定感や学びの姿勢の支えになる理由
2.医学部での恋愛が、心のエネルギーにも、時に負担にもなる背景
3.卒業後も続く“見えない支え”としてのネットワークの価値
目次

「医学部に入ったら、あとは勉強して卒業すれば医師になれる」
そう思われがちですが、実際の学生生活はもっと人とのつながりが濃くて、そこから受ける影響もとても大きいものです。
臨床実習、チーム課題、国家試験前の追い込み、そして将来の専門診療科の選び方――
その一つひとつで「誰と時間を過ごし、どんな人間関係を築くか」は想像以上にキャリアへ直結していきます。
もちろん“人脈づくりを意識して行動しよう”というスタンスではなくて、
日々の学生生活の中で自然と「話せる人」「支え合える人」「気軽に相談できる人」が増えていくこと。
その積み重ねが、結果的に将来の働きやすさや、進む道の選択の幅につながっていく――そんなイメージに近いです。
医学部は勉強も忙しく、体力も気力も必要な環境だからこそ、
“良い人間関係は、自分を守る土台”になります。
このブログでは、
について、お伝えしていきます。
「医学部の人間関係って大事って言うけど、実際なにがどうキャリアに影響するの?」
そんな疑問がふっと軽くなるように、ゆっくりと進めていきます。

医学部の6年間は、とても長いようで、振り返ると一瞬だったと言われます。
その中で、何より心の支えになるのが「友達の存在」です。
国家試験や実習などでは、ただ知識を持っているだけではなく、
“精神的な踏ん張り”が必要になる瞬間がたくさんあります。
そんなとき、同じ道を歩んでいる友人が
「分かるよ」「大丈夫、ここまでやってきたじゃん」と
隣にいてくれるだけで、不思議と安心できたりします。
友達は競争相手でもありますが、それ以上に“仲間”です。
同じ授業に出て、同じ悩みを共有し、
時には愚痴をこぼしながら過ごす日々の積み重ねが、
自分の自己肯定感や前に進む力を支えてくれます。
また、学生のうちは意識しなくても、
こうしたつながりは卒業後も続いていきます。
それが後の
「相談できる医師がいる心強さ」や
「困ったときに助け合える関係」へとつながっていくことも少なくありません。
友情は“後から作ろう”と思って作れるものではなくて、
日々の小さなコミュニケーションの積み重ねから生まれるもの。
だからこそ、医学部生活の中で育つ友達は特別な存在になります。

医学部の恋愛は、一般的な大学生活と少し違う面があります。
勉強が忙しく、精神的にも負担が大きいからこそ、
恋人がそばにいてくれる安心感はとても大きいものです。
「分かってくれる人がいる」
「自分の弱さごと受け止めてくれる人がいる」
それだけで、心がふっと緩んで前を向けることがあります。
ただ、恋愛はエネルギーにもなれば、消耗にもなります。
無理をして合わせたり、比較して苦しくなったりすると、
忙しさと重なって心が追い詰められてしまうこともあります。
だから医学部での恋愛は、
“お互いを支え合える温かい関係”であることが何より大切です。
うまくいかなかったとしても、
誰かに本気で向き合った経験は、将来「患者さんとの人間理解」にもつながります。
恋愛は結果ではなく、どう関わり合ったかの経験そのものが、自分を成長させてくれます。
医学部では恋愛が“キャリアの中の出来事”になることもあります。
結婚相手が医師であることも珍しくないため、
お互いの働き方や価値観を共有しやすいというメリットもあります。
焦らなくても大丈夫です。
必要なタイミングで必要な出会いがあり、
その関係性も含めて「自分の医師人生」が少しずつ形になっていきます。

医学部では、同級生・先輩・後輩とのつながりが自然と広がります。
これがいわゆる“ネットワーク”です。
難しい言葉に聞こえますが、
実際は「気軽に聞ける先輩がいる」
「励まし合える同期がいる」
「頼れる後輩がいる」
――その延長線上にあるイメージです。
卒業後、このつながりは想像以上に力を発揮します。
たとえば…
医学の世界は広いようで狭く、
信頼関係がある人から得る情報は何より確かです。
「人脈づくり」ではなく、
“日々の関係の積み重ねが自然と自分を支えてくれる”
そんな形で形成されるものこそ、本当に価値のあるネットワークです。

医学部で築く人間関係は、“テスト勉強のように数値化できない力”です。
けれど、実際にはそれが将来の働きやすさやキャリアの広がりを大きく左右していきます。
つまり、人間関係は
「努力の“外側”にある実力」
とも言えます。
知識や技術は自分だけで積み上げられますが、
人とのつながりは、相手に誠実に関わった“結果として返ってくる力”。
医学部では、その土台が学生生活のなかで自然と育っていきます。
焦らず、背伸びせず、目の前の人を大切にすることが
未来のあなた自身を支える大きな財産になります。

医学部の人間関係は、ただの「学生生活の思い出」ではありません。
友情・恋愛・ネットワークは、それぞれ違う形で
心の安全基地となり、
医師人生の土台になっていきます。
医学の道は、知識やスキルだけでは支え切れない場面が必ずあります。
だからこそ「誰と過ごしてきたか」「誰が支えになってくれたか」は、
将来の働き方や選択、そして自分自身の強さに深く関わっていきます。
無理に誰かと仲良くする必要はありません。
大切なのは、“安心して自分でいられる関係”を一つひとつ育てていくこと。
その積み重ねが、
「この道を選んで良かった」と思える医師人生につながっていきます。
以下のブログでは医学生大学1年生の友人関係について解説しているのでぜひご覧ください😊
医学部では、勉強だけでなく「心の支え」も大切です。
しかし、家族や友人には話しにくい悩みや、誰に相談していいか分からない苦しさを抱えている医学生さんも少なくありません。
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「うまくいかない」「自信が持てない」「進路に迷っている」
そんな想いを抱える医学生さんや、そのご家族に寄り添いながら支え続けています。
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お役立ち情報はホームページや各SNSでも丁寧に発信していますので、
「一人で抱え込むのは少ししんどいかも…」と思ったとき、どうぞ気軽に扉を叩いてみてください🌿
Q1. 医学部では友達をたくさん作らないといけませんか?
A. 数ではなく「安心して話せる人がいるか」が大切です。ひとりでも十分です。
Q2. 恋愛していないと不利になりますか?
A. 全くそんなことはありません。恋愛は必須ではなく、あくまで“心の栄養源の一つ”です。
Q3. 人脈づくりが苦手なのですが大丈夫ですか?
A. “人脈”は作るものではなく、日々の誠実な関わりの延長線上で自然に育つものです。