目次
☞医学生が暗号資産を学ぶ意味とは?
☞暗号資産のメリットデメリット⚠️
☞覚えておいてほしい二つのルール
著者名:シマダ
所属:早慶三年生、医学生道場の学生アルバイト
資格・経歴:年間40本以上観劇、毎期多数ドラマ視聴、FP3級、証券外務員一種
アピールポイント、自己紹介:年間様々な舞台を観劇したりドラマ、アニメ、映画などを視聴しており、皆さんの好みに合わせたおすすめ作品をご紹介することができます💡
また、FPや証券外務員一種の資格取得の際に学んだ知識を生かして金融の豆知識をお伝えしたり、早慶に通う現役大学生として学習方法のアドバイスや大学生活の今をお届けします!
過去のブログ➡【医学生道場】忙しい日常やCBTの息抜きに! おすすめの2025年夏アニメ、【完全ガイド】FP3級の勉強法と対策まとめ 初心者でも合格できる効率的な方法とおすすめの理由、【医学生道場】医学生のための解剖学勉強ガイド:基礎から実践まで徹底解説!など

近年、「ビットコイン」や「イーサリアム」といった暗号資産(仮想通貨)がニュースやSNSで頻繁に話題になっています!
一度はその名前を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
医学生の皆さんの中にも、「投資に興味がある」「将来のためにお金の勉強をしたい」と考えている方もいらっしゃるかもしれません💰
しかし、暗号資産の世界は複雑で、仕組みを理解せずに手を出すとリスクも大きいのが現実です💦
特に、学業で忙しく、金融や経済を専門的に学ぶ機会の少ない医学生にとっては、「知っておくべき基礎知識」と「避けるべき落とし穴」を把握することが非常に大切です!
このブログでは、医学生の視点から
👉 暗号資産の基本的な仕組み
👉 医師・医学生が関わる際の注意点
👉 投資・保有に潜むリスク
を分かりやすく解説します🔍
暗号資産とは、国家や中央銀行が発行する「法定通貨(円やドル)」とは異なり、ブロックチェーンと呼ばれる分散型ネットワーク上で管理されるデジタル資産のことです💻
代表的なものには
・ビットコイン
・イーサリアム
・ステーブルコイン
などがあります。
これらは中央管理者が存在せず、「ネット上の参加者全員で取引履歴を共有・監視すること」で信頼を担保しています。
つまり、「誰かが勝手に操作できない」「透明性の高い通貨」という特徴を持つのです。
💬ビットコインが生まれた背景
暗号資産の原点である「ビットコイン」は、2008年の世界金融危機の直後に登場しました👀
当時、銀行や政府が市場を混乱させたことで、人々の間に「中央集権の信用」に対する不信感が生まれました。
そのとき匿名の人物(サトシ・ナカモト)が発表した論文が、ビットコインの始まりです。
そこに書かれていたのは、「信頼できる第三者なしで、個人同士が直接お金をやり取りできる仕組み」という発想✨
これが「暗号資産=ブロックチェーン通貨」の誕生でした!
🔍ブロックチェーンの基本構造を理解しよう!
ブロックチェーンとは、取引データを“ブロック”という単位で記録し、それを“チェーン”のようにつないで管理する仕組みです。
一度記録されたデータは改ざんがほぼ不可能。これが「信頼できる通貨」としての基盤になっています✨
ブロックチェーンを一言でいうと、みんなで一緒に管理する台帳のようなものです。たとえば、次のようにイメージするとわかりやすいです👇
あなたがAさんにビットコインを送金する
↓
その取引情報が、世界中の参加者(ノード)に送られる
↓
多数のノードが「正しい取引か」を確認する(=承認)
↓
承認された取引が1つの「ブロック」として記録される
↓
新しいブロックが過去のブロックに「鎖(チェーン)」のようにつながる
少しでもブロックチェーンについてイメージが沸いたでしょうか💭
この記録の連なり(ブロックチェーン)は、改ざんが極めて困難です。なぜなら、ある1つのブロックを書き換えるには、後続のすべてのブロックを再計算し、世界中のネットワーク参加者の承認を得なければならないからです。
つまり、中央に管理者がいなくても「みんなで監視する」ことで信用を保つ、この仕組みこそがブロックチェーンの最大の革新です✨
暗号資産というと「投資」や「投機」のイメージが先行しがちですが、実は医学生にとっても「実用的な価値」があります!
ここでは、医学生がこれからのキャリアや生活の中で知っておくべき暗号資産の利点と活用シーンを、現実的な視点から整理していきましょう!
最もわかりやすい利点は、国境を越えた送金の速さと安さです🏃
たとえば、将来海外留学をする場合を想像してみてください。
日本の銀行から海外の大学に学費を送ると、通常は数日〜1週間ほどかかり、手数料も3,000円〜1万円以上。しかも為替変動の影響を受けることもあります💦
一方で暗号資産(特にステーブルコイン)を使えば、
・送金時間は数分〜数時間
・手数料は数十円〜数百円程度
・為替リスクも最小限
こんな利点が考えられます✨
たとえば米ドルと連動した「USDC」や「USDT」などのステーブルコインを利用すれば、1ドル=1コインの価値で安定的に送金が可能。
海外大学への授業料や研究費、国際学会への参加費の支払いにおいても、仮想通過が将来的に主流の手段となる可能性があります🌎
暗号資産は、ただの投資対象ではなく、デジタル時代の資産分散手段としての価値があります!
医学生のうちはまだ資産運用を意識する人は少ないかもしれませんが、将来の奨学金返済や開業資金準備などを見据えると、「資産の守り方・増やし方」を知っておくことは重要です👀
たとえば
・日本円だけでなく、一部をドル建てステーブルコインで保有することで為替リスクを軽減
・海外口座を持たなくても、世界基準の通貨建てで貯蓄できる
・銀行休業日でも24時間365日アクセス可能
といったメリットがあります✨
ただし当然ながら、投資としての暗号資産にはリスクも伴います(これについては第3章で詳しく説明しますね)💦
ここでは「短期で儲ける」に安易に飛びつくのではなく、「仕組みを理解し、選択肢を広げる」ことが重要なポイントです📝
最後に、「実際に自分の生活でどう使えるの?」という視点から、医学生に役立つ具体的なシーンをいくつか挙げてみましょう👇
皆さんも自分が医学生の現在や将来医者になった際に暗号資産をどのように活用できるのかを想像してみてくださいね!
このように、暗号資産の知識は、日常生活だけでなく学び・研究・将来の働き方にも直結します!
暗号資産には「自由」「スピード」「分散」という魅力がありますが、同時に見過ごせないリスクが潜んでいます⚠️
特に医学生のように、これから社会に出ていく若い世代が資産を守るためには、「危険を知っておくこと」が何より重要です。
ここでは、暗号資産の主なリスクを5つの視点からわかりやすく整理していきます📝
暗号資産は値動きの激しさが最大の特徴です。
ビットコインをはじめとする主要通貨でも、1日で10%以上の価格変動が起こることは珍しくありません💦
たとえば、100万円分の暗号資産を買った翌日に10%下落すれば、資産は90万円に。
逆に10%上がれば110万円ですが、「短期間で大きく動く」という点では、株や投資信託よりも圧倒的にハイリスクです⚠️
医学生の場合、授業・実習・試験で忙しく、相場を常にチェックすることは現実的ではありません。
そのため、「短期で稼ごう」と思って手を出すと、あっという間に損失を出す可能性があります😿
💡ポイント:
・暗号資産は短期勝負ではなく、学びとしての少額投資にとどめる
・余剰資金(失っても生活に影響しない範囲)で行う
ここ数年、医学生や若い社会人を狙った暗号資産詐欺が急増しています。
たとえば以下のような手口です👇
・「このコイン、必ず上がるから今のうちに買って!」
・「投資を代行して増やしてあげる」
・「医学生限定の投資グループに入らない?」
・「〇〇先生もやってるって聞いたよ!」
このような巧妙な添い文句には十分に注意しましょう!こうした誘いは、SNS(X、Instagram、LINEなど)を通じて接触してくるケースが多く、「人間関係ベース」の詐欺も存在します💦
特に、「医療」「教育」「留学」など信頼を装うワードを混ぜるのが特徴。中には、医療系インフルエンサーを装った偽アカウントや、医療学生のコミュニティを利用した詐欺グループも確認されています⚠️
💡覚えておきたい原則:「誰かが“必ず儲かる”と言ったら、ほぼ詐欺!」
暗号資産の世界に「確実な利益」は存在しません!
どんなに親しげな人でも、「代わりに買ってあげる」「紹介すれば報酬が出る」と言われたら、一歩引いて確認しましょう。
暗号資産は銀行のように「預け先が守ってくれる」ものではありません。
最大の特徴は、「自己管理が原則」ということです!
暗号資産を保管する「ウォレット」には2種類あります。
・ホットウォレット(オンライン型・取引所など)
・コールドウォレット(オフライン型・USB等で管理)
取引所に預けたままだと、ハッキングや不正アクセスのリスクがあります⚠️
過去には、国内外の大手取引所がサイバー攻撃を受け、数百億円分の暗号資産が流出した事件もあったそうです💦
また、パスワード(秘密鍵)を紛失すると、自分でも資産にアクセスできなくなります。
銀行口座なら再発行ができますが、暗号資産の世界ではそれが完全に不可能。この「自己責任型の管理」が最大の落とし穴です。
💡対策法としては:
・二段階認証を必ず設定する
・秘密鍵やリカバリーフレーズを紙に書き、オフラインで保管する
・スマホを紛失した際のバックアップも準備する
暗号資産の世界では、情報が非常に速く、しかも玉石混交です。SNSやYouTubeでは「爆益」「初心者でも簡単」「医学生でも月収100万」といった誤情報が氾濫しています⚠️
このような情報に流されると、根拠のない暗号資産を買ってしまったり、詐欺プロジェクトに巻き込まれることがあります😿
暗号資産に関する情報を得る際は、
・金融庁・財務省の公式サイト
・登録済み暗号資産交換業者の発表
・専門誌や公的レポート
など、信頼できる一次情報を優先して確認しましょう!
💡覚えておきたい言葉:「流行よりも仕組みを学ぶ」
「なぜ儲かるのか」「リスクはどこにあるのか」を冷静に分析できる力が、暗号資産リテラシーの第一歩です!
暗号資産は、これからの時代に無視できない存在になりつつあります💰
しかし、その扱い方を誤ると、せっかくのチャンスが「損失」や「信用の失墜」に変わってしまうことも。
医師や医学生にとって大切なのは、安易に飛びつくことではなく、知識・倫理・バランスを持って向き合うことです✨
ここでは、医療に携わる人として覚えておきたい「2つのルール」をご紹介します!
最初のルールは、「儲けるためにやる」のではなく、「仕組みを理解するために触れる」という姿勢を持つことです✨
医療の世界では、常に新しい技術やデータ管理手法が生まれています。
その中で、ブロックチェーン技術やデジタル通貨は、医療情報管理や研究資金の透明化などにも応用されつつあります!
つまり、暗号資産を理解することは、「金融リテラシーを高めるだけでなく、医療の未来の発展に適応すること」につながるのです💻
たとえば、ビットコインを実際に少額購入して送金の仕組みを試してみる、ウォレットを作って自分で管理してみるだけでも、教科書では学べない“デジタル資産の構造”を体感できます!
医師・医学生が暗号資産に関わるうえで、最も大切なのが倫理観です✨
医療は信頼の上に成り立つ職業。そのため、たとえ個人の投資行動であっても、他人を巻き込むような行為や曖昧な情報発信は慎む必要があります。
例えば:
・SNSで「このコインは絶対に上がる」などの根拠なき発言をしない
・他人に投資を勧めたり、紹介料をもらう行為をしない
・職場・大学の立場を利用して暗号資産関連の勧誘を行わない
など、これらの行為は控えておきましょう👀これらは、医療倫理の基本である「誠実さ」「公益性」「透明性」に反する行為です。
暗号資産の知識を持って他人におすすめすることは良いことですが、それを信頼を損なう方向に使わないことが肝心です!
暗号資産は、チャンスとリスクが共存する世界です✨挑戦してみることが重要ですが、リスクを十分に理解してから挑みましょう!
医学生・医師として最も大切なのは、「冷静な知識と倫理的判断で、テクノロジーと付き合うこと」です📝
お金の仕組みを学ぶことは、医療の未来を考えることでもあります。
ブロックチェーンやデジタル通貨を理解できる医師は、単に経済に強いだけでなく、「データ」「信頼」「社会」をつなぐ力を持つことになります✨
暗号資産を恐れず、しかし過信せず。医療のように、根拠に基づいた理解と冷静な判断で、これからの時代を見据えていきましょうね!
このブログを執筆したスタッフが所属している医学生道場では、医学部に在学する医学生を対象とした個別指導を行っています。身近に医学部の学習や試験についてつまづいていたり、誰かに相談したいと悩んでいる方はいらっしゃいませんか?
そのような方がいらっしゃったら、ぜひお気軽に医学生道場にご相談ください!
