こんにちは!医学生道場の橋本です。医学生にとって、最初の関門ともいえる「解剖学」ですよね。医学部1,2年生で学ぶ科目の中でも、一番重い科目かもしれません。ここでは、いくつかのコラムにわたって、解剖学の勉強の手助けとなるような情報をまとめていきたいと思います。
今回は、消化器についてです。お腹の臓器の多くはこの部分に入りますね。少しでも整理して覚えやすいようにしていきましょう。整理して覚えるのには、図を自分で書いてみることが非常に有効です。
ここでも模式的なイラストを示しますが、アトラス等で自分で確認しながら勉強を進めていってほしいと思います。
まずは、「消化」とは何でしょうか。国語辞典には、「食べ物を体内で化学的に分解し、吸収しやすい状態にする事」と書いてあります。
つまり、消化器系の中には、胃や腸といった消化管だけでなく、消化酵素を作る臓器も「消化器」に含まれるのです。
次に、消化器と言って、まっ先に思い浮かぶであろう、「消化管」についてです。
口から順に、食道、胃、十二指腸、空腸、回腸、結腸、直腸、肛門とつながっています。
消化管は、体の中にありながら、体の外に接していますね。もちろん、人体では、体の外から中に取り込むには、細胞膜を通らなくてはいけません。細胞膜を通るためには、大きい分子では厳しいですね。ですから、化学的に分解していく必要があるのです。
例えば、でんぷんはグルコースの集まったものですね。唾液や胃酸などで分解され、グルコースの形になります。それを、小腸で吸収するのです。
具体的に、消化管の組織構造や消化吸収の仕組みについては、別のコラムでまとめていきます。
最後に、消化管のように食べ物は通らないものの、消化酵素を出す臓器を見ていきます。
肝臓、胆のう、すい臓ですね。ここを読んでいる医学部1,2年生であれば、大多数は聞いたことがあると思います。。これらについても、やはり別のコラムでまとめてみます。
いかがでしたでしょうか。ここの内容は知っているよ!という医学生も多かったかもしれません。あくまでここは解剖学を学ぶ上での基礎的な内容をまとめたものですので、もっと詳しく知りたい人はぜひほかのコラムにも目を通してみて下さいね。
以上、医学生道場の橋本でした。