
この記事で伝えている3つのポイント
①2025年11月、近畿大学医学部が泉ヶ丘に移転し「おおさかメディカルキャンパス」として新たにスタート
②日本初導入の最先端医療設備と次世代型教育環境が充実
③医学生・受験生にとって学習環境が劇的に向上
2025年11月、近畿大学医学部が泉ヶ丘に移転し「おおさかメディカルキャンパス」として新たなスタートを切りました。駅徒歩6分の抜群のアクセス、日本初導入の最先端医療設備、AI・ロボット技術を駆使した次世代型教育環境─医学生・受験生にとって何が変わるのか、徹底解説します。
目次
著者:原田
所属:株式会社リーフェホールディングス 経営企画室 部長
資格・経歴:
法学部卒|政治学研究科 修士・博士|政治学教員
自己紹介:
幼少期より病気がちで、こんにち無事に生活できているのは、医療とそれに関わる人たちのお陰です。将来の医師として、社会に貢献できる医学生の方を積極的にサポートしていきます。

2025年11月、近畿大学医学部・近畿大学病院が大阪狭山市から堺市泉ヶ丘へと移転し、「おおさかメディカルキャンパス」として新たな歴史の一歩を踏み出しました。近畿大学創立100周年、医学部開設50周年という記念すべき節目に誕生したこの最先端キャンパスは、医学教育と地域医療に革命をもたらす施設として注目を集めています。
医学生道場では、医学部生の皆さんの学びをサポートし続けてきた立場から、この歴史的な移転を心よりお祝い申し上げます。本記事では、新キャンパスの魅力と、医学生・受験生にとってのメリットを詳しく解説していきます。
【新キャンパス】の敷地面積は約11万5,837平方メートル、総延べ床面積は約14万3,956平方メートルという広大なスケールを誇ります。総事業費978億円をかけた1号館(外来棟)、2号館(診療棟)、4号館(教育棟)など7棟で構成される大規模医療・教育施設は、標榜診療科数35科、病床数800床を確保し、1日平均2,300人の外来患者数を見込んでいます。
医学部生にとって特に魅力的なのは、運動場や体育館といった学生専用施設も充実している点です。勉強だけでなく、心身のバランスを保ちながら6年間の医学教育を受けられる環境が整備されています。
新キャンパスの大きな特徴は、「開かれた医療・教育空間」であることです。敷地の外周に塀やフェンスを設けていないため、隣接する公園や緑道と自然につながる設計となっています。この開放的な設計思想は、医学生が地域住民と触れ合いながら「地域に根ざした医療」を学ぶ絶好の機会を提供します。
堺市との包括連携協定により、医学部生が堺市民約82万人の健康データをICT技術で活用しながら、地域の健康課題に取り組むプロジェクトも始動しています。教科書だけでは学べない、実践的な地域医療を学生時代から経験できるのは、将来の医師としての大きな財産になるでしょう。
旧キャンパスへのアクセスは、最寄り駅からバスで約15分という立地でしたが、新キャンパスは泉北高速鉄道「泉ケ丘駅」から徒歩約6分という抜群のアクセスを実現しています。
さらに注目すべきは、駅から病院の総合受付まで屋根付きのペデストリアンデッキが直結している点です。雨の日でも傘を開かずに通学・実習が可能になり、大阪市中心部から約30分という好立地は、医学生の生活の質を大きく向上させます。
実習や当直で疲れて帰る深夜でも、駅から近いため安全性が高く、また梅田や難波といった繁華街へのアクセスも良好なため、勉強の合間のリフレッシュや、将来の就職活動にも便利です。医学生道場の泉ヶ丘周辺の指導拠点も、学生の皆さんにとってより利用しやすくなるでしょう。
新キャンパスには、医学生が最新の医療技術を間近で学べる設備が多数導入されています。
PET/CT装置「Biograph Trinion」(日本初導入)
がんなどの腫瘍診断に用いられるこの最新鋭装置は、従来に比べて大幅に被ばく量を減らしながら高品質な画像検査を可能にします。医学生は放射線医学の実習で、最先端の画像診断技術を学ぶことができます。
手術ロボット「hinotori™」と「ダヴィンチ」
複数の手術ロボットを導入し、低侵襲手術の最前線を学べる環境が整っています。外科志望の学生にとって、学生時代からロボット支援手術を見学・学習できることは、将来のキャリア形成において大きなアドバンテージとなります。
抗がん薬調製ロボット「ChemRo the Spike」
薬学・臨床腫瘍学の実習では、最新の自動調剤システムを学ぶことができます。医療安全とAI・ロボット技術の融合を体験できる貴重な機会です。
新キャンパスでは、AI映像解析警備システム「asilla」や、アバター受付システムなど、医療DX(デジタルトランスフォーメーション)の最前線に触れることができます。
スマートベッドシステムによる患者情報の見える化、アプリを活用した受付・診療管理システムなど、これからの医療に不可欠なデジタルリテラシーを、学生時代から実践的に学べる環境が整っています。
医学部のカリキュラムでも、これらの最新技術を活用した授業や実習が予定されており、単なる知識の習得だけでなく、実際の臨床現場でどのように技術が活用されるかを体験できることは、他大学にはない大きな強みと言えるでしょう。
4号館の教育棟には、医学部生が講義や実習に集中できる環境が整備されています。定期試験や国家試験の学習に適した自習スペース、グループ学習が可能なディスカッションルーム、そして開放的なテラスなど、学習スタイルに応じた多様な空間が用意されています。
新キャンパスの医学部図書館は、最新の医学書籍や学術雑誌、電子ジャーナルへのアクセスを提供し、学生の自主学習を強力にサポートします。24時間利用可能なスペースも設けられる予定で、国家試験対策や研究活動に打ち込む学生の強い味方となるでしょう。
医学生道場でも、新キャンパスの学習環境に対応したカリキュラムやサポート体制を整えており、図書館での自習と組み合わせた効率的な学習プランを提案しています。
新病院の救命救急センターは、ICUのベッド数を10床から24床に増床し、「誰も断らない救急医療」を実現しています。365日24時間体制の3次救急施設、ドクターヘリ対応の災害拠点病院として、医学生は救急医療の最前線を肌で感じることができます。
ICU、CCU、ACU病棟が一つのフロアに集約されたことで、各科の専門医が連携して重症患者を治療する様子を見学でき、チーム医療の重要性を実地で学べる貴重な機会となります。
通院治療センターは46床に拡大され、最新のリニアック「TrueBeam」による放射線治療、調剤ロボットによる抗がん剤治療など、がん医療の最新トレンドを網羅的に学べる環境が整っています。
日本人の2人に1人ががんに罹患する時代において、学生時代から最先端のがん医療を学べることは、将来どの診療科に進んでも役立つ知識となるでしょう。
2部屋設置されたハイブリッド手術室では、外科手術と画像診断を同時に進める最新の医療技術を見学できます。手術時間の短縮、出血量の減少など、低侵襲医療の実際を学べることは、外科系志望の学生にとって大きな魅力です。
2025年11月に開設されたばかりのキャンパスで学べるということは、最新の設備・環境の下で医学教育を受けられる絶好の機会です。2026年度以降の入学者は、6年間を通じてこの最先端施設で学ぶことができます。
近畿大学医学部の偏差値は私立医学部の中では中間程度(偏差値69.0~程度)とされていますが、新キャンパス移転により教育環境が飛躍的に向上したことで、今後志願者数が増加し、難易度が上がる可能性も指摘されています。
新キャンパスには2026年4月に看護学部が新設される予定です。医学部生約700名、看護学部生約440名が共に学ぶ環境は、早期からチーム医療を学ぶ絶好の機会となります。多職種連携教育(IPE)がますます重要視される現代において、これは大きなアドバンテージです。
医学生道場では、近畿大学医学部の新キャンパス移転に合わせ、泉ヶ丘エリアでのサポート体制を強化しています。駅から徒歩圏内の好立地を活かし、授業の合間や実習後にも気軽に立ち寄れる学習環境を提供します。
🚶 梅田駅から徒歩5〜6分 西梅田駅から徒歩2〜3分
🚃 泉ヶ丘 → (南海泉北線準急) → 新今宮 → 動物園前 (OsakaMetro 御堂筋線) → 梅田 約48分
医学生道場の強みは、一人ひとりの学習状況に合わせた完全個別指導です。新キャンパスの最新設備を活用した実習内容にも対応し、臨床実習のサポートから国家試験対策まで、6年間を通じて医学生の成長を支えます。
近畿大学医学部の定期試験対策、医学部CBT・OSCE対策、そして医師国家試験対策まで、経験豊富な講師陣が丁寧に指導いたします。泉ヶ丘駅周辺には集中できるカフェやスタディスペースも充実しており、医学生道場での指導と自習を組み合わせた効率的な学習が可能です。
近畿大学医学部・病院の泉ヶ丘移転は、単なる場所の変更ではありません。最先端の医療技術、デジタルトランスフォーメーション、地域医療との連携、そして開かれた教育空間という、これからの医学教育に必要なすべての要素を結集した「未来志向型キャンパス」の誕生なのです。
駅から徒歩6分という抜群のアクセス、日本初導入の医療機器、AI・ロボット技術を駆使した最新施設、そして2026年に開設される看護学部との連携教育。これらすべてが、次世代の医療を担う人材育成の舞台として整えられています。
医学生の皆さん、そしてこれから医学部を目指す受験生の皆さん、この歴史的な新キャンパスで、最高の医学教育を受けてみませんか? 医学生道場は、皆さんの夢の実現を全力でサポートいたします。
おおさかメディカルキャンパスの誕生を心よりお祝いし、ここで学ぶすべての医学生が、優れた医療人として成長されることを願っています。
【医学生道場からのお知らせ】
近畿大学医学部の新キャンパス移転に合わせ、泉ヶ丘エリアでの個別指導を強化中です。無料個別相談、スケジュール作成、医師講師マッチング診断も実施しておりますので、お気軽にお問い合わせください。医学部受験から国家試験対策まで、一貫してサポートいたします。
【参考資料】

・泉が丘駅・近畿大学医学部周辺の安くて美味しいグルメ3選【医学生道場】 →【こちらのリンクから】
・【近畿大学】【泉ヶ丘】から行ける!大学外の【最強集中】勉強スポット<医学生道場> →【こちらのリンクから】
A. 新キャンパス「おおさかメディカルキャンパス」は、泉北高速鉄道「泉ケ丘駅」から徒歩約6分の好立地に移転しました。旧キャンパスでは最寄り駅からバスで約15分かかっていましたが、新キャンパスでは駅から屋根付きペデストリアンデッキで直結しており、雨の日でも傘なしで通学可能です。大阪市中心部から約30分というアクセスの良さも大きな魅力で、医学生の通学負担が大幅に軽減されました。
A. おおさかメディカルキャンパスには、日本初導入となるPET/CT装置「Biograph Trinion」をはじめ、手術ロボット「hinotori™」「ダヴィンチ」、抗がん薬調製ロボット「ChemRo the Spike」、高精度放射線治療装置「TrueBeam」など、最新鋭の医療機器が多数導入されています。また、AI映像解析警備システム、アバター受付、スマートベッドシステムなど、医療DX(デジタルトランスフォーメーション)の最前線技術も導入され、学生は最新の医療技術を実践的に学べる環境が整っています。
A. 新キャンパスでは、ICUが10床から24床に増床され、救命救急センターでの実習機会が大幅に拡充されました。また、通院治療センターが46床に拡大され、がん医療の最前線を学べる環境も充実しています。2026年4月には看護学部が新設されるため、早期からチーム医療を学べる機会も増えます。さらに、堺市との包括連携協定により、約82万人の健康データを活用した地域医療プロジェクトにも参加でき、教科書だけでは学べない実践的な医学教育を受けられるようになりました。最新設備を備えた自習スペースや24時間利用可能な図書館も整備され、国家試験対策の学習環境も向上しています。