医学部向けブログ
2017.10.07
橋本将吉

【医学生へ】解剖学を効率よく学ぶためのヒント~椎骨について~

こんにちは! 医学生道場の橋本です。医学生にとって、最初の関門ともいえる「解剖学」ですよね。医学部1,2年生で学ぶ科目の中でも、一番重い科目かもしれません。ここでは、いくつかのコラムにわたって、その勉強の手助けとなるような情報をまとめていきたいと思います。

前回までは、それぞれの器官系についてのさわりの部分だけを触れていました。

ですから、「こんなことは医学部生でなくても知っているよ」という部分が多かったと思います。今回からは、その内容を踏まえた上での、「医学部一二年生での解剖学」のステップアップ的な部分になります。

ここでも模式的なイラストを示しますが、アトラス等で自分で確認しながら勉強を進めていってほしいと思います。また、自分で図を描きながら理解していくことも一つの手です。その時に、この図を参考にしてみて下さい。

今回は、その中でも、「椎骨」についてのお話をします。少しでも覚えやすくなるようにまとめたので、参考にしてみてください。

 

☆脊椎はいくつある?

さて、直立二足歩行をしている我々人類にとって、背骨は、文字通り体を支える「柱」になります。ただの柱では背中を曲げられないので、たくさんの小さな骨が集まって脊柱を作っています。その骨の一つ一つが「椎骨」なのです。

そんな脊椎ですが、ヒトは数が決まっています。頚椎、胸椎、腰椎、仙骨、尾骨に分かれていることは、聞いたことがあるでしょう。それぞれ、7個、12個、5個、5個、3~5個です。ただし、後述しますが、仙骨と尾骨は骨がつながっていて、それぞれ1つづつに見えます。

 

☆椎骨の基本構造

先ほど、椎骨の役割は、体の重みを支えることだ、と書きました。椎骨は、そのために適した構造になっています。本体ともいえる椎体のほかに、上下の骨と連結するための関節面があったり、筋肉が付着するための突起、棘突起や横突起があったりします。

さらに、中枢神経系である脊髄を包む構造、椎弓もあります。骨学で標本を見ることもあるでしょうが、まずはアトラスで大まかなイメージをつけておきましょう。

 

☆特殊な形の椎骨

さて、先ほどは椎骨の「基本」構造と書きました。基本があれば例外があります。ここでは、そんな「例外」に触れていきます。

まず真っ先に挙げられるのが、第一頚椎(環椎)と第二頚椎(軸椎)でしょう。この環椎と軸椎の間の関節(環軸関節)は、頭蓋骨をひねる動きに寄与しています。

もう一つの例外は、仙骨と尾骨です。仙骨は、骨盤の一つとして考えることもありますが、もとは脊椎です。仙椎という5個の骨がつながり、一つの骨に見えます。元が椎骨ですので、構造に類似点が見られることも特徴です。一方、尾骨は、哺乳類の尾にそうとうする骨ですね。人では退化してしまっていますが、その痕跡として残っています。

 

☆脊椎はなぜ曲がっている?

さて、ヒトの脊椎は、まっすぐな柱や棒ではありません。S字状に湾曲しています。これは、頭の重さを支えるための構造だといわれています。

実は、この湾曲には、少し面白い話があります。というのも、脊椎の湾曲は、頭の重さがかかることで自然にできるという説があります。実際、ヒトによって訓練された、猿回しの猿も、脊椎に湾曲が見られるという研究もあります。

 

☆まとめ

最後まで読んでくれてありがとうございました。このコラムを読んで、医学部1,2年生の解剖学の勉強が少しでも楽になることを期待しています。

以上、医学生道場の橋本でした。

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