こんにちは。医学生道場の代表の橋本です。
先日、ある医学生さんから、次のようなご相談を頂きましたので、ご紹介したいと思います。
医学生
「先生、医学部四年後期のCBTに向けて医学の勉強を始めたんですが、10月になってもどうにも集中できません」
橋本
「ふむふむ。試験はいつだっけ?」
医学生
「えっと、多分2月中です」
橋本
「あれれ。そしたらどの科目から手を付けてるの?」
医学生
「自分がやばそうな科目から、軽くさわっています」
橋本
「ふむふむ、ちなみに今回の目標はどこらへん?」
医学生
「ん~とりあえず合格できればいいかな、と、、、」
橋本
「自分で話してて、どうよ? 笑」
医学生
「自分、計画立てて無さ過ぎでしたね!笑 これじゃあ集中できないのも無理ないですね!笑」
橋本
「だな!笑 集中して勉強したければ、集中できる計画を立てないと、どうしてもダラダラしてしまう。よし、そうしたら今日は、医学生にとっておきの計画の立て方を伝授しよう!ちなみに、この方法は医学部の部活でも治療でも、それ以外でも色んな事に使えるすごい技術だぜ!」
医学生
「わーい、合コンに応用しよう♪」
橋本
「これっ、悪用厳禁!( `ー´)ノ」
上のやり取りでも、「計画」という単語が出てきましたね。今回は、そんな「計画」の話です。
私は、試験勉強についても、計画を立てたほうがいいと思っています。
医学生道場でも、初回の授業は、そのあとの試験をどう合格していくか、という計画を一緒に立てることから始まります。
それでは、計画を立てていくことのメリットを見ていきましょう。
それでは、私が考える、CBTの勉強で「計画」を立てることのメリットを書いていきます。
まずは、アクシデントの想定が出来る、という点です。
例えば、試験前に風邪をひく、といった状況だけでなく、直前にミーティングや練習試合が入ってしまうということも想定に入れておけば、落ち着いて計画を修正することができます。
自分の行動指針をあらかじめ把握しておくことは、リスクの回避にもつながるのです。
ここから書くのは、医学生道場に相談してきた生徒さんの事例をいくつか組み合わせています。
まず、一つ想像をしてほしいと思います。あなたは医学部四年生で、CBTを来年二月に控えています。
対策用のプール問題集を買ったけれど、どう使っていいか分からないまま三か月前になってしまった……。
先輩に相談したら、「とりあえずその問題集を五周したら?」と言われました。三か月で五周というのは、少し大変そうですね。そこであなたは、いつまでに一周するべきか考えます。
これが、「計画を立てる」ということです。
さらに、先輩は、もう一つアドバイスをくれました。「四周目と五周目は、出来た問題を飛ばせるから、合わせて二週間で終わったよ」
一周目をじっくりとやって一か月かかったとしても、二周目と三周目にまだ一か月以上使える計算になります。
順調にいけば、試験二週間前までに五周終わらせることができるかもしれません。
こうして、あなたは、そんな最後の二週間を、風邪をひいたときやはかどらなかった時の予備期間として、順調に終わったら総復習に充てる、という計画を立てました。
あらかじめ余裕をもった計画を立てることができれば、直前に風邪をひいても大丈夫だと安心して試験に臨めるのです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
具体的な計画の立て方については、「フューチャーマッピング」という手法があります。
これについては、別のコラムにまとめていますので、併せて読んでみてくださいね。
※関連コラム:【医学生へ】医学生が医学の勉強に集中できない時は、計画を立てよう!
それでは、引き続き医学生道場のホームページをお楽しみ下さい。
医学生道場 代表医師 橋本将吉