こんにちは。医学生道場の代表医師の橋本です。
先日、ある医学生さんから、次のような質問を頂きましたので、ご紹介したいと思います。
医学生
「先生、ぼっちがつらいです」
橋本
「おお、独りぼっちのぼっちか?」
医学生
「誰がたまごっちのキャラクターの話をするんですか」
橋本
「お、くりぼっちを知っていたか。やりこんでいたようだな。褒めてつかわす」
医学生
「なぜかもっとつらくなってきました(-ω-)/ 先生、自分ぼっちで、大学に行くのがつらいんです。寂しいというわけではないんですが、何となくつらいんです」
橋本
「実習や進級試験のために仲間を作るのが面倒とか?」
医学生
「それもありますし、どちらかと言うと他人に興味が無いとか、友達といるメリットを感じないとか、気を遣いすぎて疲れるとか、一人でいる方が楽とかが本音です」
橋本
「ふむ、良く分かる。それも一つの個性だ。俺はそれもありかなと思っている」
医学生
「え、本当ですか? あ、でも、先生はぬいぐるみ好きだって聞いたことあるから、多分本当なんでしょうね」
橋本
「おぬし!なぜそれをっ!?(; ・`д・´)」
ということで、今回はぼっちで悩んでいる医学生のために、「医学生ならでは」のオリジナルの克服方法をいくつか挙げてみたいと思います。ぜひ活用してみてくださいね。
これで沢山の仲間を作って、ぼっちを克服した生徒さんがいます。
どういうことかと言いますと、1つの科目をとにかく勉強して、極めて、資料を作って配るようにアドバイスしたんです(まさかクラスのLINEで配布するとは思いませんでしたが)。そうしたところ多くの反響がありました。
「この部分を、もっと詳しく解説してください!」
「作ってもらってありがとうございます!違う科目も作ってください!」
「ギブ&テイクで、私の持っている資料をあげますね!」
「今度一緒に勉強会をやってくれませんか?」
「先輩頭いいんですね!先輩が作った資料、うちの代も使わせてもらってます!」
その子の元に沢山の声が入ってくるようになり、必然的に仲間が増えて、ぼっちを嫌でも克服することになりました。
※関連コラム「医学部って資料ないとヤバイですか?大切さから作り方まで」
もし質の高い資料を作成することができれば、どんどん後輩にも受け継がれて、あなた自身が慕われるようになったりします。自分が一生懸命作った資料を、後輩が使って勉強してくれているのを見ると、やっぱりニタニタしてしまいますよ(*´▽`*)
そして、資料を惜しみなく人に貸してあげられるあなたは、絶対にぼっちにはなりません(*´▽`*)
とにかく人と会うように意識するようにします。しかし、初めのうちは、大小様々なトラブルが起きてしまうかもしれません。
・嫌われた
・怒られた
・そういうのやめてくれと言われた
・きちんと考えを言え、と言われた
・フラれた
・こういう所を変えたほうがいいと言われた
確かにへこみます(-_-メ)ですが、そんなトラブルを出来るだけ怖がらず、一つ一つ目を向けて改善していきます。そうすると、気づけば「愛されキャラ」になってぼっちを克服出来ているかもしれません。何事も挑戦だと思って、アルバイトや部活など、違う環境に飛び込んでみるのも、大きな成長の一つになります。
※関連コラム「医学生のアルバイトのメリットをまとめてみた(=゚ω゚)ノ」
ぼっちを克服する方法の②の延長線上のお話をしたいと思います。
医学生がぼっちを克服するために、すごくお勧めの方法です。それは、教室や図書館など、大学にいる時間を少しでも長くする、という方法です。
時間が長ければ、人と接触する可能性が高くなるので、ぼっちを克服できるだろう、ということです。
医学部と言う場所は、どの大学や学部と比べても、圧倒的にまじめな学生さんが多いです。ですので、朝早くに学校に着くと、誰かが勉強していたりすることが多いです。それがお勧めの理由です。
ここで注意があるのですが、どんなに学校にいたとしても、授業がある時間は話すことは出来ませんので、ぼっちを克服する方法としては、授業の出席回数はあまり関係がありません。
それよりも、授業が始まる前にどれだけ教室にいられるか、が重要です。同じように授業が終わった後の放課後も、教室にいる時間を長くすることが出来れば、話したり話しかけられる頻度は確実に上がります。生活習慣も作る事が出来ますし、ぼっちを克服したい医学生には、ぜひおすすめの方法です(≧▽≦)
自分が得意とする科目であっても、そうでない科目であっても、ぼっちの医学生にとって、この方法はお勧めです。理由は3つあります。
1つ目の理由として、医学を研究している先生と話をすることで、医学の面白さに気づくことができる可能性があります。
もし医学を楽しいと感じるならば、医学を楽しく勉強している人と、共通の話題を持つことができます。もし、共通の話題で盛り上がることができれば、その人は仲間であり、まるで趣味の仲間のようでしょう。ぼっちではなくなります。
2つ目の理由として、先生と話をすると、試験の情報を入手できる可能性が高まることです。
もし試験の情報を入手することができれば、それは周囲の医学生にとっても大切な情報です。ぜひ、惜しみなく公開しましょう。大切な情報を共有してくれる人がぼっちになってしまうことはありません。
3つ目の理由として、当たり前ですが、質問の答えを教えてもらうことができる点です。大体どの科目であっても、疑問に思うのはみんな同じようなことだからです。同じ疑問を抱えている仲間がいたら、「あ、それ先生に聞いてきたら、こうだって言ってたよ」と教えてあげましょう。きっと仲良くなり、徐々に仲間が増え、ぼっちを克服できるようになるでしょう。
相談するのが遅くて手遅れになることはあっても、早くて問題になることはありません。お困りの方は早いうちにご相談ください。
医学生道場 代表医師 橋本将吉