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2017.06.26
橋本将吉

【医学生へ】医学部を休学する意味・理由・メリット・デメリット!

こんにちは。医学生道場の代表の橋本です。

 

先日、医学生さんからご相談を頂いたので、紹介したいと思います。

 

医学生

「先生、休学をしようと思っています」

 

橋本

「色々考えての答えであれば、それはそれでありだと思うよ」

 

医学生

「周りからはすごく反対されていて、でも私すごく疲れていて、迷っているんです」

 

橋本

「休学することのデメリットとメリットを比べてみて、自分の価値観をそこに投入して、きちんと答えを出すのが良いと思うよ」

 

医学生

「今まで、大きなことをあまり自分で決めたことが無いので、一緒に考えてもらいたいです」

 

橋本?

「人はね、数字や目の前のゴールに向かっては頑張れるんだけど、抽象的なものに対しては頑張りづらいんだよ。だから、その不思議な感覚は、大学受験の頭から一歩抜け出したということだ」

 

医学生

「でも、両親や大学の先生は、成績の上位ばかりを目指すように言ってきます」

 

橋本

「よっしゃ、力になったるでい(=゚ω゚)ノ」

 

医学部を休学することの意味・理由、メリット

休学しようかどうしようか悩んでいる人は、無意味に休学したいのではなく、様々な理由があると思います。

 

それらはメリットに直結していると思いますので、ここでまとめます。

 

・海外のインターンシップや留学に興味がある。

・海外旅行をしてみたい。

・今まで勉強ばかりしてきたので、ゆっくり視野を広げる時間がほしい。

・二回目の留年をしてしまうと放校になってしまうので、勉強時間の猶予がほしい。

・この学年が辛くて仕方がない。

・もっとゆっくりする時間がほしい。考える暇がなさすぎる。

・病気になってしまった。療養しなければならない。

・人生が楽しくない。何も頑張れない。気力が無い。

・本当に医学部にいたいのか、そして本当に医師になりたいのか、考え直す時間が欲しい。

・ただただ忙しくて、辛い。

・卒業する前に好きな事をしたいと思うのだが、時間がなさすぎる。

・もう人生どうでもいいと思ってしまう。

 

これらはよく聞かれる声です。

 

ちなみに、私と相談した上で、休学を選んだ医学生さんも過去に何人かいます。

 

デメリットに比べて、医学部を休学する方がメリットが多いだろう!という人もいます。

 

メリットの次に、医学部を休学することのデメリットについて、都市伝説のようなものも含め、色々と考えてみたいと思います。

 

医学部を休学することのデメリットについて

メリットの次は、医学部を休学することのデメリットについて考えてみたいと思います。

 

医学部休学のデメリットも、大学によって大きく異なりますが、一般的によく言われるのは、下記のようなものになります。

 

・学年を下げると、先生たちの心証が悪くなる(可能性がある)。

・実習などで不利になる(可能性がある)。

・医学教育のカリキュラムの改変で、徐々に厳しくなっているから、卒業を一年繰り越すたびに、大変さが増す(可能性がある)。

・生涯の労働年数を減らすことによる、逸失利益(得られたはずの利益、ということです)。

・学校によっては学費の何割かがかかってしまう(なぜか脅しに聞こえる)。

・友達がガラッと変わってしまう(そんなの言われなくてもっという感じです)。

・「なんかハイリスクじゃね?」と周りに言われる(本人が一番不安だよっ!)。

 

言われると不愉快に感じるものから、聞きたくないようなものまであると思います。

 

他にも、自分にとってデメリットになると思われることがあればつけ足してから、次の項目に読み進めてみてください。

 

メリットとデメリットを天秤にかける

さて、メリットとデメリットを比べてみましょう。どちらの方が良いのでしょうか。なかなか難しいのではないでしょうか。

 

それでは、比べる時の簡単な方法を伝授したいと思います。それは「多数決」です。

 

例えば、自分にとって沢山の時間を得られることが強くプラスになると思ったら、メリットの方に10段階評価で8点~10点をつけましょう。

 

反対に、休学することによって仲間がガラッと変わってしまうことが少しマイナスになると思ったら、デメリットの方に10段階評価で5~7点をつけましょう。

 

そして最後に集計です。点数が高い方に軍配を上げます。

 

これで白黒がはっきりするでしょう。

 

ここで一つ注意点があります。

 

それは「出来るだけ自分の意見を大切にする」ということです。

 

決して「友達は絶対反対するだろうから、デメリットの方に高めに点数を上げよう」などと考えないようにしましょう。

 

それでは初めから答えが決まってしまっています。

 

あくまで、自分の意見に正直になる事で、納得のいく答えを導き出そうという方法です。

 

実際に医学部を休学して、復学した人から聞いた話

さて最後に、実際に医学部を休学して、復学して、卒業して、そのまま医師になった人と直接会話した時の話を、一つ紹介したいと思います。

 

復学経験のある医師

「橋本先生、お久しぶりです。」

 

橋本

「久しぶりだな~!元気?」

 

復学経験のある医師

「先生も相変わらずみたいですね。道場も大きくなって、生徒さんも増えたようで何よりです」

 

橋本

「ありがとう!まあ復学してから特に連絡とってなかったけど、その後どうだった?」

 

復学経験のある医師

「医学部の休学中は先生の言う通り、今まで時間をかけなかったところに時間をかけてみて、自分が無駄だと思う事が実は大切だったことに気づきました」

 

橋本

「医学部に復学してからはどうだった?」

 

復学経験のある医師

「そうですね、実は医学部の復学は結構怖かったんです。周りの友達もみんな学年が変わっているし、はぶられたり、資料が手に入らなかったらどうしようとか不安がいっぱいでした。でも、意外に復学したら、確かに周りの目は気になりましたが、自分は自分の正しいと思う事をしようと、前向きでいられました。それも、休学を通して、自分をきちんと見つめ直す時間がとれたからだと思います」

 

橋本

「ちなみに、休学することで、医学部に対しての見方は変わった?」

 

復学経験のある医師

「はい、とても変わりました。というのは、医学部がとても特殊な環境であり、閉鎖的な環境であることがはっきり分かるようになりました。当時の自分はとても視野が狭く、自分がおかしいんだと思い込んでしまい、辛かったから休学を選んでいたんです。今では、休学は自分にとって、とても必要な時間だったと確信しています」

 

橋本

「ちなみに、医者になってから休学はマイナスになってる?」

 

復学経験のある医師

「いいえ、全くなっていません。復学してからは、自分が周囲に徐々になじんできて、自分の中でもそんなにマイナスの経験に感じなくなったのもあります。ですが、それ以上に、医者になってから忙し過ぎて、復学の話題にもなりません 笑」

 

橋本

「そんなもんだよな~(^_-)」

 

医学生が休学を考える時には、どんなに強い人でも、すごく勇気のいる判断をすることになります。心配が強い場合には、是非一度医学生道場にご相談くださいませ(*´▽`*)

※関連コラム「医学部に向いていないのかもしれないと思ったら読むコラム

 

相談するのが遅くて手遅れになることはあっても、早くて問題になることはありません。お困りの方は早いうちにご相談ください。

 

医学生道場 代表医師 橋本将吉

YouTubeで医学生道場の様子をご紹介しています。

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