こんにちは。医学生道場です。
今回は、薬理学で見事逆転合格を果たしたA君の事例をお伝えしたいと思います。
薬理学はどこの大学でも、留年科目と言われています。
それでは、まず初めに、ある生徒さんと医学生道場代表の橋本の、やり取りをご紹介したいと思います。
医学生
「先生、薬理学の勉強の仕方を教えてください!!!本当に困っています!!!」
橋本
「おお、来たか、この時期が。」
医学生
「薬理学を合格した人なんているんですか!?」
橋本
「お、いい質問だ。医学生道場の生徒さんで、薬理学を含む前期科目全通しした生徒さんのお話をしようではないか。」
医学生
「知りたいです!!!」
という事で、今回は、難関と言われる薬理学を見事合格したA君の事例を元にお話ししたいと思います。
A君は、都内私立医学部に通う3年生でした。
A君の通う大学は、薬理学が最難関と言われており、毎年合格者が3割ほど。
毎年、皆がつまずいている壁でもあります。
「頑張っても報われない科目だ。」と嘆く人もいました。
A君は、3年生は2回目。1回目の試験で薬理学を落としてしまいました。
1回目の試験の時は、とにかく暗記で勝負をしていました。
しかし、暗記で全てを勉強出来るわけもなく、留年してしまったのです。
そして、2回目の3年生がやってきて、A君の逆転劇が始まります。
A君は、前回の反省を活かし、勉強戦略を1から立て直しました。
どのくらいのペースで、どのように勉強をすればいいのか、勉強の戦略を医師講師と共に考え直し、他の科目も怠らずに出来るように、考え直しました。
そして、計画的に勉強を行ったA君は、見事薬理学の合格を果たしたのです。
また、薬理学だけでなく、他の科目も全通しだったのです。
難関と言われている薬理学ですが、どこの大学でも留年科目とされています。
今の医学部は、試験の出題範囲がとても幅広くなっています。
薬理学と解剖学の出題範囲はどの大学でも過酷と言われています。
膨大の量の試験範囲を端から片付けていこうとする生徒さんが多いのですが、最後までたどり着く前に心が折れてしまう生徒さんがとても多いです。
また、どこの部分が試験に出るのか、何を勉強したら良いのか、分からず、留年科目の罠にはまってしまう医学生を多く見てきました。
それらの事が、留年科目と言われている一つであると考えます。
そんな難関の薬理学の試験はどのように乗り越えたら良いのでしょうか?
それは、「繋げる勉強」です。
実際、A君は、薬理学合格と共に全科目全通しを果たすため、「繋げる勉強」を意識していました。
逆に、薬理学だけを極めた医学生は、薬理学は合格を果たしたけれど、他の科目に時間を費やすことが出来ず、5科目も落としてしまいました。
薬理学を乗り越える事は確かに大切ですが、試験はもちろん1科目だけではありません。
その中で、重要になってくるのが、勉強方法です。
どの科目もきちんと勉強できるように、全ての科目を繋げて勉強する力が求められます。
医学を学ぶ上で大切なのは、全体像です。
「繋げる勉強」で、全体像を把握しながら行う事が大切になってきます。
一つ一つ暗記をするのではなく、問題を解きながら、「この器官はこういった仕組みだから、こうなっているのだな。」など、理解して行う事が大切です。
人間は元をたどれば細胞の集まりです。
学ぶ科目が違えど、人間の身体は繋がっています。
一つの所を学ぶと、他の科目でも、共通する部分が出てきます。それらを繋げて勉強するのです。
だからこそ、他の科目と組み合わせながら理解して行う事が必要になってきます。
医学生道場では、基礎医学を学ぶ低学年のうちから、体系化をして勉強を進めていくことが大切だと伝えています。
「繋げる勉強」は、基礎医学のうちから身に付けておくと、臨床医学を勉強する際も役に立ちます。
医学の本質を掴むことが出来れば、応用で解くことの出来る問題も増え、覚えなければいけないことも取捨選択することが出来るのです。
いかがでしたでしょうか?
今回は、難関と言われている薬理学を見事合格したA君の事例を元にお話ししました。
医学生道場では、戦略の立て方から、繋げる勉強の仕方まで、生徒さん一人一人に合った勉強方法を伝授しています。
是非お気軽にお問合せ下さい。
最後までお読みいただき有難うございました。