医学部で学ぼうと決めるのは素晴らしいことですが、医学部ならどこでも同じだと思って受験をするのは無謀です。闇雲に勉強をしようとしても基礎力だけでなく応用力が身に付きにくいですし、対策を練るのも一苦労です。医学部によって試験範囲や入試科目が異なってくるので、ある程度行きたい医学部を絞っておくことをおすすめします。
卒業することを見据えて選ぶこと
医学部を目指すときに、単に入学さえできればそれで終わりというわけではありません。最終的な目標として、必要な資格を取得し就職先を確保したとしても、医学部を卒業できなければ何の意味もないからです。そのため、医学部選びをする際の選択の基準に、進級率も考慮した上で選ぶことをおすすめします。元々偏差値が高い大学の医学部であれば、入学後の日常的な勉強を続けていく際にもレベルが高いですから、進級できないかもしれないという危機意識は持たなくても、しっかり勉強を続けていれば問題はありません。学校によっては入学後の更なる自助努力が必要になる医学部もありますので、留年しないように自分自身を律して勉強を続けていくことができれば進級率も気にしなくて良いでしょう。医学部合格はあくまで次へのステップアップというだけなので、もちろん自信がないのであれば、進級率が高い国公立を目指すようにして医学部選びをすることをおすすめします。
必要な資格も取得しよう
選択肢が多い医学部選びですが、国家資格の取得も必要となりますので、なるべく国家資格取得率の高い学校なのかどうかも一度確認してみることをおすすめします。やはり医学部に入学する以上、誰もが医師になりたいと思っているはずです。いろんな学校を見ていくと、おおむねどんな学校でも約90%近くの高い数値の学校が多いですから、国家資格の取得に関しては少しでも高いかどうかというのを基準にしておくと良いでしょう。取得率が高い学校は比較的偏差値も高くなっていることが多いので、結果的に入学後の勉強もしやすいといっても過言ではありません。なんとなく選ぶとそもそもの対策も取りにくいですから、地元や県外など様々な選択肢がある中で、入学してからの勉強ができる環境かどうかや、進学や卒業までも見据えておかないと長い期間の勉強も大変です。しっかりと必要な資格も取得して卒業できる医学部を選ぶのが、合格後の自身のためにもおすすめとなります。
総合的にバランスが取れているか
医学部選びも悩ましいですが、最終的には進級率や国家資格取得率の両方が高く、それでいて学費もなるべく安いような基準から選んでいくことがおすすめです。一般の大学よりも長く学び続けることになりますので、留年をしている暇はありません。進級率などの数値が高ければその分偏差値も高くなってくるので、試験対策をするのは大変になることもありますが、入学後は勉強もしやすいことが多く未来の自分自身のためにもがんばっておいて損はないと言えます。学校に入学しても卒業ができなければずっと学校にいることになったりするので、入学した意味がなくなってしまいます。学費や勉強内容なども大学によって変わってくるので、それらも加味した上で受験したい学校を探してみて下さい。受験やその後も研鑽を積むことで医師として活動していくことができますから、その予行演習だと思って医学部選びから頑張って吟味していきましょう。
また、先に触れたとおり、医学部は入学後も進級試験や卒業試験など、乗り越えなければならない壁はたくさんあります。そのため、留年や放校の危機を迎える学生も少なくありません。日本唯一の医学生のための個別指導塾「医学生道場」なら、効率よく勉強を進めることができます。留年しないためのノウハウを先輩医師講師がマンツーマンで指導いたします。
全国に様々な医学部がありますが、進級率や国家資格取得率にも目を向けて選ぶことをおすすめします。留年したり卒業できなかったりすると、その分無為に時間を過ごすことになってしまいます。無駄なく医師になる夢を最短で叶えることができるように、受験前から社会に出た後のことも見据えて計画を立てていくことが成功への秘訣です。