大学生というとサークルに参加するというイメージがありますが、医学部の場合には必ずしも必須というわけではありません。複数のサークルに参加している人もいますし、全く参加していない人もいます。それぞれメリットとデメリットがあるので、一概にどちらがいいとはいえません。自分に合ったキャンパスライフを見つける必要があります。
医学部はとても忙しい
医学部は他の学部に比べて、授業や実習などで非常に忙しいことが挙げられます。授業についていくだけで精一杯で、とてもサークル活動を行う暇なんてないということもあります。医学部の場合には、勉強が忙しくてアルバイト等も出来ないことも多いようです。医学部は、元来の難易度の高さに加え人気も高まっているので合格するのも大変でしたが、医師になるための国家試験に合格するのも非常に大変になります。新入生の頃から真面目に勉強しないと、とても追いつくことができません。医療分野は技術革新が激しいので、新しい知識を次々に蓄えていく必要があります。試験なども毎年大きく変わるので、日々新しいことを覚えていかなければならないからです。ですからサークル活動をしたいけれど、ほとんど時間が取れないということも珍しくありません。せっかく入学したのに医師免許を取得できなければ何の意味もないので、学業優先になるのは仕方がないことだといえるでしょう。
参加するメリットとは?
医学部の忙しい生活の中で、サークルに参加するメリットにはどのようなことがあるのでしょうか。やはり人生を楽しむためには、息抜きも必要になるのが一番です。勉強ばかりしているとモチベーションを保つのが難しいという一面もあります。毎日毎日授業を受けて勉強ばかりでは、その生活が嫌になってしまうこともあります。遊ぶ時にはよく遊び、勉強する時には集中して勉強するという方法を身に付けるのもいいかもしれません。医学部のような忙しい学部こそ、リフレッシュする時間が必要ともいえます。サークル活動の頻度はそれぞれ違い、週に何度も行われているところもありますし月に1回程度のところもあります。月に1回程度であれば医学部でも、さほど負担になることはありません。そういったサークルを選んで参加するのもおすすめです。また、サークルの中には医学部生に限定しているところもあります。そういったところは医学部の事情にも配慮されているので、参加しやすいといえるでしょう。
他の学生とも知り合える
サークルに参加するメリットには、他の学部の学生とも知り合えるところにあります。医学部の中だけで生活していると、どうしても境遇や考え方が似通った人ばかりになってしまいます。それだと実際に医師として働く際に、患者の気持ちに上手く寄り添えないということが起こる可能性もあります。診察する患者の職業や生い立ちは様々なので、できるだけ幅広い人とコミュニケーションを取ることが将来役に立つことは間違いありません。サークル活動に参加すれば、医学部以外の人と知り合う機会も増えます。色々な価値観や考え方に触れることが刺激になりますし、多様性を身に付けることにもつながります。また、友人同士で交流するのは、それ自体がとても楽しいことでもあります。活動の幅を広げることで気の合う友人も見つかるでしょうし、色々な人と知り合うことができます。イベントなどによっては、他の大学の学生や医学部生と知り合えることもあります。
医学部の学生はサークル活動に参加することもありますし、全くしないこともあります。それぞれメリットとデメリットがあるので、自分に合ったキャンパスライフを見つけることが大切です。メリットとしえは、色々な人と知り合う機会が増えることです。勉強の合間の気分転換にもなります。デメリットには、医学部は授業や実習で忙しく、時間が取りにくいということが挙げられるでしょう。
毎日の勉強と、サークル活動への参加を両立するためには、勉強の方法を効率的な形にアップデートする必要があります。医学生の進級や卒業をサポートしている「医学生道場」では、受講する方の希望にあわせたカリキュラムを組むことができます。平日に部活動に参加している学生の例では、土曜日に医学生道場の個別指導授業を設定している方もいます。また、現役の医師が講師となって指導しているので、講師自身が学生時代にどのようなサークルに参加していたかや、どのように両立していたかなども相談することができるでしょう。ぜひ一度、活用してみてはいかがでしょうか。