医学部向けブログ
2017.06.18
橋本将吉

【医学生へ】医学生が仲間に頼らずに勉強したい時の、具体的な戦略!

こんにちは。医学生道場の代表の橋本です。

先日、医学部の生徒さんと、次のような会話をしたのでご紹介したいと思います。

 

医学生

「先生、医学部って仲間が大事だって言うじゃないですか。仲間に頼らないで、一人で勉強したら進級できませんか?」

橋本?

「いや、そんな事ないよ。仲間に頼らず、一人で勉強して、ストレートに進級していく人もいる」

医学生

「え、独学でって事ですか!その独学での勉強方法、是非伝授してほしいです!」

橋本

「だけど、一人で勉強するって事は、仲間に頼れないからメンタルも強くないといけないし、勉強量もそれなりに必要になる。覚悟はあるかい?」

医学生

「頑張ります!」

 

どうしてこのコラムを書こうと考えたのか

世間では、医学生が進級試験を受けるためには、「試験の情報は、仲間に頼らないと不利だ」とか、「一人ではなく、部活やサークルに入って資料を手に入れないと不利」とか、色々なことが言われていますよね。

確かに、頼れる仲間がいた方が有利なことも色々ありますが、コミュニケーションがあまり得意ではない医学生が多いのも事実だと思っています。私もそんな医学生の一人でした。そんな私が、なぜこのコラムを真剣に書くのかというと、それは「私なりの挑戦」だからです。

 

「本当に仲間を作って、頼らないと無理ですか?」

「人間関係が閉鎖的なクラスで、大体みんな一人で進級を狙っています。そのため資料が作られていないし、先輩の資料も回ってこないんです」

「自分は優し過ぎてしまう性格で、仲間に誘われると断れなくて、勉強するための一人の時間が、逆になくなってしまうんです」

「今まで人に頼って生きてきてしまったので、もう仲間に頼らないで、自分だけで勉強できるか試してみたいんです!」

 

これらは、医学生道場の問い合わせで、よく聞かれる言葉たちなんです。よくよく聞いてみると、理由がしっかりしている事も良くあります。そこで、今回はそんな医学生に向けてコラムを書いて見ようと思います。

 

仲間に頼らない独学勉強法 その① まずは現状を把握しよう!

まずは丁寧に現状を把握します。例えば、試験科目はどれなのか、プリントは確保できているのか、重い科目はどれなのか、かけられる時間はどれくらいあるのか、全て「思いつく限り」箇条書きにしてみましょう。

ここでは「思いつく限り」というのが重要です。書けば書くほど、正確に把握することができ、また書いている途中に「あれ、個々の部分は認識が甘かったな」と思う事があれば、さらに正確に把握するきっかけとなります。

 

仲間に頼らない独学勉強法 その② 次に目標を立てよう!

現状把握の次には、目標を立てましょう。例えば、進級試験で全通しする! とか、成績で何番以内を目指す、最低限で試験を通して人生を人一倍楽しむ、というようなものです。しかし、ここで重要な注意点があります。それは、かけ離れた目標を立ててはいけない、ということです。

詳しく説明しますと、簡単すぎる目標では成長が見込めず、難しすぎる目標は「どうせ無理だし」となってしまい、モチベーションが続かなくなってしまいます。

しかし、目標を設定する時には、どうしても経験が重要になります。「これくらいならいけるだろう」とか、「これは難しい」という感覚は、どうしても経験からしか分からないものだからです。

そこで、目標設定のコツを伝授したいと思います。それは、①で把握した現状の「延長線上にある」ということを意識して、目標を設定することです。

例えば、クラスで高い順位を目指そうと決めた時に、「前回が60位だった」という現状把握から、「次回はもう少し上の45位にしよう」という様子です。

少し難しい技術ではありますが、正しく身に着けることが出来れば、進級試験だけではなく、一生の武器になります。

※医学生道場では、目標設定のお手伝いもしていますので、心配な人はご相談くださいね。

 

仲間に頼らない独学勉強法 その③ 戦略を立てよう!

さて、①現状把握と②目標設定踏まえて、戦略を立てましょう!え、戦略ってそもそもなんだっけって仰いました?

戦略論では、戦略の定義とは、「現状と目標のギャップを埋める作業」のことを言います。つまり、60位と45位の差を埋めるために、どのような作業をするのか、というのが戦略です。

戦略を立てる際には、その人の個性や性格、年齢、環境など、様々なものに左右されます。全ての戦略はオリジナルなものになりますので、楽しく立ててみてくださいね。

①~③で戦略についてのお話はおしまいです。

 

仲間に頼らない独学勉強法 その④ 出席について

結論からお話しますと、一人でやっていく時には出席は重要です。

理由は明快で、出席率で試験が受けられるかどうか決まってしまうからです。仲間がいないのは、学校側には分かりませんし、点数を下げられる理由にもなりません。ただし、出席率だけはきちんと計算されてしまい、会議でふるい落とされてしまいます。ですから、出席は重要です。

過去にいた昭和大学医学部の生徒さんの親御さんから聞いた話ですが、「三者面談の時に、とりあえず出席はしておいてくださいと、はっきり言われました」と仰っていました。それだけ学校側からすると、出席を重視していると言う事です。

他にも杏林医学部の二年生で、留年した後に先生のところに行ったら「出席が足りなかったから助けられなかった」と言われて後悔したと言っていた医学生もいました。

「出席はなぜ重要」か、「出席が足りなかった場合の裏技」については、別のコラムで紹介しておりますので、興味があれば読んでみて下さい。

また、次にお話します、授業内容や講義プリントのためにも、出席は必要になります。

 

仲間に頼らない独学勉強法 その⑤ 授業内容

一人の力でやっていく場合には、授業の内容も重要になってきます。理由は、授業で先生が聞いたことが、試験勉強をする時の「唯一の手掛かり」になる可能性があるからです。

仲間と一緒に勉強している際には、分からなくても相談する事が出来るのですが、一人の場合にはそれが出来ません。そして、もし授業の説明が理解できなかったとしても、配られたプリントにはどんどんメモを書き込んでおきましょう。速記のようになってしまうことがあっても、心を折られないように、食らいつくのがポイントです。

確かに、授業は本当に難しいものです。大学の授業ですので、最先端の話であり、今までに聞いたことのない専門用語ばかりの内容です。基礎医学の授業は、臨床になれてしまっている先生が聞いたとしても難しいですし、臨床の先生であっても他科の授業は難しいのが臨床医学の授業なのです。私も授業をしていて、どうやって説明すれば大学生が理解できるか、真剣に悩んでしまう事も沢山あります。

 

仲間に頼らない独学勉強法 その⑥ 講義プリント

今度は講義プリント(授業プリント)の入手についてです。これも、一人で勉強する際にはとても必要な情報の一つになります。

医学部ではプリントがかなりの量になりますので、きちんとファイリングしていきましょう。そして、プリントが配られたらすぐに、右上の空白に「科目名、〇月〇日、〇限目、〇〇先生、(天気やクラスの様子などの情報も合わせて簡単に)」と記載しておきます。試験勉強をする際に、授業の印象も思い出すことが出来て、とても役に立ちます。

確かに、プリントの量は莫大になってしまうかもしれませんが、プリントがなくて後で範囲が分からなくなってしまう方がよほど恐ろしいです。言い換えると、授業でやっていない範囲を勉強しなければならないということです。極端な言い方をすると、地球上の全ての医学を勉強しなければならなくなってしまいます(-_-メ)

※関連コラム「医学部での授業の受け方を確認して、自分のスタイルを作るべし!

 

仲間に頼らない独学勉強法 その⑦ 勉強の技術について

医学生全員がご存知の通り、勉強には技術があります。

短期記憶・中期記憶・長期記憶それぞれの方法、科目の全体像のつかみ方、最低限の試験問題が解けるようになるための勉強の仕方、時間が無い時の効率のいい勉強の仕方、授業の受け方、勉強習慣の作り方、モチベーションややる気の上げ方、スイッチの入れ方、医学という学問の楽しみ方などなど、本当にキリがありません。

医学生道場の個別指導では、生徒さんの生活習慣に合わせて授業内容を決めて、生徒さん自身が伸ばしたい技術を伝授します。勉強の技術が上がると、人より早く身に着ける事が出来るので、勉強が楽しくなってくるという、いい循環で回るようになります。

※関連コラム「マップという技術を使えば、医学が楽しく勉強できる!

 

仲間に頼らない独学勉強法 その⑧ 臨床の知識があると一気に便利!

医学部の試験問題には、基礎医学や臨床医学どちらの場合でも、問題を作成した「意図」が隠れています。

例えば、ある医学部では、微生物学の試験で「マイコプラズマの特徴を記述せよ」という問題が出題されました。我々臨床医にはすぐに出てくる答えなのですが、臨床を経験したことのない医学生にとっては、どうしてその問題が出題されているのか分かりません。

実際には、「マイコプラズマによる肺炎は、初診時に疑わなければ診断が難しい特殊な感染症である」という特徴があり、臨床医はいつも頭にいれて診療をしているからです。ですので、その問題には「初診時に疑えるだけのマイコプラズマに関しての知識や特徴を知っておいてほしい。ちなみに、マイコプラズマって言うのはとっても小さい(マイクロ→マイコ)から、誰にでも入ってしまうような菌なんだよ、だから免疫力のある若い人にもかかっちゃうんだよ。面白い菌だと思わないかい?」という意図が隠れています。

意図が見えないと、どうしても「なんでこんなに細かい重箱の隅をつつかれているような事まで聞かれているんだろう、とりあえず意味は分からないけど覚えておくしかないか」という様子になってしまいます。また、そういった理由で、医学部の試験は暗記が多いな、と感じてしまうことがあります。臨床医が試験問題を見ると、確かに暗記部分もありますが、多くの問題が暗記ではなく、理解で解けると思っています。

そんな時に、実際の臨床現場ではどんな様子で外来に来るのか、どんなことを考えながら、どのように医師が問診をして、検査を診断して、どのように治療をして、そしてどのような経過になるのかという流れを、もし教えてくれる人がいたら、試験勉強の際には最強の仲間になります。

医学生道場では、実際の医師である講師が、その役割をすることになります。お困りの際にはご相談くださいませ(*´▽`*)

医学生道場とは/指導の流れについて

 

相談するのが遅くて手遅れになることはあっても、早くて問題になることはありません。お困りの方は早いうちにご相談ください。

 

医学生道場 代表医師 橋本将吉

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