自己都合や留年などの理由で医学部を休学・中退した医学生の中には、「やっぱり医者を目指したい」「医学部を休学中で退学も考えてるけど将来が不安」と復学を希望する方もいるのではないでしょうか。
医学部への復学は条件さえ満たせば可能ですし、早めに復学すればするほど国試合格の確率も上がります。
当ページでは、医学部への復学の条件や試験内容について紹介。復学試験の対策や勉強方法についても解説するので、気になる方は必見です。
目次
状況にもよりますが、ほとんどの場合医学部に復学できるチャンスがあります。
※大学の規定によって異なる場合があります
大学にもよりますが、休学後の復学なら基本的に試験はありません。
自主退学・退学処分となった場合でも復学試験に合格すれば元いた学年に復学できるので、チャンスを逃さないようにしましょう。
参照:https://jamt50chushi.com/column/igakubu-dropout/
医学部に復学せず中退となった場合、再入学か編入を目指す人が多いです。
ただし医学部への編入学は倍率が高く、狭き門なのが正直な所。再入学も英語や数学などの一般試験を再度受けることになるため、その分膨大な時間とお金がかかってしまいます。
また就職という道も選択できますが、中途採用枠は社会人としてのポテンシャルや実務経験を必要とされることが多いです。医学部を中退した年齢が20代半ばを超えていると一気にハードルが上がり、最悪の場合就職できないという末路も。
医学部に復学できるチャンスがあるなら、復学して医療の道を目指した方が将来的には良いでしょう。
参照:https://www.med-pass.net/column-reexamination/
参照:
https://xn--36qt4bon05v4y3eorl.net/kiso/fate.php
医学部復学試験は、自主退学や放校となり中退した医学生が復学するための試験です。合格することで元いた学年に復学できるので、1年生からやり直す必要はありません。
※大学によっては1年次下の学年に復学というケースもあります。
ただし復学制度は大学によって異なります。あらかじめ復学試験の有無や倍率、受験の流れなどを大学側に確認しておきましょう。
試験内容は再入学・編入学試験とは異なり、生化学や細胞生物学などの医学分野が中心です。復学する学年が上がっていくほど出題範囲が広くなるのが特徴で、合格率も下がる傾向にあります。
特に4〜6年生に復学を希望している方は早めの対策が重要です。
参照:https://igakuseidojo.com/course/medical-return-exam/
医学部の復学試験を受けることが決まったら、まずはどのような問題が出そうか情報収集を行いましょう。
他の試験とは違って専用の過去問や問題集がないことがほとんど。大学で復学試験の問題作成を担当した先生の経歴や専門分野を調べ、どのような問題が出るのか想定する必要があります。先生に直接聞くのも良いでしょう。
ある程度予想できたら、その分野の勉強を進めていくという形が理想です。
(参照:https://igakuseidojo.com/course/medical-return-exam/)
「医学部の復学試験に一発合格したい」「4〜6年生から復学したいけど時間がない」という方は、医学部復学試験の対策を行なっている予備校に通うのがおすすめです。
医学部復学試験は他の試験よりも対策が難しく、問題の傾向もわからないため独学のみだと非効率です。
復学試験対策を行なっている予備校では、復学試験の傾向がわかっている場合が多いのが大きなポイント。その傾向に沿って授業を行うため、効率的に勉強を進めることができます。
一発合格の確率も上がるため、復学試験を受けたい方は前向きに検討してください。
医学生道場の「医学部復学試験コース」では、大学ごとに復学試験の傾向を網羅。マンツーマンの個別指導で、一人一人の大学や学年に合わせて授業を行うので、正しくて効率の良い対策が可能です。
最大の強みは、分野ごとに医師講師が授業を担当すること。例えば解剖学は整形外科医、内科学は内科医といった感じで範囲に合わせてローテーションしていきます。その分野を得意としている講師が個別で指導するので、質の高い授業を受けることが可能です。
一人一人に合わせて勉強や授業のスケジュールを組んでいくので、出題範囲が広くても安心。
医学部復学試験コースは東京4校舎、関西2校舎で対面授業を行っていますが、オンライン授業なら全国どこでも対応しています。
これから復学試験を受ける方は、お気軽にご相談ください。
医学部への復学は、抹籍されていない限り多くの人にチャンスがあります。復学試験は他の試験よりも範囲は広いものの、しっかり対策を行えば一発合格の可能性も少なくはありません。
「一度諦めたけどやっぱり医療の道に進みたい」という方は、この機を逃さないよう早めに対策と勉強を行いましょう。