こんにちは。医学生道場の橋本です。
医学生さんのご家族さんからよく頂く、留年に関してのご相談のお話をご紹介したいと思います。
医学生の親御さん
「うちの子が留年してしまいました。先生、これはよくある事なんですか?」
橋本
「よくある、という事はありませんが、最近は増えて来ていて、社会的な問題にもなっています。私からすると、やっと認知され始めたな、という感覚ですが、、、。」
医学生の親御さん
「落ちるかもしれないとは、本人から時々聞かされていたんですが、まさか現実になるなんて思いもしませんでした。もっと早く相談していれば、何とかなっていたかもしれませんよね。うちの子、自分でやるから大丈夫ってずっと言ってたので、、、。」
留年をしてしまってからどうするのかも重要ですが、医学部の留年について理解を深めておき、いくら心配しておいても損をする事はありません。
医学生の留年について、ここまで真剣に取り組んでいる塾は、日本全国どこを探しても絶対にありません。
是非、当医学生道場ホームページを活用して、情報収集に役立ててくださいませ(*´▽`*)
医学部の現状は、本当にここ10年ほどで大きく変化しました。
臨床研修制度の変化、文部科学省の介入、CBT試験の開始、医学部定員の増加、地方医療の過疎化など、本当に様々な問題が、医学部の環境を大きく変化させました。
以前多かった問い合わせは、医師国家試験対策や卒業試験の対策についてでした。医学生道場が、医学生専門の個別指導塾に変わったこともありますが、最近では進級・休学・留年対策についての問い合わせがほぼ全てです。
もし、次のように考えている人がいたら要注意、という言葉を書きとどめておきたいと思います。
留年した医学生の親御さんに書いてもらったアンケートからピックアップした、生の声ばかりです。
「あの時は、こうなるとは思っていませんでした」
「後から追い込みでなんとかなると思っていました」
「チャンスが何度かあるはずだと思っていました」
「浪人と似たようなものだと思っていました」(金額や将来性、本人のメンタルや価値観が変化しています)
「うちの子なら大丈夫と思っていました」
「まさか、そこまでではないと思っていました」
では、具体的にどうしたらいいのか、ポイントを三つ挙げてみたいと思います。
まずは、日本の医学部の留年について、認識を深めておきましょう。
調べれば調べるほどお分かり頂けるかと思いますが、医学部と言う特殊な環境での問題なので、情報がすごく少ないと思います。
ちなみに、当医学生道場のホームページでは、医学部の留年に関してのコラムをたくさん書いています。
理由としては、医学部の留年に関して正しい情報を書くことが出来るのは、日本で私だけだと思ったからです(*´▽`*)
医学部はすごく特殊な環境で、イメージがわきにくいかもしれませんが、まずはこれから始めるといいと思います。
ポイントは医学生がどのような事に悩んでいるかを知っておく事です。
学校の授業はどうか、出席状況はどうか、部活の大会はいつあるのか、試験勉強の進捗状況はどうか、人間関係はうまくいっているか、などなど、普段から小出しにしておいてもらいましょう。
医学生は時間が無くて忙しいので、「話を聞かせてくれ」と言っても断られてしまうかもしれません。
そんな時の技を一つご紹介したいと思います。それは「ご飯に誘う」という必殺技です(笑)
日本人は、ご飯を食べた時に本音をもらしてしまう特徴があると思っています。
医学生は基本的に休憩なく動いていて、疲れている場合が多いので、定期的に美味しいご飯に連れて行ってあげてください。
きっと素直に喜んで、自分から話をしてくれると思います。
医学生は、最難関の医学部受験を突破した、勉強のスペシャリストです。
本当にそれは凄い事で、倍率は20倍を超える事もあります。
しかしその反面、勉強の仕方に絶対の自信を持ってしまっている場合もあります。
他のコラムでもお話しているのですが、医学部受験の勉強と、医学部の進級試験の勉強とでは、勉強の内容も目的も方法も全く異なります。そのため、その絶対の自信が仇になる可能性があるのです。
そこで、「勉強の仕方を見直してみよう」というわけではなく、「勉強の仕方の幅を広げたり、磨きをかけてみたりしましょう」というアドバイスです。
医学部の進級試験はとても大変だからこそ、一つの「人生の壁」として利用して、成長しようというものです。
しかし、これは恐らく医学生の先輩や、経験のある医師でなければ、アドバイスは難しいかもしれません。
お父さんやお母さんが医師をしていて、医学部の経験がある事もありますが、この数年間でさえ医学部事情は大きく変わってしまっていて、やはり対策は難しいかもしれません。
当ホームページでは、医学部での勉強の仕方についてのコラムをたくさん書いていますので、是非情報収集してみてください。
もし難しそうだなと感じた場合には、遠慮なくお問い合わせください。医学生道場が親身になってご相談にのります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。引き続き医学生道場のホームページをお楽しみください。
医学生道場 代表医師 橋本将吉