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☑ 再試験になると本試験よりもハードルが上がる
☑ 再試験に合格するには、問題演習が何より重要
☑ 無事に進級・卒業するには勉強方法の確立をしよう
目次
医学生道場美術館 クロード・モネ「かささぎ」
みなさんこんにちは。医学生道場です。
年が明けたと思ったらあっという間に2月に差し掛かろうという時期になってしまいましたね。まだまだ寒さが厳しさを増していますが、皆さんはどのようにお過ごしでしょうか?
1月も下旬に入り、医学生の皆さんは後期試験真っただ中ですね。本試験が終わり、あとは結果を待つのみ…。という方も増えてくる時期だと思います。
試験結果が無事合格で一安心、ならば良いのですがそう一筋縄ではいかないのが医学部の試験ですね。
というわけで今回は、試験に落ちてしまい再試験を受けることになった医学生の皆さんに向けた、再試験の対策方法をご紹介していきたいと思います。
医学生道場ではCBTや国家試験対策だけでなく、定期試験対策にも力を入れています。そこで蓄積された知識をご紹介しますので、ぜひ最後まで読んでいただけるとうれしいです!
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「【医学部1、2年生必見】思い当たる人は危険信号!? 医学部で留年する人の特徴と留年を回避する方法」
まずはじめに、医学部の再試験について基礎的な知識をご紹介します。
現役医学生の方はもうすでに知っている知識かもしれませんが、医学部を卒業するためには絶対に必要な知識となるので、改めて確認しましょう。
これは周知の事実かと思いますが、医学部の再試験は落としてしまえば留年です。
医学部の授業は全てが必修科目となっているため、一つでも単位を落とせば留年となってしまいます。
そのため、本試験で落ちてしまった場合の救済措置として再試験を行う授業がほとんどですが、その再試験まで落としてしまった場合は留年が確定します。
また、本試験に落ちたことが分かってから再試験までの期間は1~2週間と短いことがほとんどで(大学によります)、この短い期間にどこまで効率よく勉強できるかが鍵となってきます。
また、科目によっては本試験よりも難易度が高く設定されている場合もあり、本試験対策のための知識のプールがあるから大丈夫、と高をくくって挑むと確実に落ちてしまいます。
次に、医学部における試験の評価方法についてご紹介します。
医学部の試験の評価方法は2種類あります。絶対評価と相対評価というものです。
①絶対評価
絶対評価の試験は、60点が評価の基準です。その点数を超えれば合格、超えられなければ再試となります。
多くの医学部では60点が基準点となっているため、この点数を超えられるかが勝負どころとなるわけです。
②相対評価
相対評価の試験は、「上位3分の2を合格、下位3分の1を不合格として再試験とする」というような、点数の調整で合格者の人数が変動する試験です。
これらの評価基準を頭に入れておくことは重要です。
どちらの評価基準を取られるかによって力を入れるべき科目と多少手を抜いてもいい科目を見抜くことが可能になるためです。この見極めをうまく行うことができれば、再試を避けることができます。
ここからが本記事の本題となります。
再試験を受けることが確定してしまった場合、一秒でも早く対策に取り掛かる必要があります。
再試験に挑むためにどのような勉強方法をするのが最も効率が良いのか、ご紹介していきます。
繰り返しになりますが、再試験までは時間がないことがほとんどです。
授業がある日は3時間以上、授業がない日は8時間以上 の勉強時間を確保することが理想的です(あくまで基準です)。
再試験の時期は部活動やアルバイト、友人と遊ぶ予定などを入れないように調整し、勉強時間を確保しましょう。
まずは、本試験の問題が入手できている場合は(試験用紙を回収されてしまう大学もありますが)本試験の解き直しから行いましょう。
再試験は本試験と同じ作成者によって問題が作られていることがほとんどのため、出題傾向が類似しています。
解き直す際に、 まずは正解出来た問題は〇、不正解だった問題は×、そして正解だったが自信がなかった問題は△、というように印をつけていきましょう。
その後、×の問題と△の問題を重点的に復習 していきましょう。
この方法は、再試験対策だけでなく、定期試験の過去問やQBを解く際にも有効です。自分の重点的に復習すべき部分を把握し、効率よく勉強していきましょう。
再試験に確実に合格するためには、本試験を解き直すだけでなく過去問の演習も必須です。
過去問の演習は試験対策する上で最も重要ですが、これは本試験に限った話ではありません。
先ほど、再試験は本試験と出題傾向が似ているということをお伝えしました。そのため、本試験対策と同じ対策を行うことで、再試験対策につながる ということです。
また、再試験を受けることになった人はほとんどが過去問を用いて勉強します。
再試験がもし相対評価だった場合、他の医学生と同じかそれ以上の点数を取ることができなければ不合格となってしまいます。
そのため、他の医学生に負けないように過去問を徹底的に勉強していく必要があります。
過去問の問題演習は、とにかく数をこなすことが重要です。
少なくとも直近3年分の過去問を、最低でも3周は解きましょう。
本試験対策の際は、解き直すたびに誤答や問題文の分からない部分をノートにまとめていくというインプット形式 の勉強を行うことが重要になってきます。
しかし、再試験の場合は時間がないことがほとんどです。
そのため、とにかく解いて アウトプットすることを重視していきましょう。本試験の際にまとめノートを作っていた方は、それを参照しながら勉強を進めていけばより効率よく進めることができます。
インプットとアウトプットについては記事の後半で詳しくご説明しますね。
ここまでは再試験に関する知識・対策方法をお伝えしてきました。
再試験に合格することはもちろん重要ですが、何より重要なのはそもそも再試験に引っかからないようにすることですよね。
本試験を一発合格するために必要な心構えを伝授いたします。
医学部の試験を突破するためには、計画的な勉強をする必要があります。
医学部の試験と一口に言ってもその種類は様々で、冒頭でも述べたように評価方法も異なります。
そのため、力を入れるべき教科、多少力を抜いてもいい教科が分かれてきますよね。
勉強のスケジュールを立てる ことで、それぞれの教科のレベルに合わせた勉強を計画的に行うことができ、合格に近づきます。
医学部の試験勉強において最も重要なのは過去問です。
これは医学生であれば常識レベルのことですが、改めて過去問を用いた勉強方法についてお伝えします。
まずは、繰り返しになりますが1科目につき少なくとも直近3年分の過去問を最低でも3回は解く こと! これが重要です。
再試験の場合はとにかくアウトプット重視の勉強方法ですが、本試験の場合は時間があるためインプットもしっかり意識した勉強を行う必要があります。
インプット、アウトプットというけれど、実際どのような勉強方法なのか具体的に紹介します。
試験勉強の序盤に行うのがインプット です。
序盤というのは、例えば1か月後に試験がある場合は最初の1週間程度で行う、くらいの基準です。
インプットというのは、知識を「知っている」状態にもっていく ことを指します。
「知っている」状態とは、授業を受けたり、レジュメや教科書を読むことでなんとなくの知識が頭に入っている状態のことを指します。
試験に向けての具体的なインプット方法としては、試験範囲のレジュメを読むことが挙げられます。
レジュメを読んでいると、ところどころ理解できない部分が出てくると思いますが、そういう時は教科書や参考書を使って知識を補完していきます。これも、インプットの一部です!
ただし、インプットだけでは試験合格は出来ません。大事になってくるのは、試験勉強の中盤~後半にかけてのアウトプット です。
アウトプット というのは、インプットで「知っている」状態になった知識について「説明できる」状態までもっていく ことを指します。
医学生の勉強方法で過去問が最重要であることはもうすでに皆さんご存じのことかと思いますが、なぜ重要なのかというと、過去問を解くことがアウトプットに当たる からです。
問題を解くには、問われている知識について「説明できる」ほどまで理解していないと解くことができません。そのため、問題演習を繰り返せば必然的に知識が定着していくのです。
具体的な勉強方法について説明します。
インプットとしてレジュメや教科書を読んでなんとなく「知っている」状態を作った後に、過去問を解きます。
すると、分からない部分が出てきますよね。
その分からなかった部分をもう一度レジュメや教科書に戻って知識をインプットします。その後、また過去問を解き直す…。というインプットとアウトプットの往復を何度も行っていくことで自然と頭に知識が入っていきます!
以上、再試験の実態やその突破方法、さらには再試験にならないための勉強方法をご紹介してきました。
本試験の場合も、再試験の場合も大切なのは試験に向けた計画を立てることと、効率的な勉強方法を取ることです。
しかし、自分一人でスケジュールの立案や正しい勉強方法で進めていくことは難しいと感じることもあるかもしれません。
また、勉強を進める中で疑問点が出た際、自分で調べてもどうにも解消できず不安を抱くこともあると思います。
完全マンツーマンの医学生専門予備校の医学生道場 なら、その不安を解消できます。
医学生道場は医学生に向けた個別指導を10年以上 行ってきたという実績があり、その中で培ったノウハウで医学生の皆さんを試験合格に導きます。
定期試験やCBT、卒業試験、国家試験、また復学を目指す方まで医学で悩むすべての皆さんに寄り添った指導を行っています。
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