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2023.02.11
大島愛理

【医学生のご家族の方々へ】医学部の進級・卒業要件はどのくらい厳しいのか?実態についてお話します!

・はじめに

皆さんこんにちは!医学生道場東京校の大島と申します。

医学生にとっての最後の鬼門である医師国家試験、そして後期の定期試験も軒並み終了し、この時期は春休みを満喫しておられる方も多いかと思われます。

今回の記事では、医学生をご家族に持つ方に向けて、医学部における進級・卒業の難しさとスムーズに進級するための勉強方法について、医学部の進級が難しい理由・医学部での留年のリスク・医学生道場で行われる進級対策授業の内容を中心にお話致します。

医学部という学部の特性上、学生に求められる学習到達度はかなり高いため進級が厳しいという現状がありますが、一方で進級できず留年を繰り返してしまうとさらに学習へのモチベーションが低下してしまうという悪循環に陥ってしまうリスクがあります。そういった学生さんを手助けするため、医学生道場で普段行われている進級対策授業の様子についても併せてご紹介致します。

・なぜ、医学部は進級することが難しいのか?

大学には様々な種類の学部がありますが、学部によってカリキュラムや進級・卒業要件の厳しさは異なっています。その中でも特に、医学部は進級要件が厳格に設定されています。6年間の最低在籍期間のうちに多くの科目を履修することになっていますが、科目のほとんど全てが必修科目であり、履修して単位を取得しなければ留年が決定してしまいます。学校の方針によっては、1回でも必修の科目で不合格となると即留年が決定する、といった厳格な要件を設けていることもあり、医学生は1年次から試験に対しては全く気が抜けない状況に置かれているといえます。特に私立大学ではカリキュラムが厳しく、留年者も多い傾向にあるため、私立大学に在籍する医学生は6年間を通して進級・卒業に向けた学習に追われ続けることになります。

こうした医学部特有のカリキュラムの厳しさは、医学という学問の特殊性から来ていると考えられます。医師という職業は、技術や知識によって直接的に人間の生命に関わる判断や処置を行う為、中途半端な意識では到底務まりません。加えて、医師は自らの知識や技術の不足によって他者の生命を奪ってしまう可能性もあります。知識不足によって引き起こされた医療事故や過失によって受け持つ患者さんに重大な影響を与えてしまうことを防ぐためにも、大学側で十分な知識を持った学生のみを進級・卒業させることを決めているのです。

・医学部における進級の重要性と、留年のリスクについて

医学部は進級の難しい学部ではありますが、一方で最低在籍年数の6年間で卒業することが最良の進路であることは言うまでもありません。生涯で得ることのできる収入、心理的な負担の大きさといった観点から最短で卒業を目指すことが望ましいとはいえますが、一方で先程言及したように、医学部のカリキュラムと方針の特性上6年間で留年をせずに卒業することは至難の業です。

しかしながら、一度留年してしまうとモチベーションの低下によってその後も留年を繰り返してしまい、在籍年限を超えて放校処分になってしまうケースも多く見られます。また、進級するための試験対策の方法が分からないまま闇雲に勉強しても、試験では通用せず不合格になってしまうこともあります。一見すると理不尽に思われるかもしれませんが、大学によって裁量も異なるため、かなり厳しい進級要件を課している大学も多くなっています。こうした大学ごとのカリキュラムや試験の採点を行う教授の裁量によって進級・卒業の可否が決定してしまうことは、医学部をはじめとする医療系学部の最大の特徴の一つであるともいえます。いかにスムーズに試験に合格・進級し、最低在籍年数で卒業するかが勝負といっても過言ではありません。学習方法が確立できないままずるずると留年してしまうことで、大学を卒業することを諦めてしまう学生さんもいらっしゃるようです。せっかく医師を志したにもかかわらず、そのような結果に終わってしまうことは望ましくありません。医学部に入学を決めた学生さんには、いかに入学直後からモチベーションを維持し、医師国家試験までこぎつけるかといった長距離走のような学生生活が待っています。学習のペースを維持しつつ、適切な試験対策を行うことで6年間で卒業出来る可能性は大幅に上昇するでしょう。医療系でない学部とは異なり、医学部を始めとする医療系学部では進級・卒業にも広くは語られない隠れたコツがあるのです。

加えて、医学部では定期試験で合格点を取るためのコツや試験対策用の資料といった極秘情報が学年全体で共有されている、といったケースが多く見られます。これらを入手するには学年のコミュニティに積極的に関わっていく必要性がありますが、留年している過年度生はそうしたコミュニティに入りにくさを感じ、孤立しやすいといった事実もあるようです。その結果として試験対策を効果的に行うための情報が全く得られず、ますます試験に合格しにくくなるといった悪循環に陥ることもあります。医学部では、1学年の人数がかなり少ないことから学年内でのコミュニティがあらゆる場面で重要な要素となるようです。特に1年間で複数回行われる定期試験では、こうしたコミュニティに属していることが最も試験に有利に働きます。学年内で孤立している学生さん、特に現役生と比較して孤立しやすい過年度生の学生さんは、この点ではかなり不利な状況に置かれているともいえるでしょう。留年することでますます試験対策が上手くいかなくなる、といったことは割と多くあるようです。

留年することによって生じるこれらのリスクを考えると、医学生は可能な限り6年間で卒業できるよう大学生活の中で効果的な学習方法を確立していくことが求められていると言えます。

・医学生道場で行われる、進級対策授業について

ここで、医学生道場で普段行われている進級対策の授業についてご紹介致します。

医学生道場は個別指導に特化した予備校であるため、指導を務める医師講師と受講生の1対1で授業を進めます。授業が行われる数日前から、授業ではどのような科目を取り扱うかを受講生から聞き、それに沿って当日の授業内容を決定することが殆どです。また、同時に大学で配布されている授業レジュメや、学内で出回っている過去問と言った試験対策に不可欠な資料も受講生から受け取った上で、医師講師に共有を行っています。こうした方法をとることで、受講生はより効果的に指導を受けられるようになるのです。

加えて、授業では医師講師からの学習の進捗状況の確認、新しい学習スケジュールの作成といった試験対策に直接関係しないことも行っています。これは試験対策を行う上で、受講生が日々の生活の中でしっかりと学習を進められているか、非効率な学習を行っていないかといった確認を行うことを目的としています。闇雲に学習を進めるだけでは医学部の難関な定期試験を突破することは難しい、といったお話を先程も致しましたが、医学生道場の授業では受講生が効率の良くない学習を行っていないかといった部分にも着目し、出来る限り的確な学習を行って進級・卒業を目指すことを最重要視しています。自分自身の努力が報われない、といった経験により、モチベーションを喪失してしまう学生さんが毎年存在することを考えると、こうした方式を採ることで志を持った学生さんを一人でも多く医師にすることに貢献していると言えるのではないでしょうか。医学生のことを一番に考える予備校・医学生道場だからこそ、医学生を多方面からサポート出来るのです。

・最後に

今回の記事では医学生のご家族の方々に向けて、医学部の進級・卒業の特殊性についてお話致しましたが、いかがでしたでしょうか。

現在、医学生道場公式LINEにてご相談を受け付けております。この記事を読んで少しでも医学生道場に関心を持った、という方は、この機会に是非友だち登録をお願い致します。

医学生にとっての最大の鬼門である医師国家試験、また後期の定期試験が終了し、春休みを迎えた学生さんも多いと思われます。未だ寒い日が続きますので、体調に気を配りながら春休みを満喫しましょう。

YouTubeで医学生道場の様子をご紹介しています。

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