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春から医学生の仲間入りとなるみなさん!はじめまして医学生道場です!
長い大学受験生活を終えて、4月から始まる医学生としての生活に心躍らせていることではないでしょうか!
はたまた噂で聞く医学部での勉強の大変さにおびえている方もいらっしゃるかもしれません。。😨
留年したらどうしよう、、国試に落ちたら、、、等と不安要素はたくさんありますよね。。
そこで今回は新しく医学生となるみなさんに医学生の勉強とはどのようなものか簡単に説明させていただきたいと思います!
入学前にこの記事を見て、待ち受ける医学生生活の準備をしておきましょう!
医学部では多くの大学が同じようなカリキュラムをとっており、それぞれの学年ごとに学ぶ内容が定められています。
今回は、実際に医学部で学生生活をおくっている「医学生道場に在籍している医学生の方」に聞いた情報をもとに、それぞれの学年でどのようなことを学んでいるのか説明していきたいと思います。
1年生では、高校からの延長で、数学、物理、英語、政治などの「教養科目」を学びます。
医学の知識とは少し離れた内容であり、本格的に医学の勉強を始めるころと比べると、テストもそれほど難しくはなく、単位取得にそれほど苦戦することはないといえるでしょう。
また、1・2年生では、教養科目と並行して、「基礎医学」を学んでいきます。
「基礎医学」とは、人体の基本的な構造や知識を学び、その名の通り医学の中でも基礎的な部分です。
さらに、早期体験実習として老人ホームやクリニックにいく学校もあり、これから医療に携わっていくんだという実感が湧いてきます!
解剖学/生理学/生化学/薬理学/免疫学/微生物学/寄生虫学/病理学等
多くの大学が、3年生から「臨床医学」を学び始めます。
「臨床医学」とは、患者に接して診断・治療を行う医療分野のことです。
具体的には、内科/耳鼻咽喉科/外科/産婦人科/小児科/精神科/眼科等の領域に分かれています。
医学生道場在籍の方は、3年生の時は年に4回大きなテストがあり、(しかも1週間に8から10科目も!)テスト前は大変だったみたいです。
もっとも、学内の試験だけに専念できる3年生は、高学年に比べると比較的楽といっていいみたいであり、この時期までが部活やアルバイト、遊びに専念できるチャンスと言えます!
これに対して、4年生になると、CBTやOSCEと呼ばれる二つの大きな試験についての対策を行わなければならず、大変になってきます。
CBTとは、コンピューターを用いて受験する択一形式の試験であり、臨床実習を行うにあたって必要となる基礎的な知識が問われます。
CBTの合格率は高いですが、決して容易に合格できる試験ではありません。
医学生道場にも、CBT留年となり再チャレンジに向けて対策をしている生徒の方も在籍しておられます。
本腰を入れてしっかりと対策を行わなければ合格をつかみ取ることはできない試験であるといえるでしょう。
OSCEとは、臨床実習を行う臨床能力を身に着けているかを見る実技試験です。
OSCEの合格率も、90%と比較的高いといえそうですが、10%の人は落ちてしまう試験であると考えるとやはり気が抜けない試験ではあります。
こちらもしっかりと対策を行って試験に臨みましょう!
5年生になると、「臨床実習」がはじまり、病院の様々な科をローテーションで回っていきます。
医学生道場に在籍している生徒の方によると、実習先によっては6年間の中でもゆとりのある時期であるといえるみたいです。
6年生では、夏までは臨床実習がある学校が多いみたいですが、「医師国家試験」の対策が勉強の中心となってきます。
医師国家試験は、医学部での勉強の集大成です。
今まで学んだことが範囲となり、一夜漬けでは到底乗り越えることができない試験なので、
事前に計画を立てて、どのように勉強を進めていくかしっかりとした対策を行う必要があります。
このように、医学部では6年間かけて医療に関する知識をみっちりと勉強していくことになります。
ただでさえ一般的な大学と比べて卒業までに時間のかかる医学部ですが、
留年率もその他の学部と比べて高く、卒業までにさらに時間がかかってしまう可能性もあります。
医学部では、試験自体の数が他の学部と比べてもかなり多く、1年生のうちから定期試験を乗り越えられずに留年してしまう医学生も存在しています。
また、4年生のCBTやOSCE、6年生にある卒業試験や医師国家試験等では、試験の範囲が膨大で内容も難しく、これに合格できず、留年となるパターンもあり、変な言い方をすれば留年をすることができる機会が医学生には多くあるといえるのです。
卒業までにかかってしまう費用や卒業後の経験のことを考えると、最小限度の時間で卒業するに越したことはありませんよね。
そこで、最後に最小限の時間をかけて卒業するための簡単なアドバイスをさせていただきたいと思います。
医学部の試験では、出席した数がそのまま出席点となる科目も学校によっては存在しており、出席点の占める割合は、試験自体と比べてそれほど高いわけではありませんが、決して侮ってはいけません。
また、医学部では、そもそも出席が足りていなければ試験を受けられないといったように、出席要件が課せられている科目も学校によっては存在しています。
授業に出席することなんて簡単なことだと思うかもしれませんが、大学生になると高校までとは違って、自分が自由に使える時間が増え、ついつい夜更かしをしてしまうなど生活リズムが崩れてしまう大学生が多いです。
そして、学校に行くリズムも崩れ授業に出席しないという学生が想像以上に多くいます。
ですので、試験で合格点をとる前提として、まずは学校に行って授業に出席することを最低限守るべき約束として押さえておきましょう。
高校までの試験とは違って、医学部の定期試験では到底一夜漬けでは対抗できないほどの膨大な知識が必要とされます。
単位を落として留年することを防ぐためには、ある程度前の時期からコツコツと勉強をしておくことも重要です。
また、医学部の試験は、たしかに膨大な範囲から出題されますが、昨年度から先生が変わっていなければ、過去問を活用できある程度の傾向と対策を練ることができます。
このように大学の試験では過去問を勉強するということが勉強の中心になってきますので、過去問を確実に入手するためにも、できる限り多くの知り合いを授業や部活等でつくることを入学時には意識しておくと良いかもしれません!
そして、CBTや国試では、ほとんどの医学生がネット講座や予備校を利用して対策を行い試験に挑みます。
長期的な試験であり、間違った勉強方法をしている場合はやめに修正する必要があるので、なかには低学年のうちから予備校に通う医学生も多いです。
試験直前に焦るのではなく、入学時の段階から国試やCBT対策、留年対策のために予備校に通うことも視野に入れて計画をたてておきましょう。
記事を最後までご覧いただきありがとうございました!
医学部の勉強は、想像以上に大変だと感じた方もいるかもしれません。
いろいろな人やサービスを頼りながら、待ち受ける試験の数々をしっかりと乗り越えていきましょう!
医学生道場は、医学生のみなさまを応援しています!
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