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☑ 医学部の進級基準は他学部に比べ格段に厳しい。留年は5人に1人!?
☑ 家族は医学生の忙しさを理解し、寄り添った対応をすることが大事
☑ 進級対策のため、医学生専門予備校を利用するのもアリ
目次
医学生道場美術館 ギュスターヴ・カイユボット「床を削る人々」
こんにちは。医学生道場です。
2月に入りましたね。雪が降るほどの寒い日や、一足早い春のような暖かい日が交互にやってきて複雑な気候です。そろそろ卒業シーズンが近づいてきた証拠でしょうか?
さて、今回の記事は、卒業シーズン間近ということで新たに医学部に進学する予定の方やそのご家族の方、さらには現役医学生にも読んでいただきたい内容となっております。
医学部というものは、他の学部と比べて進級の難しさが段違いです。受験生の時の方が楽だったと感じる人もいるくらい、大変な生活が待っています。
ご家族の方は、そんな医学生に対してどのようなサポートをしていくことができるのか、ということをご紹介していきたいと思います!
医学部の基礎的な知識から順を追って説明していきますので、医学部について知りたいという方もぜひ最後までご覧ください。
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ではまず、医学部についての基本的な知識として、医学部で進級するための条件についてご紹介します。
医学部では、進級するために必要な単位を取ることが非常に難しく、また卒業試験の難易度も高く設定されています。
その理由について詳しく見ていきましょう。
他学部では卒業までに必要な単位を取ることができれば進級・卒業をすることができる場合がほとんどですが、医学部ではそうはいきません。
医学部での留年率は、なんと5人に1人 と言われています(1度でも留年したことのある医学生の割合)。
なぜそんなに留年率が高いのかというと、医学部では「1単位落としただけで留年」という厳しい条件が設けられているからです。
医学部の授業は空きコマの時間で落とした単位を取り直す、というようなことができないほど毎日授業や実習が詰まっています。そのため、単位を落としてしまったら同じ学年をやり直して単位を取り直すしかない のです。
さらに、医学部では同じ学年で2回留年すると放校、つまり退学処分となってしまう大学がほとんど です。
つまり、1度でも留年すると、退学の危険性が迫ってしまう ため、医学生は入学時の成績に関わらず全員全力で勉強に励む必要があります。
医学部では、1〜4年生で基礎医学や臨床医学を学び、5〜6年生で臨床実習を行う というカリキュラムが組まれています。
(ちなみに、医学部での6年間の教育は文部科学省の管轄のもとにおかれますが、卒業後の医師国家試験、臨床研修は厚生労働省の管轄というややこしい制度になっています。)
このカリキュラムの中で 留年する確率が高いのは、基礎医学を本格的に学び始める2年生です。
基礎医学は、臨床医学のための基礎的な知識を身に付けるための科目となっています。
実際に患者さんを対象にした内容である臨床医学と異なり、イメージが湧きづらく、さらに暗記量が膨大であることから難しさを感じる医学生が多いようです。
医学生は、医師になるために医師国家試験を突破する必要があります。
医師国家試験の受験資格は、医学部を卒業した者にしか与えられません。つまり、医師国家試験は医学部6年間の勉強の集大成をぶつける場なのです。
つまり、簡単に医学部を卒業させてしまっては医師国家試験の合格率を下げてしまうことになるため、 定期試験や卒業試験の難易度を上げ医学生をふるいにかけているのです。
国家試験の合格率は入試の際の人気に大きくかかわってくるため、各大学は注意を払っているのだと考えられます。
では、ここからは医学生を家族に持つ方に持っていてほしい心構え、医学生に対してできるサポートをご紹介していきたいと思います。
この記事でご紹介している通り、医学生は他学部の学生と比べとにかく勉強に追われる日々です。
それに加えて、部活動に所属した場合、サークル活動とは異なり本気で部活動に打ち込む医学生が多いです。
医学生は、学生生活のほとんどを同じ医学生としか過ごしません。そのため、勉強や部活動で忙しい日々を誰かに相談しようにも、同じような生活を送る人しか周りにいないのです。
こういう状況の中で、ご家族の方が医学生の忙しさを理解することで医学生が相談をしやすくなり、メンタル面の不調を未然に防ぐことができます。
医学部のきつい勉強を乗り切るためには、やる気を継続できるような環境で勉強をしていく必要があります。
例えば大学の図書館で同級生と励ましながら勉強する、というような方法もあるかと思いますが、家で一人で集中して勉強するタイミングも多くあると思います。
そういったときに、ご家族が環境を整えてあげることで医学生のやる気と集中力がアップします。
家族による家事のサポートは、自分で家事をする時間を短縮することができて勉強に集中できるという面で有効ですが、それともう一つ、家族に助けられているという実感を得ることができ、精神面を支える ことができます。
ご紹介した事例のように医学生の自宅で住み込みで家事を行うということはなかなか難しい方も多いと思います。
そういったときは、応援の連絡を一つするだけでも家族とのつながりを感じることができて医学生のやる気向上につながります。
ただし、過剰な連絡はプレッシャーになりかねないためほどほどな距離感を心がけるのがいいでしょう。
医学部の勉強量は果てしなく多く、さらに内容も素人では全く理解できないような高度な内容を扱っています。
そのため、医学生が勉強に躓いていたとしてもご家族の方が簡単に教えられる内容ではありません。
そんな時は、医学生に教えるプロに頼る 、という手段を取ってみてはいかがでしょうか?
医学生を専門にした予備校ならば、医学生に勉強を教えるのはもちろん、留年や浪人しないための生活レベルでのアドバイスを受けることができます 。
医学生専門予備校では、医学部の定期試験、CBTやOSCEという進級試験、卒業試験、さらに国家試験などの対策を専門的に行っています。
医学生にとっては、MECやTECOMという大手予備校は国家試験の模試などで聞きなじみがあると思います。
上記のような大手予備校は、講義形式で授業を行っています。
医学生道場は、マンツーマンでの授業を専門にした予備校となっております。
マンツーマンかつ、現役医師として働く講師陣による丁寧な指導が強みとなっており、医学生一人ひとりに合った指導方法 を行っております。
2011年の創業から10年以上、医学生への指導一本で事業を行っており、その実績として医学生道場に通う医学生の進級・卒業率は90%を超えています 。
大手予備校と異なり、医学生一人ひとりに合わせた勉強計画の立案から普段の生活の指導まで幅広くサポートしているからこその高い実績を持っております。
医学生道場に入塾してくださる方たちは、ある時期に集中しています。
ある時期というのは、試験の結果が返ってきたタイミングです。
試験の結果が悪く、このままでは留年になってしまう…。というタイミングで、留年を防ぐために入塾を考える方が多いです。
もちろんどのタイミングで入塾していただいても、留年を回避するために全力を尽くします。しかし、確実に留年を避けるためには試験が始まる前 に入塾していただくことをお勧めします。
医学生道場では、各大学の試験の傾向を見極め、一人ひとりに合った勉強計画を立案 いたします。そのため、試験前からご相談していただくことで、試験に向けたスケジュールを計画、実行し、確実に試験合格に導きます。
今この記事を読んでいただいている方で、少しでもご興味を持たれた方は、今こそ入塾のタイミングです。ご相談お待ちしております!
医学生道場で試験合格を勝ち取ろう!!
以上、医学生や医学生を目指す方、そのご家族の方に向けて医学部の実態やそのサポート方法についてご紹介してきました。
今回ご紹介した情報は、医学部6年間の中でもかなり基本的な情報です。
留年した際の学費はどうなるの…? 卒業後、研修先とのマッチングはどうなるの…? 医師として働く場合どういう選択肢があるの…? 等、さらに詳しく相談したい方のために医学生道場では定期的に相談会を実施 しております。
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今回の記事の内容に加え、より詳しく医学生の勉強内容や研修医の仕組み等をご紹介している動画はコチラ↓
(少し長い動画となっていますが、有益な情報が分かりやすく説明されているので是非ご覧ください。)