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こんにちは!医学生道場です。
本試験が終わり、夏休みが始まっている医学部が多いのではないでしょうか。
無事に合格点をとり、「夏休みだー!」という人もいれば、再試験となり、「夏休みがない😢」「なぜ夏休みに勉強しなければいけないんだ…」「再試験やばい!」という人もいると思います。
今回は、本試験で合格点に満たず、再試験を受ける人のために、再試験の乗り切り方を話して行こうと思います!
医学部は他の学部と異なり、単位を一つも落とすことができません。他学部では、次の学年で再履修できると思いますが、医学部にそのような制度は存在しないため、即座に留年となってしまいます。
単位をとるためには本試験で合格点をとらなければなりません。
合格点をとればいいと聞くと、単純な話に聞こえるかもしれませんが、医学部の試験は難しく、一回で合格点をとることが難しい科目があります。
「合格点をとれなければ即留年💦?」と不安になった方もいると思います。
実際のところは即留年にはならず、救済してくれる制度が存在します。
医学部では、本試験で合格点に満たなかったものの救済制度として、「再試験」という制度を設けています。
しかし、無条件で全員が受験できるわけではなく、再試験が認められない科目があったり、別途受験料がかかります。また、再受験できる科目数に限りがあるなど、さまざまな制限がかかることがあります。
また、再試験で満点をとったとしても、合格か不合格のみの評価となります。その点は本試験と異なるので注意してください。
実際のところ医学部の試験は非常に難しいです。
しかし、入試ではないので、留年させようとして試験をさせているわけではありません。
基本的には、先輩から過去問を入手し、それをもとに学習していく人がほとんどだと思います。
また、先輩がまとめたノートを見せて貰ったり、何人かで分担して、先生ごとにまとめノートを作成したりすることで、試験対策を行っていきます。
上記のような学習の仕方で、本試験を乗り切ることは可能ですが、一部、それでは合格できないものが出てきます。
基礎医学の問題はかなり難しく、過去問通りに行かないものがほとんどです。臨床科目の試験は、先生方が忙しいため、過去問と変わらない事がほとんどですが、かなり変わってくることもあるので注意が必要です。
また、先生に嫌われている学年だったりするとかなり難しい問題が出題されることもあります💦
私自身も、過去問とかなり問題が異なる科目があり、苦戦しました。
私は、過去問と異なった問題が出題されることが怖いので、過去問ベースで勉強せず、基本的には、レジュメベースで勉強しています。
前置きが長くなりましたが、ここから再試験を受ける人たちに向けて、再試験の乗り切り方を伝えていきたいと思います。
再試験の勉強をするうえで重要なのは、本試験の復習をすることです。
本試験の問題を持ち帰ることができればそれを用いて学習ができると思います。
問題がもらえなかったときは、事前に学年の皆で役割分担をして、本試験の問題再現をしておくと良いでしょう。
本試験では、今年から担当する問題の先生が変わっても、どのような雰囲気の問題かを知ることができます。
基本的に、本試験に類似した問題が出題されるため、非常に有効な勉強法です。
手元にある過去問は本試験のものがほとんどだと思います。
中には、再試験の過去問が存在することがあるので、先輩などからもらうと良いでしょう。
再試験の過去問があれば、演習量も増やすことができ、その年の本試験と再試験の問題から、傾向を掴むことができます。
しかし、再試験の過去問はなかなか手に入らないので、基本的には、本試験の過去問がメインとなります。
再試験の勉強には、何年か分の過去問をもう一度解き直すことが大切です。
既に何度も過去問を解いたという人も改めて過去問を解きましょう。
また、本試験の勉強の際に、過去問に十分手をつけられなかった人もいると思います。
昨年分の過去問を解くのではなく、何年か分遡って演習するのが良いです。
自分がどこを理解していて、どこを理解していないのかを把握することができますし、本試験前に追われている頃よりも、すっと内容が頭に入って来ることがあります。
再試験の勉強の際には、過去問の勉強だけで終わらせるのではなく、レジュメを見直すことも重要です。
本試験前は、科目数も多く、一度に複数の科目を勉強しなければいけないため、時間の余裕と心の余裕がないと思います。
再試験では、本試験よりも科目数が少なく、時間と心に余裕が生まれると思います。
本試験が終わってから、再試験が始まるまで時間が空くときは、時間に余裕があり、勉強時間が余るという現象が起きる可能性があると思います。そこで余裕を持ちすぎて、再試験に落ちるという事態を招きたくはないので、レジュメや教科書を見返しましょう。
そうすることで、さらに知識を深めることが非常に重要です。
再試験を受ける人は、担当科目の先生に面談をお願いするのも大切です。
試験の点数や、理解できていない箇所を教えてもらえたり、再試験に向けてアドバイスをもらうことができます。
また、うまくいけば、再試験で出す問題や、重要なポイントを改めて教えてもらえたり、問題形式や問題数など、試験に関する情報を教えてもらうことができます。
再試験に合格するために、予備校に通うことも重要です。
自分一人では、何を勉強していいのかわからないという人や、勉強の計画を立てられない人におすすめです。
予備校に通っていれば、勉強の進捗を見てもらえるだけではなく、分からないところや疑問に思ったところをすぐに聞くことができます。
教授にはなかなか聞くことができないと思うので、予備校に通うメリットでもあると思います。
ちなみに、医学生道場では下記のようなコースがあるので、参考にしてください。
今回は再試験の乗り切り方について主に話して来ましたが、本試験で合格すれば、再試験を受ける必要がありません。
また、「勉強をしなければいけない」「再試験に合格しないと留年してしまう」といった不安を抱えながら夏休みを過ごす必要がなくなります。
本試験に合格すれば、無駄な時間やお金を費やすことなく、夏休みを満喫できます。
みなさんに夏休みを満喫してもらうために、私が行っている勉強法を紹介するので、参考にして頂ければ嬉しいです!
これは当たり前の事かもしれませんが、勉強ははやめに始めることが大切です。
頭では分かっていても、やる気がでなかったり、なんだかんだで試験ぎりぎりに勉強を始める人が多いと思います。
時間に余裕がなくなると、心にも余裕がなくなり、空回りし、悪循環となってしまいます。
個人的には、遅くても一か月前から勉強を始めるようにしています。
勉強は早めに始めても、試験直前は焦ってしまうものなので、少しでも早くから始められたら良いと思います。
試験勉強には、過去問ベースで学習する人が多いと思います。
試験問題は過去問と類似していることが多いので、効率の良い勉強法だと思います。
しかし、一部で、問題を変えてくることがあり、過去問だけの勉強法では対応できません。その場合は、合格点にみたず、再試験となってしまう可能性が高くなります。
レジュメをベースに勉強しておけばイレギュラーな問題にも対応可能ですが、非常に効率の悪い勉強法となります。
この勉強法を実施するには、多くの時間が必要なため、上記で述べたように、早めに勉強を始めることが大切になります。
「再試験にならなければいい」「進級できればよい」と思い、合格点ぎりぎりを狙って勉強している人は意外に多いのではないでしょうか。
基本的には合格できると思いますが、過去問と問題が異なった場合に対応できなくあり、本試験に落ちてしまう可能性があります。
8割とる気持ちで勉強しておくと、イレギュラーな問題が出題されたとしても、合格点ぎりぎりで合格できる可能性が高くなります。
こちらも参考にしてください。
再試験になることは悪いことだと思っていませんか?
本試験で合格するのが最も良いですが、再試験にかかるのは悪いことではありません。
はじめから再試験になるつもりで本試験を受けるのは、もちろん良くないことですが、一生懸命勉強していても、再試験になってしまうことはあります。
再試験になることで不安になる気持ちも分かりますが、試験まで時間があるので、しっかり勉強して臨みましょう。
先程も述べましたが、医学部の試験は、入試ではないので、落とす試験ではありません。
また、再試験に合格するためにも、人間関係が重要です。家族や友人など、精神を支えてくれる人がいるかどうかでも、再試験に合格できるかどうかは変わってきます。
きちんと勉強すれば合格できるので、最後まで諦めずに頑張ってください!!