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2023.12.01
北野光平

【医学生道場】合格者直伝!司法試験の対策方法についてご紹介します!

はじめに

こんにちは、医学生道場です!

今回は、少し前の記事でご紹介した医学生におすすめの資格の中の一つである司法試験に関して、

「具体的な勉強方法」であったり、「忙しい医学生が司法試験を乗り越えるコツ」等の質問が多くあがってきたので、それにお答えする記事を書いていきたいと思います。

この記事が少しでもみなさんの助けになりますと幸いです!

司法試験の概要

司法試験の勉強では、大きく分けて短答式試験と論文式試験の二つの対策をする必要があります。

短答式試験には、科目ごとと3科目全体での足切りがあり、一定の点数以上とらなければ、

論文式試験の採点をしてもらうことなく不合格となってしまいます。

論文式試験は、7科目+選択科目1科目の計8科目です。

選択科目をどれにするかも重要な司法試験戦略の一つです。

実務を見据えて選択するもよし、司法試験の合格だけをみすえて点がとれそうな科目にするもよです。

入念にそれぞれの科目の特徴を調べて自分に合った選択科目を勉強しましょう。

※試験日程

1日目 公法系科目(論文)

2日目 民事系科目(論文)

3日目 休み

4日目 刑事系科目(論文)

5日目 短答式試験 3科目

短答式試験

試験の4日目には、短答式試験を受験することになります(中日を含めると5日目)。

短答式試験の対策方法は、とにかく繰り返し過去問を解くことです。

これだけで十分に得点をとることができ、条文の素読や基本書の通読は、

より高得点を目指したい場合のみ行えば良いと考えます。

過去問を解き進めることと、基礎知識のインプットを並行して行うことを意識して勉強しましょう。

(多くの受験生は、「短答パーフェクト」、通称短パフェと呼ばれる過去問集を使用して勉強します。

医学生にとってのQBのようなものです。)

試験1週間以上前

勉強を始めたての時期は、とにかく早く全ての年度の過去問を1周することだけを考えましょう。

1周目の勉強では、解説を読んでも理解できない問題だったり、正答率が低い問題だったりは、完璧に理解することができなくでも、基本書に立ち返ったりせずに、さらっと次の問題に進んで問題ありません。

受験者の正答率が高く、多くの年度で繰り返し問われている問題のみ、基本書などに立ち返り、確実に解ける問題を徐々に増やしていく勉強方法をとりましょう。

試験直前期

試験の1週間前などの直前期に、どのような勉強をすべきかは人それぞれだと思いますが、論文式試験に向けた論証のチェックだけではなく、短答の勉強もある程度やっておくことをおすすめします。

私自身も、試験の直前期に解いた短答の知識が、試験本番で出題されたため、3問分ほどの得点を増加させることができました。

試験期間

試験期間は、試験自体がとてもハードであり、あまり帰ってきてから勉強する体力や集中力はなく、次の日に備えて体調を調えることや、リラックスして疲れをとることに時間を使うことがおすすめです。

しかし、3日目が中日なので、2日目の試験の夜だったり、中日の午前中は体調的に問題なければ、勉強をしておくのが良いかもしれません。

そして、4日目の論文式試験の最終日も、14時くらいに試験が終わり、その後の時間が多めにあるので、短答式試験の最終確認をすることをおすすめします。

筆者は、中日や論文式試験の最終日の夜には、ひたすら短答式試験の過去問を解き進めていました。

★やってよかった勉強方法

よく短答式試験の対策方法の記事を見ていると、何回か正解できた問題には、チェックをつけて、それ以降は間違った問題だけを解いていき、効率化を図るというコツを見かけます。

たしかに、この方法では、確実に間違えた問題だけを解き進めることができ、短答式試験の過去問周回の時間を大幅に短縮することができます。

しかし、私にとってはこの対策方法は合わず、3回連続で正解した問題でも、2か月後くらいに4回目解いたときには忘れていて不正解となることがありました。

ですので、何回も正解したこともある問題でも、それ以降も解き続け、正解パターンを脳に焼き付ける勉強を行っていました。

その結果、試験の直前頃には、反射的に正解を導き出せるようになり、本番でも落ち着いて解き進めることができました。

自分にとっては、多くの人がオススメしていた前者の勉強法よりもこの勉強法の方が合っており、短答式試験の高得点にもつながったと感じています。

論文式試験の対策方法

試験1週間以上前

とにかく早い段階で、司法試験の過去問を解いていくことをおすすめします。

司法試験の過去問を新司になってからでも何年分もあり、これを8科目解いていくとなると、かなり時間がかかります。

インプットがある程度終わってからだったり、問題がある程度終わることができるようになるまでは、過去問には手を出さないという人もごくたまにいますが、インプットに満足がいく日など永遠にやってきません。

まだ、全然問題を解ける自身がない人でも、とりあえず早く過去問を解いてみて、

インプットと並行して勉強を進めていきましょう。

また、余裕があれば過去問とは別に、短文の事例問題をといてみることもおすすめします。

試験直前期

試験が近づいてくると過去問を解く数を減らしたり、2時間きっちりと解くのではなく、答案構成だけにとどめるなどをして、まとめノートのチェックをしたり、論証集の確認をしたりして、いままでの勉強の仕上げに入るのをお勧めします。

このように直前期に効率よく全ての範囲をまわせるように、一元化した教材を序盤の時期に作成しておくことをお勧めします。

試験期間

論文式試験は、とてつもなく体力を使うので、試験期間は論証集を眺める程度に抑えて頭を使う勉強はあまりしないようにしてました。

司法試験は、体力戦でもあるので、試験以外で体力を消耗しないよう意識しておくことをお勧めします。

★やってよかった勉強方法

解いた過去問を誰かに見てもらう!

論文式試験対策でやってよかった勉強方法は、過去問を繰り返し解き、解いた答案を誰かに見てもらうことです!

自分で解いた答案を自分で採点実感などを読みながら確認していくことも大切ですが、

できれば第三者に見てもらうのがいいと思います。

合格者だったり、予備校の先生だったり、市販の答案添削サービスだったり、

とにかく第三者の客観的な視点で答案を確認するのが大切です。

自分で答案を見ていても、書けていないのになんとなく書けている感覚になってしまったり、アバウトな答え合わせになってしまいがちです。

また、まだ合格はしていないけど、同じく司法試験の合格をめざして勉強している友人に答案をみてもらうのも、たまにはいいかもしれません。

司法試験は、日本語の試験であるという人もいるくらい、

採点者に伝わりやすい文章で答案を書いていくことが必要になってきます。

合格者でなくとも、この文は何を書いているのか意味が伝わってこない等は、教えてくれるはずなので、時々でいいので、答案の見せあいっこをしましょう。

相手の答案を見ることで、良い表現を盗み自分の答案に活用することができます。

私自身も、過去問を解いた後は、すぐに合格者の答案を確認し、自分の答案と見比べていました。

この勉強方法が合格に役立ったととても感じています。

(とくに、刑事訴訟法の捜査の範囲なんかは、合格者の答案を見て、問題文の事実をどのように拾ってどのように評価しているかを学ぶことができ、自分の答案を改善することができました。)

自分に合った勉強方法を確立しよう

短答式試験の箇所でもお話ししましたが、誰かにとってはおすすめで、役に立った勉強方法であっても、自分にとっては、あまり合わず、逆効果になってしまうパターンがあります。

司法試験では、合格レベルの勉強方法と上位合格レベルの勉強方法では異なってくるという人もいるように、自分の今の知識や目指す得点によっても、勉強方法は異なってきます。

なので、このような勉強方法の記事を鵜呑みにするのではなく、いろいろな記事を参考にしながら自分に合わなさそうだと思ったら早めに違う方法に切り替えるのも一つのコツです!

これは、おそらく司法試験の対策だけでなく、医学生の定期試験や医師国家試験の対策等でもあてはまることだと思います。

トライ&エラーを繰り返しながら、是非自分にとって最適な勉強方法を見つけてみてください!

まとめ

記事を最後までご覧いただきありがとうございました!

ただでさえ忙しい医学生にとって、合格までにそれなりの時間がかかる司法試験にチャレンジすることはとてもハードなことだと思います。

しかし、合格した場合、他の司法試験合格者や医学生にも手にすることのできない、唯一の武器を手に入れることができ、仕事や生活の可能性が間違いなく広がります。

また、司法試験以外にも医学生が挑戦してみる価値のある資格はたくさんあり、他分野の勉強が医学の理解に繋がる場合もあるかもしれません。

もし、医学部の勉強も今のところ問題なくできていて、興味のある方は是非色々な分野の勉強にチャレンジしてみてください。

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