目次
こんにちは🙌医学生道場です。
今年も残すところあとわずかとなりました!
最近は日中も冷え込むようになってきたので、万全な寒さ対策をして冬を乗り越えましょう🔥
さて、今回は医学部1.2年生の方に向けて、解剖学とは何かについてお話ししていこうと思います。
勉強前に解剖学の特徴や癖を知っておくと、効率のいい勉強ができるようになります!
ぜひ参考にしてみてください!💫
解剖学はとにかく、つかみづらく取っ付きにくい科目であると言われています。
ここでは、なぜそのように言われているのかを見ていきましょう!👉👉
医学部6年間の中で、沢山の観点から人間の身体について学びます。
基礎医学だけでも、解剖学、生理学、生化学、組織学、薬理学など、莫大な範囲があります。
医学部は基礎医学から学ぶことが主流とされています。
解剖学は基礎医学の一つなので、低学年から学ぶことになっています。
しかし、人間の身体がどういうものなのか、どういう病気があるのか、というのを実感として知らなければ、イメージが湧きづらく難しいと思います。
想像してみてください。
例えば、レゴというおもちゃで遊ぶとします。楽しく遊ぶだけで、レゴの設計や工場での工程をイメージできる人は恐らくいないのではないでしょうか。
このように、何も知識のない医学生が、解剖学について初めに勉強するのは、かなり大変なことなのです。
こちらでも詳しく説明しているので、是非ご覧ください!↓↓↓
解剖学では、難しい言葉がたくさん並びます。
脊柱起立筋、舌骨下筋、副半奇静脈、交感神経幹、骨盤内臓神経、、、これだけでも頭を抱えたくなりますよね😭
この間まで数学や英語を勉強していた人にとっては、新しい科目に挑戦することと変わりありません。
そのため「膨大な量の専門用語を攻略する勉強の仕方」を身に着ける必要があります。
まず、当たり前の事実ですが「人間の身体は三次元の立体像」です。
しかし、この当たり前の事実が、解剖学の勉強を困難にしているのです。
一生懸命頑張ってスケッチをしている人がほとんどなのではないでしょうか。
しかし、それでは中々勉強が進まず不安を抱えていませんか?
そんなあなたにおすすめの勉強方法についてご紹介します!
今日で不安を解消しましょう!✨
解剖学=暗記、力づくだと思っていませんか?
その前にまずは、「そもそも、解剖学は何のためにあるのか」というのを考えてみたいと思います。
当然ですが、解剖学は「医学」の一つで、人間の身体について学ぶための学問です。
では、解剖学は医学の中でも、「どの観点」から人間の身体について学ぶ科目か分かりますか?
正解は「バラバラにした時に何があるか」という観点です。
当たり前だと感じる人もいるかもしれませんが、実際に勉強を始めてみると、「筋肉」「血管」「神経」「内臓」など、何を勉強しているのか分からなくなってしまう人が多くいます。
解剖学を勉強する際には、常に「今、人間の身体をバラバラにしたらどうなるのか、を学んでいるんだ!」ということをしっかり頭の片隅に置いて、勉強に臨むことで、理解がしやすくなります。
ではここからは、解剖学の勉強の手順についてお伝えしていきます!
さて、解剖学の勉強の第一歩は、「皮膚を切って見てみる」という事です。
皮膚を切ってみると、筋肉と骨が見えます。
この筋肉と骨が解剖学で「表層」という分野になります。
表層を勉強する上でのポイントは「どこに骨があるか」「その骨を動かすためには、どのように筋肉がくっついているか」という順番で勉強すると、暗記ではなく論理で身についてきます。
骨は大体どこも同じで、知らなければならない骨の数は、他の器官に比べてそこまで多くありません。なので、まずは骨の位置と名前を知ってしまいましょう!
自分の身体を触りながら覚えると、イメージをわかせながら勉強することが出来ます🙆🏻
骨の次は、それをつなぐ「筋肉を取り外してみる」という事です。
筋肉を取り外してみると、内臓が見えます。
この胃、腸、肝臓などの色々な内臓のことを、表層より深い所にあるという意味で「深層」と表現されます。
内臓の数はあまり多くありませんが、医学部に入りたての低学年の方には、イメージが湧きにくいと思います。
そこで、勉強していく順番は、消化器系(食事を消化する、食道や胃腸)、泌尿器科系(腎臓から膀胱、そして尿道まで)、そしてその他(子宮や卵巣など)というようにしましょう。
つながりを意識しながら勉強することがポイントです✅
そして最後は、先程学んだ「表層や深層をつなぐものについて勉強してみる」という事です。
血管や神経は、うねうねしており勉強がしづらいため、決して表層や深層の様に勉強してはいけません。
血管と神経は、くっついている(支配している)臓器の名前を指している事が多いです。
そのため、直接覚えるのではなく、表層と深層を勉強した後に、「復習」のような意味合いで勉強することがポイントです✅
中々勉強しづらい部分もありますが、ある程度カバーできるので、ぜひ試してみてください!
こちらでも詳しく説明しているので、是非ご覧ください!↓↓↓
ここからは、解剖学を勉強し終えると見えてくる世界について、4つの科目から説明していきます!
発生学とは、「人間がどのように発生するか」という学問です。
つまり、医学部では「受精卵」から「生まれる」までを勉強します。
人間は一つの細胞、受精卵から発生します。
そこから細胞分裂を続け、人間の身体になっていきます。
ここでポイントです✅
それは「解剖学を学んでいれば、人間の身体のどこに何があるか分かる」という事を学ぶ学問です。
人間の始まりと終わりを理解しているからこそ、発生学は勉強していて楽しいと感じられるのです。
発生学とは何を勉強する科目か、という本質を知っていることで、解剖学を勉強することのメリットが見えてきます。
組織学とは、肝臓や心臓など「それぞれの臓器を細かく見てみる」という事を学ぶ学問です。
つまり、「細胞がどのようにして、それぞれの臓器を構成しているか」を勉強します。
ここでポイントです✅
それは「解剖学を学んでいれば、どこにどのような臓器があるのか分かる」という事です。
違う観点で見てみると、解剖学がマクロな世界で、組織学がミクロな世界である、と表現している先生もいます。
解剖学の勉強を頑張る事で、その後の組織学の勉強もすごく楽しくなります✨
生理学とは、生物の理科なので、「人間がどのようにエネルギーを摂取して、どのようにエネルギーを使っているのか」という事を学ぶ学問です。
もっと簡単に説明すると、「人がご飯を食べて、運動をする」というお話です。
それを、五大栄養素の話から、消化吸収、さらに循環の話まで丁寧に勉強していくのが生理学です。
ここでポイントです✅
それは「解剖学を学んでいれば、どこにどのような臓器があるのか分かっているので、臓器同士のつながりを勉強する生理学に活用できる」という事です。
解剖学をしっかり勉強して、生理学を答え合わせにしちゃいましょう!
臨床医学とは、「人間が病気になった時どうなるか」という事を学ぶ学問です。
例えば、くも膜下出血を勉強するためには、脳の血管や脳室の構造を理解している必要があります。
もし、解剖学を勉強していると、医学部で高学年になった時にも、大変役立ちます!
このようなメリットを踏まえて、是非解剖学の勉強を頑張ってみてください🙋🏻♀️
こちらでも詳しく説明しているので、是非ご覧ください!↓↓↓
最後まで、読んでいただきありがとうございます!
医学生道場では、解剖学を学ぶメリットの部分でも出てきた「本質」に重きを置いた授業を展開しています。
今回のブログでお伝えした内容は、実はまだまだほんの一部です。
もし、解剖学の勉強や勉強の仕方でお悩みの方は、お気軽に お電話やメール、公式ラインよりお問合せください!
各SNSもチェック!☟
お役立ち情報が盛りだくさん!