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こんにちは!医学生道場です。
新学期が始まってはや1か月。みなさんはいかがお過ごしでしょうか。
授業が始まり、特に1年生の皆さんは「医学部の授業」に戸惑っている方も多いのではないでしょうか💭
1~2年生は生理学・解剖学をはじめとした基礎医学を学びますが、毎年苦戦する人がた~くさんいます。
そこで!今回の記事は、生理学・解剖学に頭を悩ませている方必見!!!
基礎医学の中でも特に鬼門とされている生理学・解剖学の試験を賢く乗り越えるための有益情報を紹介します✨
最後には”おまけ”として自分に合った勉強方法の見つけ方も紹介しています。
ぜひ、最後までご覧ください!
おそらくこちらの記事をご覧になっているみなさんが一番に知りたいのは、生理学と解剖学の「勉強の仕方」だと思いますので、早速ですが、生理学と解剖学の勉強の仕方についてご紹介していきます🙌
あまりたくさん紹介しても混乱させてしまうかと思うので、特に大切なことを絞ってご紹介します!
記事の後半では、生理学・解剖学はもちろん、他の学問の知識も確認しながら1冊で体系的に学習できるおすすめの参考書もご紹介しています。
参考書等も活用し、知識の繋がりを意識して勉強を進めていきましょう!
まずは生理学・解剖学、どちらの勉強にも有効な手段を紹介します!
① 過去問を解く
これはもはや当たり前のことですが、過去問を解くことが試験勉強をする上で一番大切です。
過去問を解くことで…
・問題の形式や傾向、点数配分が分かって対策しやすくなる
・今の自分のレベルを知ることができ、目標までどれくらい距離があるのかを把握することができる
といったメリットがあります!
そして目標が把握できると、どのように勉強を進めればよいのか、具体的な学習計画を立てることができます。
ですので、まずは必ず過去問を解きましょう!
また解いた後には、なぜ間違ったかよいう分析と復習もかかさずに行って実力をつけていきましょう✊🔥
② 専門用語を覚える
さらに、過去問を解き終わったら、そのまま専門用語を覚えてしまいましょう!
この、過去問を解いててぶつかる壁が、専門用語だと思います。
分からない部分を調べることが大切です!!専門用語を調べれば調べるほど、繋がりが見えてきます。
なので、過去問を解いたら専門用語を覚えるようにしましょう!
続いて、先ほど紹介したことに加え、特に生理学の学習で意識してほしいことについてお伝えします。
① 関連する学問もチェックする
生理学は人間の身体がどのように機能しているのかをたくさん学ぶ学問ですので、薬理学・生化学・解剖学などほかの学問の基礎的な知識とリンクし、繋がる部分も多いです。
このように生理学の勉強においては知識の繋がりを意識して、かつ論理的に身体に起こること(機能)を考えるようにしていくことが大切です。
② 身体に起きること(機能)を口頭で論理的に説明できるようにする
①の知識の繋がりを意識して、論理的に身体に起こることを考えるという点を踏まえた話になります。
身体に起こることを口頭で論理的に説明するということは、知識のアウトプットができる絶好の機会でもあり、アウトプットすることでその知識が確実に記憶として定着します。
この口頭で説明するというアウトプットの勉強方法は、間違いなく生理学の試験勉強に有効です!
以上、生理学の勉強の仕方についてご紹介しました🙌
生理学の勉強において他にも大切なことはまだまだありますが、次に解剖学の勉強の仕方をご紹介したいと思います。
次は解剖学についてです。生理学と同じく基礎医学の中でも鬼門とされる科目ですが、コツをつかんで覚えていきましょう!
① 五感を使って暗記する
解剖学の最大の特徴として、解剖学では実際に勉強する内容を本物のご遺体を用いて勉強することができ、目で見て、触れて、感じる等、五感を使って学ぶことができます。
このように勉強すべき器官や構造物を見て触って、感触や色を体に覚えこませることで、その構造物のイメージを持ちやすいです。
さらに、解剖実習中の時間を勉強に充てられるということは、それだけ勉強量が増える=量をこなせるということですから、自動的に解剖の難しさの一つである「量の多さ」を克服できるということになります。
つまり…実習時にどれだけ能動的に学べるかが、試験を乗り越えるカギでもあります!
そして実習中のリアルな構造を思い出しながら、記憶が新しいうちに「アトラス」や「イラスト解剖学」などご自身が使いやすい参考書を用いながら復習を行っていきましょう💪
② とにかく手を動かして覚える
みなさん、机の上で単語の羅列や図だけ見て、「ああ、覚えられないな」「解剖って難しいな」って思っていませんか?
解剖学は頭の中で解決しようとしても、できません!
解剖学には特殊な専門用語が多数存在しますし、似たような構造物も多数存在します。
神経に血管にリンパ管に…本当に複雑です。
ですので、参考書や「人体解剖3D」(アプリストア)を使用し、 臓器だけでなく、血管の分枝や神経 の走行など、ノートやiPadでとにかく書いて覚えるようにしましょう!
そうすることで、頭の中の情報が整理できて内容の理解も深めやすいです。
以上、簡単にはなりますが解剖学の勉強の仕方についてご紹介しました。
続いては生理学・解剖学のおすすめの参考書をご紹介します!
医学生道場的、生理学・解剖学のおすすめの参考書をご紹介します。
医学生道場の代表がおすすめしている参考書もありますので、ぜひ参考にしてくださいね✨
1200ページという情報量がとても多い参考書で、生理学を系統的、論理的に理解することができる1冊です。辞書的に活用することもできるので、1冊持っておいて損はないかと思います。
ただ、これ1冊読破するのは時間がかなりかかり、コスパもよくないためおすすめはしません💦
試験対策として試験範囲の周辺を読み、理解を深める程度にしておくとよいでしょう。
ガイトンは13言語に翻訳された世界的に使用されている生理学の教科書です。
「生理学の英雄」と評されるガイトン博士の講義形式を再現した構成になっており、まるで講義を受けているかのように生理学を勉強することができます。
内容的にはしっかりと勉強したい人向けの教科書の中でも1番詳しいかもしれません。
それゆえに初めて生理学を勉強する人や生理学が苦手で苦戦している人がガイトンから勉強を始めると少しつらいかもしれません…
この本では生理学だけでなく、解剖学、生理学、生化学、組織学、発生学の内容を臓器別に構成した1冊になっていますので、解剖学など他の学問と関連させながら、その臓器のミクロからマクロまで一気に勉強ができます。
生理学は薬理学・生化学・解剖学の基礎的な知識と関連付けて勉強をしていく必要がありますから、体系的に勉強を進めたいという方には非常におすすめです!
試験対策の際には、関連する範囲の周辺を読むことで理解も深まります。
もともとこのシリーズは臨床医学向けに書かれた本のため、生理学を意識した本ではないです。
しかし様々な病気のメカニズムが詳しい図とともに解説されているため、試験範囲に関連するページを上手く見つけながら読むことで、生理学の理解に繋がりやすい1冊です。
また関連する疾患について少しでも覗いてみることで、生理学の見方・考え方も変わってくると思います!
説明が難しすぎず、とにかくイラストが見やすい、わかりやすいです。初めて解剖学を勉強する人、解剖学が苦手で苦戦している人にすごくおすすめです。
またイラストで覚えて勉強できるため、勉強時間の短縮が望めます。使い方としてはただ闇雲に読むのではなく、勉強の際にすぐ手に取れる場所に置いておいて、辞書代わりにわからないところがあればその都度使っていくのが良いでしょう。
そしてカラーでわかりやすいイラストのこちらの参考書は、学年が上がってからでも、そして臨床でも使う可能性大!1冊持っておいて損はないでしょう。
タイトルにカラーって書いてあるのに中を見たらびっくり、カラーではありません(笑)
しかし、カラーではないからおすすめなのです!
基本的に試験ではカラーではなく色がついていない図で問題が出されます。
だからこそ色がついていない図で器官や構造物を確認し、イメージすることで実際に試験で問題を問われた際にしっかり対応することができます。
使い方としては、まずイラスト解剖学でカラーの図を見ながらある程度の理解を深めてから、試験前の最後の確認としてこちらのカラーアトラスを用いて理解を深める使い方がおすすめです。
初めて解剖学を勉強する人、解剖学が苦手で苦戦している人にはプロメテウスもおすすめです!
こちらは要素ごとに分けて勉強することが可能で、比較的頭に情報が入ってきやすいです。
解剖学の勉強を始めたばかりであれば、要素ごとに分けて勉強するのがよいためこちらの参考書がおすすめです。
また解剖学実習で実際にご遺体を前に勉強する際、この参考書と照らし合わせながら実習を進めると理解の深まりも早いです✨
以上、生理学と解剖学のおすすめの参考書をご紹介しました🙌
当塾の代表自ら、おすすめの参考書を紹介しているコンテンツもありますので、ぜひそちらも参考にしてください!
ここまでご覧いただきありがとうございます!
今回の記事では基礎医学の鬼門、生理学と解剖学の乗り越え方、おすすめの参考書を主にご紹介しました。
今回お伝えした情報が、みなさんの学習に少しでもお役に立てたらうれしいです!
医学生道場では生理学や解剖学を含めた基礎医学の個別指導に対応しております。
受講生それぞれのスケジュールに合わせたオリジナルの学習計画を立てながら、医師講師とマンツーマンで苦手分野を克服できます✨
生理学・解剖学などの基礎医学で困っている方!医学生道場で苦手や悩みを克服し、有意義な医学部生活を送りませんか?
公式LINEまたはご相談フォームで無料相談を行っております。
まずは何か気になること・悩み事等、あなたの思いをお伝えください!
医学生道場はあなたの学習の悩みに丁寧に寄り添います。
また、各種SNSではお役立ち情報を随時更新しています!ぜひチェックしてください!
本旨とはずれて、完全な余談ではありますが、自分に合っているかもしれない(?)勉強の仕方を見つける方法もご紹介します!
それは……MBTIを活用することです🙌
MBTIとは、16の性格タイプに基づいて個人の特性や行動パターンを分類するもので、4つの軸(外向型/内向型、直感型/観察、思考型/感情型、計画型/模索型)で構成されています。
皆さんの中にも、すでに診断をやったことがある!という方も多いのではないでしょうか?
それぞれのタイプは特有の特性や行動パターンを持っているので、それを勉強法に活かすことで効率的に学習できるかもしれません。参考程度になりますが、4つの軸に基づきながら紹介していきます。👀
※ MBTIは個人の特性を傾向で分類しているもので、ここで紹介している勉強法が当てはまるとは限りません。ご注意ください。
①外向型(E)/ 内向型(I)
外向型はグループで行う活動や人との交流を好むため、友達と一緒に勉強したり、ディスカッションをしたりのが良いとされています。
内向型は落ち着いた環境に惹かれる傾向から、静かで整った環境で集中力を高めるのが良いでしょう。
②直感型(N)/ 観察(S)
好奇心が旺盛な直感型は、疑問を調べ解決し、理解をどんどん深めていくことが得意です。
観察は実践的な活動、つまり現場での学びや、五感を活かした学習に向いています。
③思考型(T)/ 感情型(F)
思考型は合理性を求める傾向があるため、自分の学習進度や成果を定期的に振り返り、改善点を見つけることが得意です!自己反省を通じて学習方法を最適化していきましょう。
感情表現を大切にする感情型は、自分の考えを友達や先生に共有し、サポートを受けながら学習するスタイルが向いています。
④計画型(J)/ 模索型(P)
計画型はその名の通り!スケジュールを作成し、実行することが得意です。短期的な目標をどんどん達成することでモチベーションの向上を図りましょう。
模索型は柔軟で、自由度の高い学習スタイルが向いています。長期的な目標を立てて、学習を進めていきましょう。
いかがでしたか?ここでの紹介は一例で、16タイプそれぞれに合った学習法はまた異なるので、興味があればぜひ調べてみてください😊✨