著者:おぎの(関西の心理学部在学)
医学部について学ぶうちに解剖学などの暗記の大変さやスケジュール管理の難しさを知ることができました。それをもとにOSCEなどの医学生に役立つブログやアルバイト事情、冬の勉強法などの大学生に役立つブログを書いています!
こんにちは🕊️医学生道場です!
「最近、何かがおかしい。」
授業には出てるし、試験勉強もしている。
バイトもあるし、サークルや家のこともなんとか回している。
でも、ふと一人になったとき、ものすごい不安に押しつぶされそうになる。
理由は分からない。ただ、苦しい。
医学部の生活は忙しくて、追われるように毎日が過ぎていく。
「不安を感じる時間なんてない」――そう思っていたけど、
気づけば心がパンパンになっていて、何も手につかなくなっている。
医学生の皆さんはこんな経験はありませんか?
そんなときに試すといいことは「気持ちを言葉にして書き出す」ことです。
最初はノートに「しんどい」とだけ書いていくだけでも大丈夫です。
でも、その一言が、心の中に溜まっていたものを少しずつほどいていってくれます。
今回は、“モヤモヤの正体がわからない医学部生”に向けて、
「不安を言葉にすること」の大切さと、実践方法をお伝えしたいと思います。
目次
最近、なんとなくずっとモヤモヤする。授業には出てるし、勉強もしてる。周りと笑って話すこともある。でも、ふとした瞬間に「もう無理かも」と感じる。
そんなふうに思ったことはありませんか?
医学部にいると、常に何かに追われているような感覚になります。進級、医学部CBT、医学部OSCE、医師国家試験、人間関係、将来のこと――
不安が多すぎて、何に悩んでるのかさえ分からなくなることがあります。でも、そんなときにこそ、心を軽くするために最初にやるべきことがあります。それは、「自分の不安を言葉にする」ことです。
不安は、心の中でふわふわと漂い続ける“霧”のようなものです。
放っておくと、だんだん視界を奪って、身動きが取れなくなります。
医学部生が感じやすい不安はたくさんあります。
不安は、心の中でふわふわと漂い続ける“霧”のようなものです。
放っておくと、だんだん視界を奪って、身動きが取れなくなります。
医学部生が感じやすい不安はたくさんあります。
「勉強してるのに、点数が伸びない」
「周りがすごく見える、自分だけ遅れてる気がする」
「将来、どの科を選ぶのが正解かわからない」
「実習のグループに馴染めない」
「疲れてるけど、休むと置いていかれそう」
これらの気持ちは、どれも“無意識に抱えてしまいやすい”もの。
だからこそ、まずは「自分が何に不安を感じているか」を言語化してみることが大切なんです。
難しく考える必要はありません。
方法はシンプルで、ノートやスマホのメモに、今思っていることを“そのまま”書き出すだけです。
たとえば:
「今日、全然集中できなかった。焦ってる」
「あの発言、悪く取られたかもって気になる」
「今週、やること多すぎて無理かも」
「もっとちゃんとしたいのに、疲れて何もできない」
文章じゃなくてOK。箇条書きでもいいし、汚い字でも大丈夫。
大切なのは、「思考」と「感情」を外に出すこと。
これは心理学でも知られている方法です。
感情を言語化することは「ラベリング」と呼ばれ、感情のコントロールに効果があることが分かっています。
脳は、「言葉になっていない不安」に強く反応します。
でも、一度言語化できると、脳は“対処可能なもの”として処理できるようになるんです。
つまり、不安を“言葉”に変えることで、それは漠然とした敵ではなく、「向き合えるもの」になります。
私自身も医学部生ではないのですが、不安を抱えることがたくさんあります。そんな時に言葉にすることを大事にしています。
1.1日1回、5分だけノートを書く時間をつくる
→夜寝る前や、昼休みでもOK。「今日はどうだったか」を自由に書く。
2.感情を1語で表してみる
→「焦り」「疲労」「不満」「寂しさ」「怒り」など、名前をつけるだけで整理されます。
3.それを読み返して、“今の自分に優しくする言葉”を1つ書く
→「そりゃ疲れるよね」「十分頑張ってる」「一歩ずつでいい」など。
不安は、ただ頭の中に置いておくだけでは大きくなるばかり。
少しの時間でもいいので、今この瞬間から自分の気持ちと向き合ってみましょう。
スマホのメモでも、裏紙でも大丈夫。
「自分だけの心のノート」を開くつもりで、自由に書ける場所を用意してください。
時間が決まっていると、集中しやすくなります。
「今だけは、自分の気持ちに正直になっていい時間」です。
テーマは何でもOK。
頭の中にあることを、遠慮せずに、飾らずに、そのまま出してみてください。
たとえば…
言葉にならなくてもいいんです。キーワードだけでも大丈夫。
誰にも見せなくていいから、本音を書いてみましょう。
全部読み返さなくてもOKです。
「今の自分って、こんなふうに感じてたんだな」と確認するだけで十分です。
よかったら、最後にこんなふうにまとめてみてください:
少しだけ心が軽くなった感覚があれば、それはとても大事な変化です。
書くことは、自分を整える第一歩。今日から、あなたの習慣にしてみませんか?
書くことは、自分を整える小さな習慣です。
でも、三日坊主になってしまうのは当たり前。
ここでは、無理なく続けるためのポイントをご紹介します。
日記やノートって、「ちゃんと書かなきゃ」と思うと続かなくなりますよね。
でも、この不安ノートは**“きたない字でも、たった一言でもOK”**。
たとえば、
何も浮かばない日だってあります。そんな日は、
誰かに見せる前提だと、ついキレイにまとめようとしてしまいます。
このノートは**“あなたの心を安心させる場所”**です。
「誰にも見せない秘密の場所」と思って書いてみてください。
最初から「毎日書く」と気負うと、苦しくなります。
1週間に1回でも、3日に1回でも、自分のペースでOKです。
続けるコツは、「ゆるく続けることを、自分に許す」ことです。
「そういえば最近、焦ってないかも」
「前よりも感情に振り回されにくくなった」
そんな変化に気づいたら、「続けた自分」を認めてあげましょう。
どんな小さな変化も、前に進んでいる証拠です。
私たちは、「なんとかなるだろう」と思って感情を飲み込みがちです。
でも、それはいつか限界を超えてしまうかもしれません。
不安は「弱さ」ではありません。
それは、あなたの心がちゃんと現実を受け止め、未来を考えている証拠です。
そして、言語化はその不安に寄り添うための小さなステップです。
無理に変わらなくていい。頑張るためには、まず“立ち止まる力”も必要です。
医学部は「強い人だけが進める場所」ではありません。
不安になったとき、自分の心と向き合うこともまた、大切なスキルです。
ぜひ、今日からノートを1ページだけ使ってみてください。
何も書けなければ「疲れた」で十分。
そこから、あなたのペースが少しずつ見えてきます。
もしこの記事が少しでも心に残ったなら、同じように悩んでいる友人にもそっと教えてあげてくださいね。
ちなみに以下の記事では医学部学年別の不安の乗り越え方を解説しているので、ぜひご覧ください。
最後に医学生道場の紹介をさせていただきます。もし一人でしんどいという方は塾の力を借りることも考えてみてください。
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