著者:おぎの(関西の心理学部在学)
医学部について学ぶうちに解剖学などの暗記の大変さやスケジュール管理の難しさを知ることができました。それをもとにOSCEなどの医学生に役立つブログやアルバイト事情、冬の勉強法などの大学生に役立つブログを書いています!
💡このブログで分かること💡
1.医学生が燃え尽きやすい理由とそのサイン
2.勉強・実習の合間でもできる5つの回復アクション
3.メンタルを立て直す「考え方のリカバリー」法
定期試験・実習・レポート・アルバイト……
医学部生活は常に全力疾走のような日々。
気づけば「もう無理」「燃え尽きそう」と感じる瞬間がやってきます。
でも、完全に折れる前に立て直す“セルフリカバリー”の方法を知っておくことで、少しずつ前を向けるようになります。
この記事では、燃え尽きそうな医学生が今日からできる回復法5選を紹介します。
目次
医学部では「休む=怠ける」と思われがちですが、それは大きな誤解です。
長時間勉強を続けると、集中力はもちろん、判断力や記憶の定着力も下がっていきます。脳は常に全力で働いているわけではなく、休むことで初めて情報を整理し、知識を長期記憶として保存するのです。
一日完全に休むのが怖いなら、「夜だけスマホも勉強もOFFにする」「1時間だけ寝転ぶ」「カフェで勉強道具を一切開かない」など、**“意図的なミニ休息”**から始めてみましょう。
ほんの少しでも頭を空にする時間をつくると、思っていた以上に気持ちが軽くなります。
休むことは“逃げ”ではなく、次に進むための準備期間。
戦略的に休む人ほど、結果的に長く・安定して走り続けられるのです。
勉強が長時間に及ぶと、知らないうちに呼吸が浅くなり、体も脳も固まってきます。
そんなときこそ、意識的に体を動かすことが「頭のリセット」につながります。
たとえば5分のストレッチ、階段の上り下り、キャンパスの外を一周歩くだけでもOK。
血流が良くなることで酸素が脳に行き渡り、考えがまとまりやすくなります。
「疲れたから動けない」ではなく、**“疲れたからこそ動く”**を意識してみてください。
また、動く時間を勉強とセットにするのもおすすめです。
「一問解いたら立ち上がる」「章が終わったら外の空気を吸う」など、メリハリをつける習慣を持つことで集中が長く続きます。
動くことは、心と脳のリセットボタンです。
「つらい」「焦る」「どうしてもうまくいかない」——
そんな気持ちを心の中だけに押し込めてしまうと、少しずつ心が摩耗していきます。
誰かに話すのが難しいなら、まずはノートに書き出してみましょう。
書くことで頭の中の混乱が整理され、「今の自分が何に苦しんでいるのか」が見えてきます。
医学生の多くが、「書いた瞬間、少しだけ楽になった」と口をそろえて言います。
ときには、信頼できる友人や先輩、指導医に話すのも大切です。
言葉にすることは、弱音ではなく“回復の一歩”。
誰かに話しても状況は変わらないように見えても、心の中の負荷が軽くなるだけで思考の余白が生まれます。
焦りや苦しみは、表に出すことで初めて「扱える」ものになります。
抱え込まずに、少しずつ外へ出していきましょう。
医学部の勉強は、終わりが見えない長距離マラソンのようなものです。
どれだけ努力しても「まだ全然足りない」と感じてしまい、やる気が削がれてしまうこともあるでしょう。
そんなときに効果的なのが、「今日できたこと」を1行メモに残すこと。
「教科書10ページ読めた」「模試の復習1科目終えた」「今日はちゃんと寝た」——
どんなに小さなことでも構いません。
こうした“達成メモ”を積み重ねることで、「自分は少しずつ進めている」実感が戻ってきます。
これは心理学でいう「自己効力感(self-efficacy)」を高める行為でもあり、モチベーションを維持する鍵になります。
燃え尽きそうなときこそ、「できたこと」を探してあげてください。
その小さな積み重ねが、明日へのエネルギーに変わります。
勉強が手につかないとき、多くの人は「やる気がない」と思い込みます。
でも実際は、「環境がマンネリ化しているだけ」ということも少なくありません。
そんなときは、「場所」や「雰囲気」を変えるのが効果的です。
図書館からカフェへ、自習室から公園のベンチへ。
外の空気を吸いながらノートを広げるだけで、驚くほど頭がすっきりします。
また、部屋で勉強するなら、机の上を整頓してお気に入りの文房具や植物を置くのもおすすめです。
ちょっとした環境の変化が、「よし、やってみよう」という気持ちを引き出します。
環境を変えることは、思考を変える第一歩。
自分に合う空間を見つけることも、セルフリカバリーの大切なスキルです。
「もう何もできない」と思ったとき、
実は、“できない”のではなく、“できる余地がまだある” というサインかもしれません。
試験に落ちても、勉強が遅れても、焦って立ち止まっても、
それは「終わり」ではなく、「立て直すタイミング」。
視点を少し変えてみましょう。
❌ もう遅いかもしれない
⭕ まだ時間はある
❌ みんなはできているのに
⭕ 今、自分にできる一歩を積み重ねよう
この考え方の転換ができると、気持ちが少し軽くなります。
完璧じゃなくても、「まだできる」と思えた瞬間に、立て直しは始まっています🌱
それでは、今できることから一つずつ一緒に試してみましょう✨
一つ行動できたら、またこのページに戻ってきて次のステップへ進めばOKです。
✅ 5分だけ布団に寝転んでみる
(頭を空っぽにして深呼吸するだけでもOK)
✅ スクワットを10回してみる
(軽く体を動かすと、脳の血流が一気に変わります)
✅ 紙と鉛筆を用意して、今の感情を1分間だけ書き出す
(「焦り」「疲れ」「もう無理」でも大丈夫。言葉にすることが大切)
✅ 今日 or 昨日できたことを1行だけ書く
(どんな小さなことでもOK。「朝起きられた」でも立派な前進)
✅ いつもと違う場所で5分だけ勉強してみる
(リビング・ベランダ・お風呂前など、環境の変化で集中が戻ることも)
行動は小さくても、効果は大きいものです。
「やってみた」という事実が、あなたの回復の第一歩になります。
医学部の勉強は、長期戦です。
途中でエネルギーが切れそうになるのは、誰にでもあること。
焦らず、まずは「立ち止まる勇気」を持ちましょう。
「もうダメかも」と思うときこそ、リカバリーのチャンス。
自分を追い込みすぎず、**“休む・動く・話す・記録する・変える”**の5つを意識してみてください。
小さな回復の積み重ねが、あなたの医学部生活を支える力になります。
以下のブログでは気持ちが落ち込んだときの対処法を紹介しているので、ぜひご覧ください。
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Q1. 「休む時間なんてない」と思うときはどうすればいい?
→ 「休む」は「止まる」ではなく「整える」ための時間です。
たとえば夜1時間スマホも勉強もOFFにするだけでもOK。脳の整理が進み、結果的に勉強効率が上がります。
Q2. 燃え尽きたあと、どうやって勉強を再開すればいいですか?
→ いきなり長時間勉強に戻すのではなく、「1問だけ」「5分だけ」と小さく始めてみてください。
行動のハードルを下げることで、自然にリズムが戻ってきます。
Q3. 誰にも相談できないときは?
→ まずは紙に感情を書き出してみましょう。
「焦り」「疲れ」「不安」などを言葉にすることで、自分の状態を客観的に整理できます。
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Q4. 医学生道場のサポートってどんな人に向いていますか?
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