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2025.11.30
Misaki Ogino

【医学生道場】休むのが怖い医学生へ~“何もしない時間”が学力を伸ばす理由~

著者:おぎの(関西の心理学部在学)

  • [過去の著した主なブログ]

医学部について学ぶうちに解剖学などの暗記の大変さやスケジュール管理の難しさを知ることができました。それをもとにOSCEなどの医学生に役立つブログやアルバイト事情、冬の勉強法などの大学生に役立つブログを書いています!

💡このブログで分かること💡

  1. 1.「何もしない時間」が脳科学的に学力向上につながる理由
  2. 2.医学生が陥りやすい“休めない心理”とその対処法
  3. 3.今日からできる休み方・避けるべきNG行動まで、実践的な休息術

はじめに:「休んでいると不安になる」あなたへ

医学部生活は、いつも“全力疾走”のようなものです。
定期試験、実習、レポート、部活、アルバイト……気づけばスケジュールは常にパンパン。

そんな毎日の中で、ふと空白の時間ができると、こんなふうに感じていませんか?

  • ・「休んだら置いていかれる気がする」
  • ・「何もしないと自分がダメになったみたいで怖い」
  • ・「勉強しなきゃと思うのに、体が動かない」

実はこの悩み、医学生の多くに共通しています。
真面目で、責任感が強いからこそ“休むのが怖い”んです。

でも、この記事で断言します。

医学生こそ、“何もしない時間”を意識的に作るべきです。
それが、あなたの成績も健康も支えてくれます。

結論:“休む勇気”は学力向上に直結する

「休む=怠け」ではありません。
実際には、

  • ・集中力の回復
  • ・記憶の定着
  • ・メンタルの安定
  • ・判断力・発想力の向上

こうしたメリットが、“何もしない時間”に起きています。

つまり“休む勇気”を持てる人ほど、結果的に良い成績を取りやすい。
休みを取ることは、医学生にとって“戦略”なんです。

“何もしない時間”の効用

ここでは、医学生こそ理解しておくべきメリットを3つ紹介します。

1.脳の整理が進み、理解が深まる

人は休んでいるとき、脳が完全に止まるわけではありません。
むしろ、記憶の整理・アイデア生成・理解の統合が最も進むのは「ぼーっとしている時間」。

この働きを担うのが デフォルト・モード・ネットワーク(DMN) です。
DMNは、問題演習中や暗記中には起こりにくく、
散歩中・湯船につかっている時・寝る前などの“ゆるい時間”に強く働きます。

だから、勉強を詰め込み続けるより、適度な休みを挟む方が記憶定着率は上がる のです。

2. メンタルの負荷が軽くなる

医学生は、責任感の強さ・完璧主義・比較不安を抱えやすい傾向にあります。
休むと「怠けている気がする」「周りはもっと頑張っているのに」と感じてしまう人も多い。

しかし、心にも“電池残量”があります。
休みなしで進み続けると、集中力が落ち、イライラや不安が増え、自己効力感も下がります。
その逆で、短い休憩を挟むだけで心の負荷はスッと軽くなるのが特徴です。

3. 発想力が戻る

実習や試験勉強が続くと、視野が狭くなりがち。
何もしない時間は、脳に“ゆとり”が生まれ、アイデアやひらめきが生まれやすくなります。

  • ・レポートの切り口が思いつく
  • ・症例の理解が深まる
  • ・人間関係の悩みに解決策が浮かぶ

こうした創造的な思考は、追い込まれているときはなかなか出てきません。

「サボり」と「回復のための休み」は全く違う

医学生が休めない原因のひとつが、“罪悪感”です。

ですが、その気持ちの正体はほとんどの場合
「責任感の高さ」 です。

そして、サボりと休息は目的が違います。

● サボり

・勉強から逃げたい
・後で後悔する
・疲れは取れない

● 回復としての休み

・脳を整える
・集中力が戻る
・次の行動がスムーズになる

“意識的に休む”は計画的行動。
むしろ、医学部のような超長期戦では欠かせない戦略です。

医学生向け:今日からできる“何もしない時間”の作り方

①【1〜5分】超ミニ休憩

  • ・目を閉じる
  • ・深呼吸する
  • ・窓の外を見る
  • ・カフェでただ座る

→「休むの怖い」タイプでも挑戦しやすい。


②【30分】意識的な“空白ブロック”

スケジュール帳に
「休む」と書く。
これだけで心理的に休みやすくなります。

・試験前でもOK
・夕方の“のんびりタイム”を作るのもおすすめ


③【半日】ノープランデー

週1でなくていい。月1でも効果あり。

  • ・散歩する
  • ・思いつきでカフェに入る
  • ・ゴロゴロしながら音楽を聴く

あえて“何も決めない日”を作ることで、メンタルがリセットされます。

休むときに避けた方が良い行動

“何もしない時間”をより効果的にするためには、休むときの環境や行動も大切です。
実は、休んでいるつもりでも脳がしっかり休めていないケースが多くあります。
ここでは、医学生がやりがちな「休息の質を下げてしまうNG行動」を紹介します。


❌ 1. 休憩中にSNSを見る

Instagram、TikTok、X(Twitter)のタイムラインは刺激が強すぎて、
脳は休んでいるどころか“情報処理でフル稼働”しています。

・医学生垢を見て焦る
・他の人の勉強量と比べてしまう
・動画が止まらなくなる

──これでは休憩したつもりで、逆に疲労が積み重なります。

→ 解決策:スマホを手の届かない場所に置く。
5分だけの休憩でも脳が回復しやすくなります。


❌ 2. 勉強机の前で休もうとする

机は“緊張モードのスイッチ”が入ってしまう場所です。
そこで休もうとしても、脳がリラックスモードに入りにくい。

・眠れない
・全然回復した感じがない
・休んでいるのにソワソワする

という状態になりがちです。

→ 解決策:休む場所は机から離れる。
ベッド・ソファ・廊下のイス・カフェなど物理的に場所を変えると効果大。


❌ 3. 罪悪感を抱えたまま休む

「休んでいていいのかな…?」
「みんな頑張ってるのに自分だけ…」

こう思いながら休むと、脳は緊張し続けてしまうため休息効果が激減します。

罪悪感は集中力もメンタルも削る“休息の天敵”。

→ 解決策:休む前に「ここまでやったからOK」と自分に許可を出す。
それだけで休憩の質が上がり、脳がしっかり回復します。


❌ 4. 気づいたらスマホでショッピング・動画巡回

「5分だけ…」が一番危険。
脳は一瞬で dopamine(ドーパミン)を求めるモードになり、
気づけば20〜30分が溶けている…というのはよくある話です。

これは“本当の休息”ではなく、ただの刺激依存。

→ 解決策:5分休むと決めたら、タイマーをつける。
デジタルから離れた短い休憩が一番回復します。


❌ 5. 休憩時間に「次何を勉強するか」をずっと考える

これも医学生あるある。
休んでるのに、頭の中では“タスク整理”が始まってしまう。

・スケジュール
・試験範囲
・やらなきゃいけないこと

これらを考えてしまうと脳はリラックスできません。

→ 解決策:休む前にToDoを書き出す。
頭からタスクを外に出せば、休憩中は思考が止まりやすくなる。


❌ 6. 休まず頑張って「疲れ切ってから」休む

よくある「限界までやってから休む」は逆効果で、
脳の疲労が回復するまでに時間がかかります。

医学生の学習は“長距離走”。
バッテリー0%まで使い切る癖は、メンタルにも体力にも負担が大きい。

→ 解決策:疲れる前に小休憩を挟む方が、合計の学習効率が高くなる。

休むのが苦手なあなたへ(心理学的アドバイス)

● 休んだ後に「何をするか」だけ決めておく

→ 完璧主義タイプは安心感が増え、休みやすくなる。

● 他人の勉強量と比べない

→ 医学生はバックグラウンドも得意分野も違う。
“同じペース”である必要はない。

「休むのも訓練」

→ 習慣化すれば、自然とメリハリがつく。

まとめ:休む勇気が、あなたを強くする

  • ・“何もしない時間”は怠けではない
  • ・むしろ脳科学的にも心理学的にも必要
  • ・医学生こそ意識的に休んだ方が学習効率が上がる
  • ・まずは1〜5分の「ミニ休息」からでOK

医学部生活は長い長い旅路です。
全力で走り続けるだけでは、必ずどこかで限界がきます。

ときには立ち止まって、何もしない時間に身を委ねてみてください。
その余白が、あなたの勉強も心も体も、確実に支えてくれます。

以下のブログでは休学は失敗ではないことを解説しています。ぜひご覧ください!

🏫医学生道場のご紹介

医学部では、真面目な人ほど「休むのが怖い」「手を止めたら終わりそう」と感じてしまいます。
でも、その不安を一人で抱え込む必要はありません。

医学生道場は、そんな“頑張り続けて疲れ切ってしまう医学生”を支える、
医学生専門の完全個別指導塾です。

💡 医学生道場の強み

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🧠よくある質問(FAQ)

Q1. 休むと本当に成績が落ちませんか?

A. 落ちません。むしろ休んだほうが集中力・記憶力・理解度が回復し、効率が上がります。医学部は長期戦なので「短く休んで長く走る」のが正解です。

Q2. 休むと罪悪感が出てしまいます。どうすればいいですか?

A. 罪悪感は「責任感が強い」ことの裏返しです。休む前に「ここまでやったから休んでOK」と“自分に許可”を出すだけで罪悪感がかなり軽減します。

Q3. どれくらいの頻度で“何もしない時間”をつくればいいですか?

A. 最初は 1〜5分のミニ休憩からで十分。その後、余裕が出てきたら30分の“空白ブロック”や月1のノープランデーを取り入れていくのが効果的です。

YouTubeで医学生道場の様子をご紹介しています。

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