多くの子どもと母親をサポートするために、産婦人科医師の仕事を始めてみたのはいいけれど、仕事量の多さや、自身の適性でこれからのことを迷っている方もいるようです。これから産婦人科医師になろうか考えている方々のためにも、仕事の内容や医師以外の転職先なども含めて、将来を考える際に役立つ情報をいくつか紹介します。産婦人科医師から転職することで、生活や考え方がどのように変化するか調べておくことが重要です。
患者とのトラブルが心配
妊娠や出産をサポートしたくて産婦人科医師になったはずが、患者とトラブルが起きてしまい、仕事を続けにくくなった産婦人科医も中にはいます。赤ちゃんの生まれつきの性質について、医師に厳しく責任を問う患者とのトラブルに悩まされてしまい、産婦人科医とは異なる職業への転職を考えるケースがあるのです。
少子化を意識して転職する
すでに日本は少子高齢化社会になっていますが、今後は更に子どもが産まれてくる人数が減ると言われており、産婦人科医として安定した収入が維持できるか不安という医師も多いです。担当する患者の人数がすでに減っていて、将来的な不安を実感されている方々もいます。不安を抱えたまま働き続けることはストレスがかかるために、転職を検討するケースもあります。ただ、産婦人科医としてのやりがいを大きく感じている方も多く、産婦人科医を目指す学生からの需要もあるため、予備校などの講師への転職を考えている医師も増えてきています。産婦人科で働いた経験を活かして働ける産婦人科以外の職場へ転職する、という選択肢を一度考えてみるのもよいでしょう。
患者の悩みを聞くのが苦手な医師
病院で働き始めるまでは患者を助けたい気持ちが強かったけれど、医師の仕事を始めてから、患者からの相談を受けるのが辛いと感じるようになった方もなかにはいます。解決までの道のりが長かったり、解決方法を探るのが困難だったりする、不妊症などの相談を受けていると、辛そうにしている患者を助けられるか不安になって自身がストレスを抱えてしまう医師もいます。このように、他者が苦しむ姿を見守っていて自身もつらく感じる場合も、転職を検討してよいでしょう。「産婦人科での仕事を続けたいけれど、一時的に違う職でキャリアを継続しながら働きたい」「産婦人科医としての知識が生かせる他の職を見つけたい」というように、自分の希望はどのようなものか、を具体的にまとめ求人情報を参照しましょう。
「医学生道場」なら、無理のない働き方が可能です
医師の仕事を辞めてから医学部生専門の塾の講師として働く人は増えています。当社の医学生専門の予備校「医学生道場」は、留年対策や卒試・国試対策のためのサポートを行う個別指導塾です。医学生道場の講師の場合、医師として働いてきた経験を活かし、医師のタマゴたちが羽ばたくのをサポートするというやりがいがありながらも、自身は無理のない勤務形態で働くことが可能です。
学生の成長を見守りながら産婦人科医としての経験や知識を活かして働くことができますが、直接的に命を扱う現場ではないので、そうした面でのストレスを感じることはかなり抑えられるでしょう。また、険しい道でありながら医師をめざす学生はどの時代も数多くいます。医師としての知識を教育の世界で活かせる予備校講師という職は、将来的な安定やキャリアアップを望むことにもつながると考えられます。
産婦人科医師はやりがいのある仕事ではありますが、患者とのトラブルに発展して強いストレスを感じてしまうリスクを抱えていたり、少子化が原因で仕事を続けられるか心配になったりと、悩みを抱えている医師も珍しくありません。将来的にも安定した収入が期待できる仕事を始めたいのなら、医学部生専門の塾講師などといった他職種の求人情報をチェックして、キャリアアップに関する情報も調べてみてください。