数ある大学の学部の中でも難関なのが医学部系です。志望する学生の数も多く、倍率が10~20倍という大学も少なくありません。この難関試験を突破するには受験生の努力も必要ですが、サポートしてくれる医学部予備校の力も必要です。 では数ある医学部予備校の中から、自分にあった所を見つけるにはどうすればよいか、いくつかのポイントから比較していきましょう。
授業のカリキュラムと講師のレベル
数ある医学部予備校の中から、自分にあった所を見つけるにはまず授業のカリキュラムを比較すると良いです。 カリキュラムを見て、きちんと加点効果の高い授業内容になっているかをチェックしましょう。医学部受験対策で必要な勉強習慣とは何かというと、問題を解き、加点される為の勉強を続ける事です。 それぞれの医学部予備校の授業カリキュラムを見て、比較する事で違いは分かるので、とにかくこの部分をチェックする事が重要です。 また講師のレベルも同じくらい大切です。ただ勉強を教えるだけでなく、生徒の生活指導やメンタルサポートもしてくれる等、とにかく親身になって情熱的に指導してくれる先生がいるかどうかも比較しましょう。 これら医学部予備校の授業カリキュラムや講師の指導方針等は、資料請求をすれば詳しく確認する事が出来るので、いくつか気になる所の資料を取り寄せて比べてみると良いです。 他にも体験授業を実施している所もあるので、興味のある医学部予備校を見つけたら、実際に参加してみて自分に合うかどうかを判断する事が大切です。
自習室等の施設の充実度
医学部予備校の施設がどれ位充実しているかというのも、大切な比較対象のポイントとして挙げられます。特に重要なのが自習室です。では具体的にどのような所に気をつければ良いのかというと、まず席数がどれくらいあるかということです。 自習室があったとしても、常に一杯で座れなかったら何の意味もありません。大手予備校の中には、席をとる為に朝早くから並んでいる人もいる位です。 そこで常に席数に余裕があり、いつでも座れるか、あるいは事前予約が出来るか等もチェックしておきましょう。 また利用時間はどれ位あるのかというのも重要です。なるべく利用出来る時間が長い所が良いです。特に授業がない日に朝から晩まで使用したい場合は、朝早くから夜遅くまで開いている自習室のある所は非常に助かります。 自習室以外にも、少しゆったりと休憩の取れるようなリラックススペースがあるかどうかというのも調べておくと良いです。こうした場所があれば、気分転換も出来ますしストレス解消にもつながるので是非確認しておきましょう。
予備校の立地条件や近隣環境と学費
医学部系予備校選びで意外と見落としがちなのが立地や近隣環境の事です。どうしても医学部を受験するとなると、授業内容や講師の質、施設の充実さに目がいきがちですが、どういう所にあるのか、周りの環境はどうなっているかというのもかなり重要です。 特に女子学生の場合、授業後に自習室で夜まで勉強をして、帰宅する時に交通量が多く、人通りも多いと治安面でも安心です。 また近くにコンビニがあれば、ノートや消しゴム等筆記用具の忘れ物があってもすぐに買いに行けますし、休憩時に食べ物や飲み物もすぐに買えるので、チェックしておきましょう。 それから忘れてはいけないのが学費です。医学部予備校は一般の所と比べても費用がかなり高いです。 何故なら生徒に対して手厚い勉強の指導と生活指導のアドバイスや、メンタルサポート等のフォローが必要だからです。 さらに基本授業以外にも、夏季や冬季講習等の費用が別途に必要な所もあるので、こうした費用に関してもきちんと比較しておきましょう。 もちろん費用の大きさや小ささで良し悪しが決まる訳ではありませんが、ただでさえ医学部予備校は学費が高いので、親の事を考えたらチェックせざるを得ません。
このように医学部予備校を比較するポイントはたくさんあります。授業のカリキュラムや講師の質、自習室等の施設の充実度や、立地条件や近隣環境、さらには学費まであるので、これらは必ず入る前に是非チェックしておきましょう。 入った後は勉強に集中しなければならないので、余計な事でストレスをためない様に、事前に気になる医学部予備校があったら資料を取り寄せて、納得してから入ると後で後悔しないで済みます。