こんにちは!医学生道場です。
10月も下旬に入りまして、日中もだいぶ過ごしやすくなり、時には肌寒さを感じる気候になりましたね。
みなさん、いかがお過ごしでしょうか?
日中と朝晩の気温差で特に体調を崩しやすい時期ですが、みなさん体調に気を付けて引き続き頑張っていきましょう💪
さて、今回の記事は医学部3年生と4年生に向けた”病院見学”についてです。
医学生の多くは5年生になってから病院見学に行き始めるのではないかなと思います。
実際に5年生になってから病院見学に行き始めた医学生も多く、この記事をご覧になっている3年生・4年生の中にも5年生で病院見学に行こうと思っている方もいらっしゃるかと思います。
では、なぜこの記事では3年生・4年生に焦点をあてているのか。
それは「5年生で病院見学を始めても間に合うでしょう」と思うかもしれませんが、実は全くそんなことはないからです💦
早速、その理由を含めて本題に入って詳しくご紹介したいと思います!
*マッチングについては医学生道場のInstagramでも詳しくご紹介しています!併せてご覧ください(^^)/
タイトルにあるように、病院見学の開始時期は年々若年化してきています!
最近だと、4年生になってすぐ病院見学を開始する学生が増えてきているようです。
実際に病院側も早く行動を起こす学生は意識が高いと判断し、4年生の見学を積極的に受け入れている傾向もあります。
現在、医学生・初期研修医向け研修病院説明会「イーレジフェア」によると、説明会参加者の約8割を4・5年生が占めているようです。
その理由は主に、
1.なるべく多くの病院を見学したい
2.ポリクリがある5・6年生では夏休みや春休みが限られているから です。
5・6年生の夏休みや春休みは1年生から4年生と比べると短いです。
そして、みんなが「長期休みに病院見学に行こう」と同時期に見学をするので、特に市中病院へのアクセスが制限されてしまいます。
また、6年次の夏季休暇はほぼマッチング試験で消費されることから、必然的に低学年から病院実習に行く必要があり、今後もその傾向は強まってきそうです。
ここまでの話をまとめると、ポリクリ等で忙しくなる5・6年次には病院訪問に割ける時間が限られることから、比較的時間がある4年次のうちに病院見学を開始するべきと言えるでしょう!
実は「マッチング」が医師になるための就職活動、時間をかけて行うべきものであるにも関わらず、上記でもお伝えしたように病院見学に行けるチャンスは限られているのです💦
実際に5年生から病院見学を始めた場合で、平日に病院見学に行けるチャンスはどれくらいあるのかを見てみましょう。
例を挙げると、
・5年生の夏休み(1~2ヵ月)
・5年生の冬休み(2週間)
・5年生の春休み(3週間)
・6年生の夏休み(4週間。8月は各病院の試験がはじまる)
という具合です。
みなさんの大学も、長期休暇の期間については大きな違いはないと思います。
またこのような長期休みをまるっと病院見学に充てることができるとも限りません。
追試で休みが短くなってしまった…なんてことも考えられます。
それに加えて、病院の先生方や事務員の方のお休みを考えると年末年始、お盆休みに見学というわけにもいきません。
それならば!ということで、一足早く4年生の長期休みからでも病院見学を始めてみませんか?
大学の実習が始まっていない皆さんでも、これを読めば不安が解消し、やる気が出てくるはず🔥
次に、病院見学の重要性について3つお伝えをします。
早速1つ目から見ていきましょう!
①「自分に合った初期研修先を見極める」必要があるから!
初期研修医師としての土台が築かれる大切な時期を過ごすのが最初に働く病院です。
そのためにも自分に合った病院(研修先)を見つけることが重要になってきます!
そこで、自分に合った研修先を見つけるためにまず必要なこと、それは自分にとっての優先順位を明確にしておくことです。
特に重要なポイントは次の3点です。
1.大学病院か、市中病院か、市中病院ならどこの大学病院関連か
2.興味がある科を重点的に見学するのか、初期研修のうちはなるべく広く回るのか
3.就職する地域の制限や希望はあるか
その他働き方やライフワークバランス、待遇、人間関係など優先順位はそれぞれあるかと思いますが、初期研修先を決めるにあたって特に上記3つのポイントについては、必ず自分の意思を明確にし、病院見学に行く際には考えておきましょう!
そして、実際に見学に行ってみないと分からなかったり、目の当たりにしてみると見学前に自分が思っていた様子と違ったりします。
見学を繰り返すことで、研修先の条件を確認できるという側面もありますので、病院見学を始めるのは早いに越したことはありません!
②病院側は医学生を見学や実習で総合的に判断している
病院側はみなさんの病院見学・実習の様子を見て、研修医として迎え入れるのにふさわしいかをチェックしています。
その上で試験の結果と合わせて総合的に判断をして、マッチング指名するかどうか、順位をどうするかを決めていきます。
*病院によっては受験資格に見学を必須としているところもあるため、注意が必要です!
③他大学の学生との交流
病院見学では他大学の人と一緒に行動することがあります。
病院見学がきっかけで他大学の人が何をしているのかというような情報交換や、友人ができたという医学生もいるようです。
他大学の人とつながりができるというのは、その後もメッセージでのやりとりにおいて病院情報を共有することが可能になります。
そして病院見学やマッチングにおいては情報を多く持っていればいるほど、有利になります!
ぜひ積極的に他大学の人とつながりを持つようにしましょう。
ここまで病院見学の重要性について3つご紹介しました!
病院見学の際に、ぜひ参考にしてみてください。
次に、病院見学の重要性と併せて病院見学の進め方についてもご紹介します!
早速、病院見学の進め方についてご紹介します。
①見学に行きたい病院を探す・決める
いきなり「自分に合いそうな病院」を探すのは難しいです。
ですので、とりあえず最初は現在のお住まいの近くにある病院、もしくは先輩がいる病院に見学に行くのがおすすめです!
見学の回数を重ね、研修医から話を聞くうちに、先ほど挙げたチェックすべきポイントについて、「自分は大学病院がいいかも!」、「興味がある科だけでなく、なるべく広く見学するのがよさそう」など自分の中で何を求めるのか、何を重要視したいのかが見えてきます。
そうすることで、段々とより自分にあった病院を探し、見学に行くことができるようになります✨
②見学の日数を決める
病院見学というのは想像以上に体力を要するものです。
ですので、まずは1日から見学を始めてみるのがおすすめです!
ただし、1日見学しただけで得られる情報というのはやはり限られています。
ですので、慣れてきたら日数を増やして見学をするようにしてみましょう。
③見学の申し込み
見学の申し込みですが、最近はメールで連絡を取り合うのが主流です。
だいたい見学実施予定日の1~2ヶ月前に問い合わせ、もしくは申し込みのメールをするのが好ましいと言われています。
しかし人気病院の場合、先着順で予約が埋まることがあります。
そのため常に情報を確認するようにし、予約が遅れるということがないようにしましょう!
④見学当日
朝は公共交通機関が混雑します。
時間に余裕をもって家を出るようにしましょう。
ただし、遅刻厳禁だからといって早く到着しすぎるのも病院側に迷惑がかかってしまします💦
目安としては集合時間の5〜15分前には受付できるように向かいましょう。
そして、病院や診療科によっては見学時に質問をされる場合があります。
前もって、基本情報や見学科目の基礎知識をおさらいしておくのがよいでしょう!
⑤見学終了後
見学をさせてもらった感謝の意を伝えるため、病院へお礼状を書きましょう。
メールでお礼をする場合は、できるだけ見学当日に送るようにするのがベストです!
また、見学中にとったメモは整理しておき、いつでも見返せる状態にしておきましょう。
見学で得た知識は必ずどこかで役に立ちます。
さらに、見学でお世話になった先生や職員の方の名前は覚えておくことをおすすめします。
後々その病院の面接を受ける際に、見学でお世話になった先生や職員の方の名前を出すことでより具体的な話しができて、印象もよくなることがあります!
ここまで病院見学の流れについてご紹介しました!
実際に見学に行く際は、ここでお話した情報だけを参考にするのではなく、ご自身でもしっかりと流れについて調べるなど準備をするようにしてくださいね✨
最後まで記事をご覧いただきありがとうございます!
今回は医学部3年生・4年生向けに、若年化しつつある病院見学について詳しくご紹介しました。
今回の記事が少しでもみなさんの参考になれば嬉しいです(*’▽’)
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