理解しづらい基礎医学を、学ぶ必要性や臨床現場での意味から効率よく学ぶ
基礎医学の概要
基礎医学とは?
基礎医学とは、臨床医学の基礎となる分野で、解剖学、生理学、生化学、免疫学、病理学、薬理学が主な範囲となります。また、法律上で問題となる医学的事項を取り扱う法医学や、病気の予防や健康増進を図る遺伝医学、予防学、公衆衛生学も基礎医学に含まれます。
医学部では主に1年生〜3年生で学ぶ学問となります。基礎医学では、ヒトの体の正常構造や異常構造、正常な状態からどのようにして病気が生じるのかをミクロの観点から学びます。
また、病気にならないよう予防・治療する方法を学びます。基礎医学は医療の根幹となる学問です。学ぶことは膨大ですが、きちんと理解することによって、医学部高学年で学ぶ臨床医学の理解がしやすくなります。そして、将来医師となり臨床現場に立った際に実際の患者さんに適用する時にも大変役に立ちます。
基礎医学の勉強方法
基礎医学の勉強法は、暗記と論理的思考の二つの観点から行うことが重要です。
一般的に、医学部受験を勝ち抜いてきた理系脳をお持ちの医学生は論理的な思考に長けています。一方で、自分は文系脳だから暗記が得意だという方も見受けられます。
しかし、どちらのパターンであったとしても、解剖学は勉強しづらいという意見があります。それは、解剖学が暗記と論理的思考の両方が求められている科目だからです。暗記と論理的思考の両方をうまく使い分ける技術が必要になるのが、基礎医学なのです。
では、一例として解剖学の勉強方法を伝授したいと思います。一番効率の良い方法を伝授いたしますので、4色ボールペンとノート、解剖学書を用意してください。
〜①まずは絵を写してみる〜
ではまず初めに、前腕の骨の絵を開いてみてください。そして、その絵を一度写します。そして、名前も写してみてください。
〜②覚えているかテストをしてみる〜
次にいきなり覚えているかどうか、また描いてみましょう。今度は見ないで書きます。ちなみに、この時は黒のボールペンで描くことをお勧めします。
〜③解剖学書を見ながら修正する〜
さて、もう一度解剖学書を開いてみましょう。そして、絵と文字の部分を赤いボールペンで修正してみましょう。細かな部分は難しかったというかたも多いのではないでしょうか?
〜④また書いてみる〜
修正できたら、またもう一度何も見ずに描いてみましょう。理解するためには何度も繰り返し行うことが重要です。3分以上かけないように、時間も意識してみてください。
〜⑤8割できるまで書いて、自分の身体をみる〜
1〜3を5回くらい繰り返すと、かなり描けるようになっていると思います。そして、自分の前腕をみてみましょう。これは、最終的に「現実に落とし込む」という記憶の定着に繋がる技術になります。
きちんと理解ができたなと思ったら他の部位も試してみてください。
〜⑥過去問にトライ〜
ある程度描けるようになったなと思ったら、過去問に挑戦してみましょう。解けない問題が、自分が持っていなかった視点です。解けるようになると、さらに実力がつきます。
解剖学では実際に絵を描いて覚えて理解するという作業が必要になります。暗記と論理的思考を身につけるためにも、良い方法かと思いますので、是非チャレンジしてみてください。医学生道場では基礎医学のそれぞれの科目の勉強法について、相談も受け付けています。お悩みがある方は是非一度ご相談ください。
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基礎医学の準備
基礎医学の準備で必要なことは、時間配分です。基礎医学は医学部の勉強の中でも特に学ぶことが多い学問です。基礎医学は短期間で覚えられるものではないので、きちんと時間を確保し、勉強スケジュールを立てることが大切です。医学生道場では勉強スケジュールを必ず立てています。自分の目標・ゴールを設定し、目標を達成するためにどれくらいの勉強時間が必要なのか、どれくらいの勉強量が必要なのかを割り出します。
そして、きちんと理解して目標を達成できるよう、授業や自習を重ねていきます。自分の勉強スケジュールで試験が間に合うか心配な方、自分の勉強法に自信がない方、相談したい方はLINE@でいつでもご相談ください。
基礎医学コース内容
基礎医学コースでは、医学の根幹となる基礎医学をきちんと理解できるよう、マンツーマンの個別指導で徹底的にサポートします。生徒さんが何を目標に、どこに躓いているのかきちんと把握し、勉強スケジュールを1から立てます。そして、その勉強スケジュールに沿った授業を展開し、毎回課題を提案します。
医学部6年間を乗り切るためには、基礎医学はとても重要です。基礎医学を理解しないまま進んでしまうと、4~6年で躓いてしまいます。医学生道場では、基礎医学の勉強に特に力を入れています。理解しづらい部分を明確にし、わからない部分を確実に解決していきましょう。
基礎医学コースの対象
基礎医学コースは、医学部1〜3年生の、基礎医学を重点的に学びたい方を対象としたコースです。医学部4〜6年生で、基礎医学をもう一度、勉強し直したい方も受講可能です。基礎医学の内容で躓いている方は、是非一度ご相談ください。医学生道場では、オンライン授業も行っていますので、全国どこでも受講可能です。
基礎医学コースの授業内容
基礎医学コースでは、基礎医学を専門としている現役の医師講師と一緒に勉強を行うことができます。
基礎医学の理解を深めるためには、覚えるだけでは不十分です。自分で説明できるようにすることが大切です。その訓練の一つとして、アウトプットがあります。「神経と筋肉はどのように連携しているんだろう?」医師講師と質問をし合いながら授業を展開しています。基礎医学を専門としている医師だからこそ、質問を深堀りし、理解を深めることができます。
また、基礎医学では絵を描いて覚えることも重要です。実際に資料を見ながら絵を描き、理解を深めていく授業も行なっています。また、試験シーズンになると、実際の過去問を一緒に解きながら、わからない部分を解説していきます。生徒さんによって悩みは様々なので、生徒さんに合ったペースで授業を進めています。
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基礎医学コースの医師講師について
基礎医学コースの医師講師紹介
基礎医学コースの医師講師は主に、基礎研究を行なっている医師や、各科専門医が授業を行なっております。基礎医学はミクロな視点を持つ必要があるので、各科目に精通している医師講師が担当しております。臨床現場でのエピソードや最先端の研究についても絡めて授業をしてくださるので、勉強のイメージが湧きやすく理解しやすいと思います。
基礎医学コースの医師講師の強み
基礎医学コースの医師講師の強みは、それぞれの得意分野の医師講師が授業を担当するということです。基礎医学一つ勉強すると言っても、解剖学、生物学、生化学、免疫学、薬理学など、多岐にわたります。各分野に精通した医師が授業を行うことで、正しい知識を身につけることができます。最先端で医療や研究を行なっている医師講師だからこそ、充実した授業を展開することが可能です。
基礎医学コースの生徒の紹介
基礎医学コースを受講している生徒の1週間の様子
A.Iさんは学校の授業がオンラインだったので、平日は家で勉強をしていました。土日は医学生道場の自習室に13時〜21時まで来て勉強をし、勉強習慣を確立しました。また、日曜日に授業を入れるという形でスケジュールを立てました。
M.Kさんは部活やバイトのせいで大学の勉強時間が確保できていませんでした。医師国家試験や卒業試験などに落ちてしまうのではないかと不安になり勉強をしましたが結局留年してしまいました。このままではまずいと思い、基礎医学コースを受講し始めました。そして、受講していくと勉強時間ではなく勉強法に問題があることに気づきました。今まで多くの時間をかけて勉強していたのが馬鹿に思うほど効率よく勉強できるようになりました。
基礎医学コースを受講した生徒の声
A.Iさんの声「新型コロナウイルスの影響で、学校の授業がオンラインになってしまいました。友達もできず、人と話す機会もなかったので、解剖学の勉強が思うように進まず悩んでいました。その時に医学生道場を見つけて通い始めました。各教室に教室長がいるので、悩みを打ち明けることができたり、相談に乗ってもらったりと、メンタル維持ができています。」
N.Mさんの声「基礎医学の勉強をしていたのですが、どうしても解剖学の内容がさっぱり分からず苦戦していました。そこで医学生道場の基礎医学コースを受講したところ、医師講師が解剖学について丁寧に指導してくださり完全に理解できるようになりました。今では解剖学について周りの人に教えることが出来るほどに成長しました。医学の勉強の楽しさを教えてくれた医師講師には大変感謝しております。」
教室長からのメッセージ
基礎医学は医学の核となる部分なので、勉強範囲も広くなっています。しかし、基礎医学をきちんと理解できると、臨床医学に進んだ際に楽に乗り越えることができます。特に解剖学の勉強は大変だと思いますが、一緒に乗り越えて解剖学の内容が好きになるように頑張りましょう。基礎医学の勉強方法、勉強習慣の確立方法など、様々なご相談を受け付けていますので、是非一度お問い合わせください。