現役の臨床医から、実際の臨床現場の様子や病態生理を学ぶ
臨床医学の概要
臨床医学とは?
臨床医学とは、患者さんを診療するための分野で、内科学や外科学、小児科学など、実際の診療科の勉強が含まれます。臨床医学を学ぶ時には、それまでに学んだ基礎医学の知識、身体の構造や機能、それを維持するメカニズム、正常が異常に変化した場合のこと、病気の診断や薬物治療などを活かした勉強となります。患者さんの症状をどのように整理をし、診断に結びつけるかを学びます。いわゆる、症状から病気を思い浮かべるという作業になります。医師となった際に必ず必要となることです。
一方で、病気の診断に必要な検査の知識や診察方法、治療方法についても学びます。これは患者さんが実際に病院に訪れた際に医師として診断する上で必要な知識です。基礎医学と臨床医学は密接に関わっていますので、基礎医学をきちんと理解していることが重要となります。また、臨床医学では実際に病院実習などの実技の勉強も含まれます。
臨床医学の勉強方法
そもそも医学には大切な特性があります。それは、「基礎と臨床がスパイラルになっている」ということです。医学はどういう学問かというと、「人間の身体について学ぶ」学問です。そして、基礎医学は「正常構造」と呼ばれる観点から人間の身体について学び、臨床医学では「疾患や症状」の観点から人間の身体について学びます。つまり、人間の身体をどの視点から学んでいるかという違いなのです。
臨床医学の勉強方法で大切なことは今まで学んだ基礎医学を意識しながら勉強することが大切です。そのため、臨床医学の知識をさらに深めるような勉強方法が必要となります。例えば、次のような考え方です。
例)
糖尿病は血液中の糖の量が多い
↓
糖は血管を傷つける
↓
目や腎臓などの、小さい血管が集まっている臓器が障害を受ける
↓
だから糖尿病は目や臓器などの合併症が起きる
というような形です。このように、繋がりをイメージするように勉強をすると、基礎医学の知識の再確認になります。一つの疾患ごとに「どこがダメになったから、こうなって、この症状が出るんだ」というような「流れ」を理解していくようにしましょう。「流れ」を書いてみることで見えてくるものがあると思います。その部分を、基礎医学の教科書に立ち返って再確認していくのです。
また、余裕があれば医師国家試験を見据えて勉強を行うことも大切です。臨床医学といえば、CBT試験を思い浮かべる方も多いかと思います。CBT試験は全ての臨床の科目の問題があります。つまり、医師国家試験で必要な知識は4年生でほぼ全て手に入ります。
CBT試験を勉強する際に、医師国家試験レベルで理解を深められればCBT試験でも高得点が望むことができます。医師国家試験の勉強で疾患について学びながら、疑問に思った部分は基礎医学に戻ってみるということを心がけてみてください。
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臨床医学の準備
臨床医学ではCBT試験や医師国家試験、卒業試験、OSCEなど様々な試験があると思います。これらを全て網羅するつもりで準備することが必要です。臨床医学は基礎医学と繋がっているというお話をしましたが、CBT試験、医師国家試験、卒業試験、OSCEなどの、試験も繋がっています。
一つレベルアップした内容を勉強するつもりで準備を行うと、全ての試験がスムーズに行うことができます。是非勉強スケジュールを立てて、全ての試験合格を狙いましょう!
臨床医学コース内容
臨床医学では、実際の臨床現場での症例を元に、自分自身がイメージして学ぶことが重要になってきます。また、基礎医学とも密接に関わっているため基礎医学の勉強を再確認することも大切です。
医学生道場の臨床医学コースでは、臨床現場に立っている現役の医師講師からの症例エピソードを元に、臨床医学について詳しく学べる環境があります。また、CBT試験やOSCE、卒業試験、医師国家試験などの試験にも対応しています。
臨床医学コースの対象
臨床医学コースでは、臨床医学を学ぶ医学部4〜6年生を対象としたコースとなっております。基礎医学を勉強し終えて一足早く臨床医学の勉強をしたいという医学部1〜3年生からのお問い合わせも受け付けております。臨床医学を学びたい医学生でしたら、全国各地どこからでも受講可能ですので、是非一度ご相談ください。
臨床医学コースの授業内容
臨床医学コースでは、生徒さんが学びたい内容を元に、医師講師の臨床現場の経験エピソードを織り交ぜながら授業を展開しています。CBT対策でも、OSCE対策でも、ただ単に覚えるだけでなく、理解に繋がるような授業を心がけています。また、実際に患者さんに説明する模擬体験の形でアウトプットを重視した授業が展開されています。
授業について、気になることがありましたら、いつでも相談を受け付けていますので、是非お問い合わせください。
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臨床医学コースの医師講師について
臨床医学コースの医師講師紹介
臨床医学コースの医師講師は、内科医、外科医、産婦人科医、小児科医、精神科医など様々な現場の医師講師が勢揃いしています。生徒さんの学んでいる箇所に応じて専門の医師講師をマッチングします。それにより、臨床現場の最新の症例を聞いたりと、臨床現場の状況から理解を深めることができます。臨床医学は多くの症例に触れることが理解への近道です。そのために医学生道場では、様々な専門に特化した医師講師が揃っています。
臨床医学コースの医師講師の強み
臨床医学コースの医師講師の強みの一つ目は、様々な専門の医師講師が在籍しているということです。同じ内科医でも、総合診療医、呼吸器内科医、腎臓内科医、消化器内科医、同じ外科医でも、整形外科医、形成外科医、小児外科医、脳神経外科医など豊富な医師講師が在籍しています。自分の学びたい分野に合わせた症例を学ぶことができるのが、強みとなっています。
二つ目に、大学病院での勤務医が多いということです。大学病院では、難病の患者さんがいたりと、症例数も多くなっています。そのため、最新の症例や流行り病についての知識など、最先端の医療について学ぶことができます。
このように、臨床医学コースの医師講師は医療のプロフェッショナルが集結していますので、一歩先の臨床医学を学ぶことができます。他の医学生が知らないような知識を身につけ、理解を深めましょう!
臨床医学コースの生徒の紹介
臨床医学コースを受講している生徒の1週間の様子
W.Tさんはアルバイトを行っていたため、効率よく理解をしたいという要望でした。そのため、月、金の18時〜自習室で勉強をし、日曜日の19時〜授業を設定するというスケジュールにしました。毎週の授業では、必ず課題を与え、課題により勉強習慣を確保するという形で勉強習慣を確立しました。
臨床医学コースを受講した生徒の声
W.Tさんの声「僕は勉強意外にも様々な活動を行っていたため、とにかく効率重視で授業を行ってもらいました。医学生道場に通うようになって、実際の勉強量は半分に減りましたが、きちんと結果を出すことができて感謝しています。」
教室長からのメッセージ
臨床医学はイメージを持つのが難しいとよく相談をいただきます。医学生道場では、臨床経験を持つ医師の症例を直接聞いて、イメージを持たせる授業を行っています。臨床の勉強はどれだけ症例に触れるかだと考えています。是非一緒に最先端の知識を手に入れましょう!